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病院飯

病入院中、時間がたっぷりあるので漫画や本を読んだり、こうやって文字を書き散らしたり、好きなペンで手帳にあーでもないこーでもないと書き込んだり、あるいは寝たりして過ごしている

そんな入院生活で楽しみなことといえば、食事だ

病院のご飯が美味しくないという人も多いけれど、私はかなり病院飯が好きだ
薄味でも、量が少なくても、満足感の強いヘルシーなメニューで、それでいて美味しいと思っている

毎回入院すると、好きだったメニューを家で作れないかメモを取ったり、レシピを書いて再現をする
と言っても、病院の食事、特に私の様な糖尿病患者の食事は炒めたり、焼いたものでなく、蒸したものが多いので、家では手を抜いて焼いたり炒めたりしてしまうのだが
野菜を電子レンジで温野菜にするのとは違うのだ
きっと病院の調理室の設備あってこそこなせる手間だろう
ちょっとそういうハイテク調理器具が欲しくなってしまう
退院したらしこたま料理がしたい

食事が出るたびに手帳にメニューと感想、レシピもどきを記入していると、色々と気付く塩味よりも酸味や香り付けが強いものが多い、とか
もちろん、病院の食事なのだから、塩分控えめなのは当然として、そもそも人間の一日の塩分摂取量の理想値が現代人向けではないと思う

女性で7g、男性で8gこれが理想値

これ以上でもこれ以下でもない
無理だよなぁと思う
外食なんかしたら一撃だ

自殺未遂しといてなんだが、今後はなるべく健康的に生きたいと思っているので、病院飯を料理のレパートリーに入れるつもりでいる

まぁ、この志は基本一ヶ月後には吹き飛ぶわけだけれど

退院したらしたいことリストに、
「タバコを吸う」
が入っている時点で、健康も何もって感じなのだけれど

私の入院する病院の飯が美味いのか、私が薄味でも野菜モリモリでも美味しく食べられるからそう思っているのかは定かじゃないが、とにかく今の楽しみは食事だ
今から朝食が楽しみで腹を鳴らしている

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