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UQで据え置き型Wi-Fi(WiMAX HOME 02)を導入してみた結果

これまで、自宅のネット環境をポケットWi-Fiのみで何とか維持していたのですが、昨年フリーランスとなってテレワーク中心の生活になってから、ネット環境を強化する必要がありました。

本来であれば、OCNとかフレッツ光とかNURO光とか、回線をキチンと引いて有線で接続した方が間違い無いのですが、ZOOM会議が緊急ですぐに迫っていたので、取り急ぎ現在契約しているUQに駆け込み、据え置き型のWi-Fiに変えてみました。

今回は、ネット上ではあまり良い評判は無かったのですが(後で知った…^^;)、「WiMAX HOME 02」を導入してみた結果をご紹介してみたいと思います。

「WiMAX HOME 02」のスペック

まずは、今回導入した「WiMAX HOME 02」の基本性能から見ていきます。
(2021年4月現在)

対応ネットワーク WiMAX 2+/au 4G LTE
重量 約218g
外形寸法 幅50mm/高さ118mm/奥行100mm
対応OS Windows10/8.1 MacOS 10.09〜10.15
有線LAN規格 1000BASE-T/100BASE-TX×1ポート
無線LAN規格
 IEEE802.11ac/11n/11a(5GHz帯)
 IEEE802.11n/11g/11b(2.4GHz帯)
下り最大速度 約440Mbps
上り最大速度 約75Mbps
最大同時接続数 20台

このスペックであれば、ネット上の評判に関係なく、現在自分が使っている目的(Webサイト制作・運営、SNS、ブログ、動画視聴など)において、特に問題は無いと思います。

あとは実際に接続して回線速度の測定をしてみて判断したいところです。

これまで使用していた「Speed Wi-Fi NEXT WX03」のスペック

HOME02を導入する前に使っていたポケットWi-Fiは、「Speed Wi-Fi NEXT WX03」で、こちらのスペックも確認しておきたいと思います。

対応ネットワーク WiMAX 2+
重量 約110g
外形寸法 幅99mm/高さ62mm/奥行13.2mm
対応OS Windows10/8.1 MacOS 10.05〜10.15
有線LAN規格 1000BASE-T/100BASE-TX×1ポート
無線LAN規格
 IEEE802.11ac/11n/11a(5GHz帯)
 IEEE802.11n/11g/11b(2.4GHz帯)
下り最大速度 約440Mbps
上り最大速度 約30Mbps

あれ?

ほぼ一緒やん!?

有線LANと上り最大速度が変わったくらいですね。

あと、具体的に違うところと言えば、据え置き型なのでバッテリー駆動ではなく、AC電源駆動なので持ち運び出来ないのと、最大接続数20台ということでしょうか…

「WiMAX HOME 02」と「Speed Wi-Fi NEXT WX03」で速度測定してみた結果

では、実際にそれぞれの環境で回線速度を測定してみましょう。

「WiMAX HOME 02」の回線速度測定結果

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時間帯にもよりますが下りの速度は、10〜30Mbpsの範囲で推移している感じです。

上りの速度は、1.9Mbpsでしたが、1.0〜5.0Mbpsのあたりをウロチョロしている感じでした。

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別の回線速度測定サイトで検証したところ、ほぼ同じ結果となりました。

こちらのサイトでは、用途に応じて速度の快適さを表示してくれています。

今回はZOOM会議で必要なため、ビデオ通話やビデオ会議を見ると「快適」となっていたので、ひとまず問題ないレベルではないかと思います。

ネット上の各所で紹介している評判は、あまり良くないですが日常的な使用レベルでは、言うほど悪くないとは思います。

「Speed Wi-Fi NEXT WX03」の回線速度測定結果

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こちらの測定結果は、下りの速度が28Mbpsとなっていますが、必ずしもHOME02より優秀というわけではなく、HOME02でもこのくらいの速度が出ることはあります。

上り速度は、若干遅めの結果となりました。

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別の回線速度測定サイトでは、下りが13.59Mbps、上りが5.78Mbpsでした。

こちらもビデオ通話やビデオ会議は、快適という評価でした。

実際にZOOMで接続してみたところ

「HOME 02」「WX03」どちらの場合も、ZOOMをつないで使用感を確認してみました。

これは体感的で、個人的な感想ですが、「WX03」の場合は何度か「インターネット接続が不安定です」という表示が出ていましたが、「HOME 02」の場合はこのメッセージは出ませんでした。

また、WX03の時は音声が途切れてしまうことが稀にあって、画面共有を長時間しているとZOOMが落ちてしまう場面もありました。

しかし、「HOME 02」では今のところそういった問題は出ていません。

スペック的なところでは、どちらもそれほど変わりはありませんが、体感的には通信は安定しているように感じています。

回線の速度は、ルーターから外の速度と、ルーターとPCの間の速度によって決まるところがあるので、感覚としては、ルーターとPCの間の通信が安定したように思います。

有線LANで回線速度をもっと安定させたいが…

回線速度としては切り替えた結果、劇的に改善したというわけではなかったので、もう少し安定させるためには有線LANだろうと思って繋ごうとしていたところ、Macbook AirにはLANポートがありません!!

仕方ないので、USBからLANに変換するアダプター「ELECOM 高速ギガLANアダプター EDC-GUA3-B」を購入。

さっそくドライバーをインストールして接続したところ、ウンともスンとも言いません…

セキュリティ設定や再インストールも試みましたが、変わらず。

よくよく調べてみたところ、こちらの有線LANアダプターも対応OSが「MacOS 10.10〜10.15」となっており、最新のOS「Big Sur」にはドライバーが対応していないため、使用することが出来ないことが分かりました。
(先に調べろよって話ですが…)

結果、有線LAN計画は失敗に終わりました。

ちなみに、「WX03」をUSB接続でも検証しましたが、大きく変わることはありませんでした。

有線LANアダプターのドライバーが最新OSに対応してくれるのを待つことにして、今回の検証を終わりにしたいと思います。

まとめ

これまで使用していた「WX03」と、今回導入した「HOME 02」で回線速度を測定して比較してみましたが、結果的に大きく変わることはありませんでした。

体感的には、今のところZOOMを使用して「インターネット接続が不安定です」というメッセージが出ていないので、ひとまず問題無く使えそうだと思います。

ネット上にある評判は、あくまでも他の端末とスペックを比較した結果だと思うので、実際に繋いで検証してみないと正直なことは言えないと思いました。

時間帯や地域、Wi-Fiの設置場所、使用するPCの場所などに影響することもあるので、どのような使用頻度だとか、動画やゲームをメインに使うのかなど、使う環境も考えて検討してみてはいかがでしょうか?

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