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ポンプの耐久性が4倍になった身近なモノ

製鉄工場の高炉は、高温で鉄の原料を溶かす工程。
いろいろな化学反応が起きるので、この工程からは有害なガスや塵(チリ)が出てきます
もちろん、こういったものはそのままでは有害なので、無害になるように処理する必要があります。

そこで今回は、この高炉から出るガスを処理する工程での課題と、その解決法についてご紹介します


厄介な微粉炭スラリー水

ここで出るガスや塵は、細かくみると、COガスと有塵ガスと呼ばれるものに分かれます。
COガスは高炉で再利用が可能なのですが、有塵ガスは使えません。
そこで、ろ布でろ過をしたあと、吸着塔で水を噴霧し、微粉炭スラリー水となります。
そして、この微粉炭スラリー水はシックナーに移送し、さらに処理されます(下図)。

高炉から出るガスの一般的な処理フロー

ここで出るこの微粉炭スラリーが、じつは厄介なシロモノ
名前の通り微細な粉になった炭が入った液体なので、この微粉炭スラリーが通る場所は削られやすくなってしまう、という問題があるからです。
つまり、この液を送るポンプは、摩耗で削られやすいということ。

実際ある製鉄工場では、一般的な鋳物製のポンプを使用していたものの、半年程度でケーシングに穴が開くか、インペラーの摩耗により能力低下が発生していました。
このような摩耗による問題は、当然メンテナンスコストの増大を意味します
そこで、摩耗対策が重要なポイントとなってきます。

身近で摩耗に耐えているモノ

わたしたちの身の回りで、いつも摩耗にさらされながら、がんばってくれているものがあります。
それは、ゴム。

都会では違うかもしれませんが、わたしたちのいる三重県の田舎では、車は日常的な移動手段です。
よく見てみれば、この車のタイヤ(ゴム)・・・毎日コンクリートに擦り付けられながらも、何年も頑張ってくれています
車のタイヤにゴムが使われるようになってから車の需要が増えましたが、このゴムは、輪ゴムのような柔らかそうな見た目とは裏腹に、じつは強い耐摩耗性を備えているものなんです。

今回のようなケースで使えるのが、まさにこのゴムを使ったポンプ。
自吸式の「ラバーセルポンプ」と、非自吸式の「クローバーポンプ」、二種類のラインナップがあります。

4倍になった耐久性

実際に「ラバーセルポンプ」に切り替えたところ、この半年程度でケーシングに穴が空いていた場所で、2~3年も部品交換不要に。
耐久性が4倍に延びるという驚きの結果となりました。
つまり、「高炉有塵ガス処理水移送ポンプの耐久性が低くて困っている」「高炉有塵ガス処理工程のメンテナンスコストを下げたい」という方は、このゴムライニング製ポンプが最適ということ。

有塵ガス処理、微粉炭スラリー移送、メンテナンスコストにお悩みの際は、ぜひ一度みつわポンプへご相談ください

▼自吸式ゴムライニング製ポンプ▼

▼非自吸式ゴムライニング製ポンプ▼

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