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愛犬ぷる(チワックス)の話  「生まれ変わって来た?迎えたときのエピソード」

実際は他の犬種を探していましたが、偶然目にしたぷるに惹かれ、会いに行ってすぐ迎えることに。ただ、ちょっと不思議な経緯があるので書いてみたいと思います。(約2500文字)

縁がなかった子たち

ペットを飼おうと決めたものの、実は当時の私は犬恐怖症でした。おのずと猫に決定したわけですが、夫婦で気に入った猫はすぐ売約済みに。その頃はまっていたブロガーさんが飼っていたジャックラッセルテリアに興味を持っていた私たちは
「一緒にお出かけもできるし、犬にしようか」
という流れに・・・。正直、内心は
(私、大丈夫かな)
と不安になったものの、ジャックを探すことになりました。

ところが・・・・。
当時ジャックラッセルテリアの人気が出ていたせいもあるのか、ブリーダーさんで
「この子!」
と思った子たちはすぐ家族が決まっていきます。そのうち、某ペットショップのサイトでジャックの女の子を見つけました。しかも、自宅近くのショップです。
(他にどんな犬がいるんだろう?)
と見ているうち、一匹の子犬が目に止まりました。それが、ぷるです。
夫に話し、会いに行ってどちらにするか決めることになりました。

あちこちの毛が抜けていたぷる

犬恐怖症だった割にはすぐに会いたくなり、当時会社員だった夫を待たずに翌日一人でペットショップへ。入ってすぐ、ジャックちゃんを発見。怖いのを押し殺し、一応抱っこさせてもらったところ力強くて落ち着きのない動きにびっくり。気分が萎えてしまい、次の候補、ぷるへ。ところが、画像のような子が見当たりません。

サイトで見た情報を伝え、スタッフさんに案内してもらうと、ジャックちゃんからそう離れていないケージにいたぷる。ただ、毛があちこち抜けていて、肘や膝にはかさぶたが・・・。スタッフさんの説明では
「アレルギーの疑いがある」
とのことでした。サイトを見た人から何件か問い合わせがあったそうですが、現状を見ると皆諦めてしまうそうです。それでも抱っこさせてもらうと、すごく大人しくて落ち着いています。

ぷるはチワックス。そういう呼び名があるのは後から知ったことで、当時の私たちは「雑種」という認識です。ミックス犬の人気が高まっていることも知りませんでした。
(血統書がない雑種なんてペットショップから飼ってくれる人がいるんだろうか)
(こんな状態で、可愛そうに)
(私たちが飼ってあげなきゃ)
そう思ったのが、ぷるに会った最初の印象です。ただ、実際に抱っこしてみて
(この子がいい)
と感じたのも事実です。ほぼ気持ちが決まったので、すぐ夫にも伝えました。

後日、夫と改めてぷるに会いに。契約するためです。ぷるは、覚えていたのか、ケージの鍵の部分に前足をかけ
「開けて〜」
みたいな動きをしながら目で訴えてきます。スタッフさんに出してもらい、抱っこ。病院通いが多いかもしれないことも夫と覚悟しました。そして、迎えることにしたのです。念のためということでショップ側の病院が健康診断をすることに。アレルギー以外の問題は見られず、一週間後にぷるは我が家にやってきました。


我が家に来た翌日くらいのぷる。まだどこか不安そうです。


ぜんぜん病弱じゃなかった(笑)

そんな感じで我が家にやってきたぷる。3回目のワクチン接種もあり、動物病院へ。獣医師さんからは、案の定皮膚トラブルを指摘され、通院することになりました。

ところが・・・。
治療を開始することもなく、ぷるはあっという間に毛がふさふさに!その後はまるで犬が変わったようにパワフルになり、陽気で面白いワンコへと成長。
毎年の混合ワクチン接種と狂犬病予防接種以外は病院へ行くこともほぼなく、健康優良児になったのでした。


あっという間にパワフルぷるにww


ぷるは生まれ変わりか?

ところで、私はマンションに住んでいた頃、メスのベタを飼っていました。ベタとはタイの闘魚のことで、エラを広げて威嚇するのが特徴です。ただ、エラを広げるのはオスだけ。私が飼っていたベタはメスなのに何故かエラを広げて金魚たちを威嚇していました。
その子を飼い始めたのは、熱帯魚屋さんで目が合ったのがきっかけです。ベタには「プルたん」と名付け、可愛がっていました。エアレーションなしでコップでも飼える熱帯魚なので、部屋を移動するときも一緒に連れていき、いつも側に置きました。

そしてよく
「一緒に外にお出かけできたらいいねえ」
などと話しかけていました。

毎日コップの水替えをするのですが、とても元気な子で、コップから移すときは逆さまにしてもコップに貼り付けるほど。いつも同じ部屋にいたわけですが、気づくと常に私を見ていて、お魚とは思えない子でしたね。ベタの寿命は3年程度で、少しずつ老いていきました。

そろそろ寿命かなあというある日、広めのケースの中を楽しそうにぐるぐると何周も泳いでいたプルたん。私が側に行くとくるっとこっちに泳いできて、顔を上げ、見つめてきました。夫が側に行ったときも同じことをしたそうです。
翌朝、プルたんは水槽の下に横たわって静かに亡くなっていました。病気もほぼなく、3年2ヶ月ほどのお魚人生を終えたのです。


気づくと、いつもこっちを見ていたプルたん


夫の夢に出ていた・・・

プルたんが死に、暫くしてマンションを出ることになった我が家。どうせなら猫か犬を飼おうという話になり、一軒家へ引っ越します。
そして、妙なのですが、私はその頃たまたま入手したコリラックマのぬいぐるみを
「プルたん」「ぷる」と呼んで側に置いていました。
プルたんは赤い魚なのに、なぜこの形状、この色をそう呼びたくなったのかはわかりません。


実際のぬいぐるみ(コリラックマ)

ぷるを迎えた後、私は気づいたのです。
(プルたんが生まれ変わって、こういう姿になるという意味だったのか?)
と・・・。

そして、夫も
「俺、ぷるのこと夢でみたことある!」
と驚くようなことを言い出したのです。
マンションを出る少し前、夢に出てきたそうで、夢では
「生まれたよ〜^^」
と報告されたのだとか。

こじつけといえばそうとも取れる話ですが、猫やジャックたちとは縁がなく、クリーム色のワンコ「ぷる」がやってきた流れも不思議です。ぷるに会ったのは引っ越しの数日後。絶妙なタイミングでした。
そして、実はぷるは、メスなのに片足をあげてオシッコしていました(笑)。筋力もすごかったし、私をこっそり見ていたことが多いのも不思議な共通点です。



また生まれ変わってくれるなら、同じ姿のぷるがいいな。

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