大阪杯(2022)の振り返り

レース結果

8.ポタジェ→14.レイパパレ→9.アリーヴォ

予想結果

▲→△→なしで大外れ。。。
ポタジェとレイパパレはパドックでよく見えたので、あとは本命だけだったのに…
本命だったアカイイトは後方で脚を使えずで、10着フィニッシュ。

レースはジャックドールが逃げる展開。
予想通り、間隔が狭まった影響か、パドックでは気合が入りすぎていた。こうなると抑えが利かなくなる可能性もあるので、それであれば逃げてしまおうという判断だったのだろう。
外のアフリカンゴールドが競りかけた影響で、ハイペースとなり、1000メートル通過が58.8秒、予想よりも速くて驚いた。
本命アカイイト、対抗エフフォーリアはスタートから着いていけず後方から。直線も伸びなく終わり…

1着だったポタジェ、予想でも書いたがまさにこの馬もってこいの展開になってしまった。
この馬、ディープ産駒でありながら、瞬発力よりは持続力勝負でこその馬で、もともと先行して押し切る競馬が合っているだけに、今回の展開は向いたという感じ。上がりも35秒台が1番いいので、まさしくだった。
前走とは違い、スタート決めて先団へ。やはり鞍上も今回は前へ行くと決めていたのだろう。5番手の内に取り付くと、直線ではしぶとく脚を伸ばしてそのままゴール。一瞬、アリーヴォが勝ったかと思ったのだが、差させずだった。
今までは善戦マンというタイプで、なかなか勝ちきれなかったので、嬉しいG1勝利だっただろう。今後も中距離中心に出てくると思うので、条件を見極めて買いたい。宝塚記念は馬場も合いそうな感じなので覚えておきたい。

2着のレイパパレ、この馬も展開がマッチした感じ。やはり自分のペースで走らせると強い。
外目の枠の影響か、1コーナーで少しだけ内に切り込むようなシーンがあったが、さすがの鞍上でうまく馬場のいいところを走らせていた感じ。
パドックでは馬がすごくよく見えたので、これはと思ったらまさしく。
馬も復調してきた感じなので、去年と同じローテーションであれば、またまた馬券になっていい。

3着のアリーヴォ、これは買えなかった。
確かに勢いはあったし、条件も問題なく合うのはわかっていたのだが、いかんせん急遽の乗り替わりもあるし、パドックもよく見えないしで、まさかここまで走るとは。ま、今考えればルメール騎手を乗せる予定だったのも頷けるくらい、陣営は自信があったのだろう。
スタートは遅くなかったのだが、前が早かったせいか後方から。ただ、終始手応えは良かったので調子は良かったのだろう。
3〜4コーナーでもするすると内を抜けてきて、直線でも一瞬勝ったと思わせるような脚色で、波乱を演出した。
パドックがよく見えないのはわかったので、今後も重賞戦線で活躍してくると思う。

それ以外では4着のヒシイグアス、5着のジャックドール。

ヒシイグアスは休み明け、初の関西輸送ながらもパドックではすごく落ち着いた歩きをしていた。馬体も減るかと思いきや+9kgで、輸送は成功したよう。というか意外と輸送を苦にしないタイプなのかも。
レースでは中団からで、こちらは3着馬と違い外目を追走していた。4コーナー抜群の手応えできた時は、うおっと思ったのだが、最後は休み明けの影響を感じさせるように伸びがなくなっていたので、ここを叩いて次はいい競馬ができそう。次走に注目したいし、これは重賞あと何個か取れるのではないか?

ジャックドール、この馬強いですね。
懸念していた中2週、上積みという点で無印にしたものの、ここまで粘れるとは。
まず、パドックでは気合が乗りすぎていた影響でやはり番手だと抑えが利かないと思ったのか、それともスタート後のスピードが違ったのか、すんなりと逃げを選択。まあ外から被されるのも嫌うだろう。
ハイペースを演出しながらも、残り200メートルまでは先頭を走っていたし、交わされてからもズルズルと後退することなく伸び続けていたところを見ると、相当な素質はある。
レース後のコメントでは右後脚に落鉄があったとのことなので、その影響もあっただろうが、よく5着に粘った。
次走はおそらく天皇賞秋を狙ってくるはずなので、そこでも主役級になっていい。

9着だったエフフォーリア、経験のないくらい早い展開で、スタートから出していくもついていけずに後方から。ついていけないのはいいとして、4コーナーから直線でも全く手応えがなくなり、沈んでいった。やはり休み明けの影響なのか、初の関西輸送の影響なのか、原因がわからないが、一週前追い切りでかなりもたついていたので調子が上がっていなかったかもしれない。いずれにせよこんなに負けたのは初めてなので、次走以降が心配。レース後のコメントでも次走以降は白紙とのことなので、もしかすると昨年のコントレイルと同じように休んで天皇賞秋に直行する可能性もありそう。そうするとまたまたジャックドールとの再戦に…

本命のアカイイトも不可解に伸びず、10着。
鞍上がライバルをエフフォーリアと決めて挑んだのだろう。それを見る形で後方からの競馬。もうちょっと前に行くと思ったのになあ…共倒れ。
ここまでペースも早いと、道中でマクリもできないので、この馬の特徴を活かすことができなかったレースになってしまった。この馬もやはり持続力を武器にするタイプなので、ポタジェのようなレースを選んでくれていたら、と。まあもともと後ろから行く馬だし、スタート後についていけなかったので、ここは難しかったようだ。しかし、馬の力で負けたわけではないと思うので、今年のエリザベス女王杯ではまた活躍してくれるのではないかと思っておきたい。

以上