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街で汚ギャルを拾った。 住むところも泊まるところもないというので、アパートに連れ帰った。 だけども臭い。 「ねえ、お風呂入ってくれないかな? 何だか臭いから」 「いやよ。めんどくさい」 「何がめんどくさいの?」 「だって、湯船に浸かる前に洗い場で体を洗わなきゃいけないじゃない」 「だったらバブルバスにしてあげるよ。そしたらそのまま入っちゃえばいいし、中で体を洗っちゃえばいいから」 「洗濯物みたいに?」 「うん。確かに洗濯物みたいだけどさ、考え方次第だよ。ハリウッドセレ
2 「何だか飽きた」 彼女のことをおだててセレブ気分だと言ってバブルバスに入浴をさせたが、そもそもめんどくさがり屋の彼女のことだ、バブルバスに入るだけでもめんどくさいと言うのだ。 彼女は汚ギャルだ。 汚いことを何とも思わない。それよりも面倒臭さが上回ってしまうのだ。
3 僕がアパートの部屋に戻ると、汚ギャルが二人いた。 え? 増えてる?
4 僕がアパートに帰ると、汚ギャルが増えていた。 202、203、204、というTシャツを着ていた。 どこまでつづく? 線路は続くよどこまでも。 汚ギャルは増えるよどこまでも。