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見えない散歩と愛犬からのメッセージ

「家族で散歩」

今日は、夕方から家族で散歩。行き先は、森の公園近くにあるあの稲荷神社です。

実際は夫と二人ですが、玄関を出るときから
(今日は、ぷるも来てるな)
と感じていました。体があったときは先頭を歩いていたぷるさんですが、今日は珍しく私と夫の間にいたようです。

すると、案の定、道中で私たちに妙な反応をする散歩中のワンコが。
急に動かなくなってしまい、飼い主さんがいくらリードを引いても行こうとしません。道路の反対側からこっちに目が釘付けになっていて、はしゃいで私たちのほうに来ようと必死です。

何か気づいた様子の夫に
「ぷる、今日来てるからねw」
「ここら辺にいるよ」
と言うと納得していました。あのワンコにはちょっと可哀想でしたが、ぷるが見えていたのかもしれませんね。

散歩中、よくアイコンタクトをしてきたぷるさん

「ぷるからのメッセージ」

メッセージといっても最近のことではなくて、まだぷるが生きているときのことです。
今年のお正月明け、早朝に心臓発作を起こしたぷる。その後元気にはなりましたが、発作を起こしたときから夫の頭の中で、ある曲がぐるぐる流れ始めたと言います。

そのことを話してくれたのは、ぷるが亡くなった日。発作を起こしてから約一週間後でした。
病院から三人で帰ってきて、つい一時間ほど前までぷるが使っていた毛布を敷いたり、体を綺麗にしてあげたりしているとき、急に夫が
「これ、聴こう」
と流したのがバクチクの『鼓動』。

発作を起こしたあの日から、毎日ずっと頭の中で流れていたそうです。でも、実際に聴いたらぷるが遠くに行ってしまう気がして、怖くて聴けなかったと言っていました。
「これ、ぷんちゃんからのメッセージだと思うんだ」
そう、夫は言っていました。
なぜこの曲だったのかはわかりません。ぷるに聴かせたこともありませんが、自分の鼓動がもう止まってしまうこと、別れが近いことを悟っていたのかなと不思議に感じています。

著作権法に抵触する恐れがあるので、歌詞の全転載はしません。サビの部分だけ抜粋して、MVを貼っておきます。


生きていたいと思う 愛されてるなら
生きていたいと願う 愛されてるなら
ごめんなさい ありがとう

・・・・・
この世に生きるあなたの鼓動 悲しいことは何もない
この世に生ける愛する人 悲しいことは何もない


愛犬を亡くしたら、悲しいのは自然な感情です。でも、命あるものは誰も皆いずれ亡くなります。それも自然なことです。
それより、出会えた奇跡や一緒に過ごせたことへの感謝、楽しい思い出を話したいと私は思っています。きっとまた、自分のところに来てくれるのですから。





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