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20代が終わる

10/10
29歳になりました。
Base Ball Bearの「二十九歳」というアルバムを
感慨深く聞いてるこの頃です。

20歳になりたての頃は、まだ学生で
これからデザインの道に進んで広告業に生涯尽くして
日常に嫌気が差して早めに死ぬんだろうなあとか
未来についてかなり悲観的に捉えてたのを今でも覚えてます。

憧れていた広告業の人間になれたものの
人間関係と労働環境にかなり疲弊してしまい、1年もしないうちに仕事を辞めた。
翌年、高校の頃から付き合ってた恋人とも別れて
生きてるのも死ぬのもつらくて、半年くらいはほぼ毎日夜は泣いて過ごしていた。

そんな私に転機が訪れたのは、
鹿児島のとあるコピーバンドとアートのイベントに参加したことと
当時たまにセッションイベントとバータイムをしてた
熊本Djangに寄ったときだった。
自分が作ったものを通して、人と話をしたこと、笑えたこと
初対面なのに暖かく迎えてくれたことが
私の長い心の氷河期の氷を溶かし始めて、ゆっくりと前を向いて
創作活動を再開する大きなきっかけになった。

色んな人出会い、別れ、話して、お酒を飲んで、笑って
絵を見てもらうことも増えて、
生まれ変わったみたいに、自分自身が少しづつ変わって生きてこれた。

昔の自分にはだいぶ辛い思いを沢山させたので、
あの時の自分に会えるなら、抱きしめてあげて、許してあげたい。
色んなことを背負わせて、ごめんねって。
自分が大嫌いだった自分をもっと許してあげたい。
今では自分のことやっと少しずつかわいがれてる自分がいる、よかった。

生きててよかった、楽しいって夜が増えて
音楽を聴いて感動の涙を流すことも増えた。
変われてよかった。

そんな走り抜けた20代が来年で終わる。
絵とゆっくり生きていくと決めてからいい意味で
肩の力を抜いて制作ができるようになった。
年々体の疲れが取れにくいのでそこは老いを感じるけどw
来年もこれからも、変わらず、みんなとパートナーと仲良く
ゆっくりジョギングする感じで、よろしくお願いします。


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