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普通の生活を与えて奪うのが1番怖い。【チェンソーマン-マキマ】

今更なんだけど、チェンソーマンの続きを読み始めた。アニメ以降の話は知らないし、何故か次は劇場版だから制作も止まってる。

飛び飛びで、一部の後半と2部の前半は読んでみた。

2部に関しては何を目的に置いたものが分からないし、デンジが普通になってしまったので面白くない。

実際に単行本は売り上げ右肩下がりで、プラスのpvも下の方らしい。

本当は11巻で完結したかったのに、アニメが売れたから続けざるを得なくなった末路感ある。

そんな中で、マキマ特有の恐怖を感じたのでマキマの話をしたい。

普通を求めてたのに、普通が嫌になる

物語の大枠として、主人公デンジは普通の生活を求めていた。それが叶わないかわりに、ポチタと契約してチェンソーマンになる。

悪魔になったことで公安もといマキマに人並みの扱いを受ける。

やるべきことを与えられて、いい服を与えられて、美味しいものを食べて、家族と言える仲間を与える。

その全てが頂点にきた頃に全て奪う。

幸せをただ奪うパターンはたくさん見てきたけど、10巻に渡り幸せを与えて奪うのは圧巻だったな。

それは、最初の契約が「普通の生活(幸せ)欲しい」だったからであり、普通の生活を求めなくればチェンソーマンとの契約が終わると読んでのこと。

しかし、チェンソーマンの契約はそれでは終わらずマキマは解体されて生姜焼きになるというとんでもなオチ。

チェンソーマンが食べると、存在が無くなるからとは言え死体を貪るのではなく、ちゃんと料理して食べきってるのが恐ろしい。

普通の思考なら、血まみれで死体食べる姿を恐ろしく描くのが恐怖と思うが本作は、ちゃぶ台で調理された生姜焼きとしてカニバリズムを描く。

これでデンジとマキマは1つになった。それで完結なら、11巻しかない神漫画になれたろうに。

2部はぐずぐすで、ファブルと同じようなことになりそう。

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