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K-POPアイドルにハマったOLが仕事をやめて地元に帰ることに決めた話

こんにちは。満島と申します。都内で働く28歳です。

長ったらしいタイトルですね!

タイトル通り、突然ですが仕事をやめることに決めました。そして、地元に帰ります。

そう決めたきっかけは、韓国のボーイズグループSEVENTEEN。

仕事とK-POP。つながらなすぎて読んでる方「????」だと思いますが、

まずはそう決心するきっかけとなったSEVENTEEN(通称”セブチ”)のことを少しご紹介させてください。


1.セブチってどんなグループ?

SEVENTEENは、2015年韓国でデビューした13人組ボーイズグループです。

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韓国ではもちろん日本でも人気が高く、横浜アリーナや埼玉スーパーアリーナで公演し、チケットは毎回SOLD OUT。

そして満を持して2018年5月日本デビュー!!

というか横アリとかたまアリで公演してたのにデビューしてなかったんだ!?と最初は驚きました(オリジナルの日本語曲のリリースをもって日本デビュー)

そしてセブチのメンバーはそれぞれの得意分野に応じて、

ボーカルチームパフォーマンスチームヒップホップチームの3つのチームにチーム分けがされています。

何で13人なのにSEVENTEENなの?とみんなに聞かれますが、

13人のメンバー+3つのチーム+1つのグループ=17(SEVENTEEN)

ということだからです。

よくわからないかもしれません。大丈夫です。メンバーも説明しながらたまによくわからなくなっています。

そして重要なのが、セブチは曲やパフォーマンスを自分たちで作る自主制作アイドルであるということ。

曲いいじゃん!?と一度驚き、これ自分たちで作ってるの!?と二度驚く、TWICEかよ。いいえSEVENTEENです。(TWICEファンしかわからないネタ)

ボーカルチームのウジが中心になって曲を作り、パフォーマンスチームが振付を、ヒップホップチームがラップを作っています。

彼らが自分たちで作り上げたステージは本当に圧巻なので、ぜひ見てみてください!

↑一番最後のMVはメンバーが作っています


2.セブチと私


私がセブチを知ったのは2年前。入社3年目の夏でした。

仕事にもだんだん慣れてきて、生活は会社と家の往復、これからなんとなく普通に結婚して、普通の人生を送るのかな……そう思っていたころ。

セブチと出会いました。

最初は、何この美しい人たち……!?とビジュアルに惹きつけられ、曲を聴いてみるとめっちゃいいじゃん…!!?となりそこからもうズブズブと沼へ。

ライブがあれば連日通い、部屋の中はセブチだらけ。

会社の人との世間話すら億劫で人に興味のなかった私ですが、誰かが生きてるだけで、笑っているだけでこんなに感謝したいくらい幸せになるんだ……と初めて知りました。

ああお金が足りない。もっと働いて稼ごう。お仕事頑張ろう!!

セブチは働く私の活力になってくれました。


その後数々の現場に参加するにつれて、私自身にも変化が起こりました。

もともと人見知りの私でしたが、トレカ交換のために知らない人に声をかけたり、自分の持ちトレカを並べてレジャーシートを広げてみたり。

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↑まるでトレカ屋さん

カラットさん(セブチのファンのことをこう呼びます)たちは本当にみんないい方で、隣で同じようにトレカを広げていたカラットさんとお互いトイレに行くときは荷物の見張りをし合ったり、移動する時間になっても私が戻るまで待っていてくれたり、お礼に私の推しのクリアファイルやタブレット缶をくれたりしました。とてもやさしい。。


またある時は遠征中、ライブ後即東京に帰る強行スケジュールだったのですが、会場のタクシーの長~~い列を「誰か○○駅に行く人はいませんか~!!!!!」と叫びながら走ると列の1、2番目にいたおばちゃんが

「行くわよ!!一緒に乗りましょ!!!」

と相乗りしてくれ、ライブの感想を話しながら無事終電に間に合ったこともありました。現場では恥ずかしいとか言ってられないな、楽しんだもん勝ちだな、と強く思いました。

もちろん周りに布教もしまくり、その結果妹を取り込むことに成功しました。

ライブのオーラスの後には、初めて妹と泣き合いました。それまで妹の涙なんて見たことなかったのに、「明日仕事行きたくないよ~~~」って二人で泣きました。笑


3.自分の人生を生きる


そんな経験を重ねていくにつれて、私は

「何かに夢中になれることの尊さ」

「好きなものを、人と共有する喜び」

を大きく感じるようになりました。


今まで私は、給料がもらえるから、安定しているから。そんな理由でロボットのように働き続けてきました。

でも自分たちで納得いく作品を作り、情熱を持って向き合っているセブチを見て、

セブチがどれほどの人を幸せにしているかを見て、

私も情熱を持って仕事をしたい、そして人に“好き”を伝えたいと思うようになりました。


そして私は転職活動を始め、今の業界とは全く違う業界の会社の面接を受けまくりました。自分に発信力を付けて好きなものを広めたいという想いで、Web系の業界を選びました。

畑違いの転職活動は予想以上に苦戦しました。

「K-POPが好きならその業界に行けばいいんじゃないの?」と言われたこともありました。当たり前ですよね。転職面接でK-POPを好きになって……とか意味不明すぎる(笑)

でもそうこうしているうちに、果たしてWeb系の会社に転職したところで、私は情熱を持って生きられるんだろうか?と思うようになりました。

もちろん会社だから、一会社員として会社の利益を追求するだろう。それって今の状況と大して変わらないんじゃないの?自分の「好き」が、必ずしも利益になるんだろうか?

そこで転職活動は終了しました。


その後、自分のキャリアを見つめ直そうと入ったキャリアスクールで、地元で起業したという女性の話を聞きました。

思えば、私ももともと地元が大好きで、新卒のときには地元でも就活をしていたな……。

なにかヒントがある気がして、たまたま高校の先輩が企画していた地元でのイベントに参加しました。

そこでは地元が好きで、地元の良さを多くの人に伝えるにはどうしたらいいかと模索する人たちがいました。そして、私も本気でその問題について一緒に考えていました。


そこで気づいたこと。

ここなら、私の「好きなこと」が地域の「利益」になるかもしれない。


これだ!というものに出会うと人間行動が早くなるもので、私は会社をやめよう、地元に帰ろうと決めました。(めっちゃ急)

ラッキーなことに今、そのイベントを主催した会社が大きくなっていて、私にも手伝わせてくれるということ。

その会社の人に「そこまで地元で何かしたいと思ったきっかけは何だったの?」と聞かれたとき、おそるおそる「K-POPアイドルを好きになったことですかね……」と伝えたところ、

「そういうのいいじゃん!」

と、面白がってくれました。

地元での起業に興味があるということも正直に話すと、応援するからここで経験積みなよ、と言ってくれました。


地元から離れていた私に、できることはまだ少ないかもしれないけれど、

経験を積んで力をつけて、いつか自分でも好きなものを多くの人と分かち合える仕事をしたいと思います。


あとがき

今までレールの上から降りたことのない私にとって、会社をやめることはめっちゃ怖いです。起業なんて、前の私だったら何言っちゃってるんだって感じ。

でもセブチが、私が自分の人生を生きる活力になってくれました。

今の自分の気持ちを忘れないように、自分を鼓舞するためにこの記事を書きました。

これからの道は私の想像以上に大変だと思うけど、遠回りしながらでも、納得いくように生きたいと思います。


もちろんセブチを好きなことも、カラットも続けていきます。

これからも存分にオタクするために、たくさん働いてたくさん稼ぎます!

今思いついたけど、目標は「セブチが地元に来てくれること」にしようかな(笑)


#キナリ杯

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