産廃処理で活躍する 守備範囲が広いポンプ
産業廃棄物処理工場では、日々さまざまな液体を取り扱っています。
とくにこういった工場では、酸性やアルカリ性など、腐食性の高い危険な液体が入ってくるのが当たり前。
つまり、産廃処理工場のポンプは、かなりの耐久性が要求されるということ。
そこで今回は、このようなハードな環境に対応するポンプをご紹介します。
必要な守備範囲は全方位
「排水」と聞いて、その液体のなかにどんな成分が入っているか、わかる人はいるでしょうか?
「お茶」であれば、メーカーによって「この天然水にこれだけの茶葉を使っているから・・・」と分かると思いますが、「排水」となると、その工場で使われたすべての製造ラインの成分や製造ラインごとの排水量で、最終的な「排水」の内容は日々変わってきます。
産廃処理工場に持ち込まれる「排水」は、そのなかでもさらに極端な事例。
「その工場内でキレイに処理しなければいけないけど自社ではできないほどの液体」ということなので、ハードな液体なのは当然です。
実際、酸性排液であれば塩酸やリン酸、アルカリ性排液であればアンモニアなどの成分が含まれていますが、「こういった液体は一般的な金属製ポンプでは対応ができない場合が多いので困っている」という方が多くいます。
さらに、こういった腐食性の高い酸性・アルカリ性の排液が混在している場合もあるので、こういった液体を送るポンプは、守備範囲が広くさまざまな液体に対応できる材質である必要があります。
守備範囲が広い材質
もちろん、すべての成分に対応できる材質はありません。
でも、守備範囲の広い材質はあります。
みつわポンプのラバーセルポンプは、そのひとつ。
名前にある通り、「ゴム」を使ったポンプです。
ゴムは、優れた耐腐食性と同時に、耐摩耗性も兼ね備えています。
「排液」には液体だけでなく、どこで入ったかわからない小さなゴミや、なにかが固まった固形物など、さまざまなものも含まれているので、この耐摩耗性も重宝されるポイントです。
ある程度の成分特定は必要
もちろん、ゴムがダメな場合もあります。
たとえば、有機溶剤。
有機溶剤がゴムに触れると、ゴムが膨潤(膨らむ)したり、溶けてしまうからです。
このため、いくら排液であっても、ある程度の成分は特定する必要があります。
そのうえで、みつわポンプへ相談いただければ、一番ベストなポンプをご提案します。
みつわポンプでは、今回のようなゴム製のほか、樹脂製、ステンレス製、一般的なFC製とさまざまなラインナップを取り揃えています。
「混酸排液で良いポンプがなくて困っている」方や、「酸性・アルカリ性の排液で今のポンプがすぐ壊れる」という方などは、ぜひ一度みつわポンプへご相談ください。
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