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伝わりにくい文章

 こんにちは、甘野充です。

 文章はわかりやすく書くことで、人に伝わるものだと思います。
 ではわかりやすくとはどういうことでしょうか。
 誰もが知っていて、誰もが想像できて、誰もが経験していること。
 それに少しのプラスアルファを載せることで、なるほどなあ、と思われたり共感を得られたりするものです。

 だけども芸術性を求めたらどうなるでしょう?
 それは分かりにくくて伝わりにくい。
 だけども僕はそういったものが好きなのです。
 なんのことだかわからない、わかりにくいけれど、そこに神秘性や魅力を感じたりするのです。
 直接的ではないことで、そこの深みや味わいを感じるのです。

 じわじわっとくる感じ。
 もわもわっとする感じ。
 わかる人だけに伝わる感じ。

 だから僕の書いているものは伝わりにくい。
 とてもわかりやすく書いているつもりでも、伝わっていないときには哀しくなります。
 そして伝わりにくいものが伝わったとき、それはとてつもない喜びとなるのです。
 僕がこの喜びを感じられることは非常に少ないです。

 僕の書いているものは非現実です。
 フィクションです。
 パルプ・フィクションです。
 違うけど。

 リアルな世界ではない想像の世界です。
 だからきっと伝わらないのだと思います。
 このnoteではみながリアルを求めています。

 それでも僕は書き続けます。
 伝わりにくい文章を。

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