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20世紀少女

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連載小説「20世紀少女」です。 メンバーシップ限定です。 20世紀からタイムスリップしてきた少女と僕の物語。
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2024年2月の記事一覧

20世紀少女 15

15  僕のアパートに拓司が訪ねてきた。  拓司はむすっとした表情をして、僕を見た。 「女の子と暮らしているんだって?」  と拓司は僕に言った。

20世紀少女 16

16  僕は夢を見た。  夢の中で僕は昭和の時代にいた。

20世紀少女 17

17  ハルは拓司とテレビ電話で話をするようになった。   「テレビ電話ってさあ、未来に来たなあって感じるの。これってSFの世界じゃない。だって映画とかでしか観たことがなかったことが現実なんだもの。「2001年宇宙の旅」とか「ウルトラセブン」とか。私の時代は声を聞くことしかできなかったのに、顔を見ていつでも話せるのよ。すごくない? それに相手が今どこにいるかもわかるし、ユーミンの歌の「魔法の鏡」が現実にあるんだものね」  とハルは言った。

20世紀少女 18

18 「ディズニーランドに誘われたの」  とハルが僕に言った。 「拓司と?」  と僕が訊ねるとハルはうなづいた。