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「#お金について考える」

番外編

お金という概念の発明は人類の生活を変えた。物流を変えた。
軽くて小さいからね。
それまでは米作ったから牛と変えて〜とかだっただろうからね。

同時に、お金は他者との比較を可能にしてしまった。

この、「人と比べる」という意識を持たせたことが人間の欲や虚勢心を刺激し競争をもたらした。
「競争」という概念は、技術や人の進歩を促すのと同時に、妬み、嫉妬といった負の部分が人の心を支配してしまう一面も作ってしまった。

あくまでも「道具」でしかないお金が人の心を動かし、壊し、国と国の争いを生む。本来は暮らしを便利にするものであるはずなのに。

だからこそお金の勉強は幼い頃から必須であるべきなのに、日本では「お金」=「汚れている」という認識を植え付けて、そのまま大人になり、老後を迎え、死んでいく。

これは国を動かす為政者からするととても都合が良い

黙って働き、文句も言わず税金を納めて文句も言わず死んでくれる。
こりゃありがたい働きバチですよ。なんせ世の中のほとんどがサラリーパーソンで、納税しているという概念さえ起こさせないように勝手に天引きして給料を支払うわけだから、本人はいくら税金を払っているのかも知らずに死んでいく人が大半なわけだ。
だからこそ、公立学校で小学、高校、大学までお金の勉強はさせない。

日本人は不思議なもので、とってもよく働く。そしてよく預金する(貯金という言葉は、郵便貯金だけに当てはまる)

が、一所懸命働いて稼いだお金を預ける先の金利がいくらかはほとんどの人が知らない。そしてお金の価値が変わるという概念を理解できない。

日本の銀行に普通預金で預けると、ほぼ横並びの0.001%の金利
100万円を1年間預けて10円増える計算だ。10年で100円
単利だからな。

コンビニのATMで時間外に引き出すと330円取られる。

-320円

つまり一撃で利子など吹っ飛ぶ

だから、銀行はお金を増やすとこではありません。
あくまでも仮の財布、どこでも使える便利な財布として、お金を払ってその機能を使わせてもらうサービス機関だ。と考えるしかない。

そしてお金の価値は変わるという意味

よく、タンス預金をしている高齢者や後輩がいる
本当にタンスに入れてるんだ(俺の後輩は断捨離した時に、タンスの中の服の間に隠していた50万円を忘れたまま断捨離してしまっていた)そいつらの考え方は、10年経とうが、100万円は100万円で増えもしないが減りもしないから、別にいいんだよ!って言う。

お金を道具として理解していない典型的な例だな

お金は使って初めて意味を持つ。
が、彼らは貯めることに意味を見出す
だからお金の価値が変わることを理解できない。

例えば、以前タバコ1箱210円だった。
100万円あれば、4761箱購入できたってことだ。

ところが現在、1箱540円となっている。
100万円だと、1851箱しか買えなくなっている。

同じ100万でも物価の上昇によりタバコだと2910箱も買える量が減っているんだ。

つまり、同じ100万でも買える物の量が変わってくるんだ。

物価は常に上がり続ける。
物価の上昇と同じ利率で、持っている預金、資本が増えていかないと同じ価値となならないんだよ。

今では100円で買えるポテトチップスやアイスクリームはなくなっている
マンションもバカみたいな値上がり。

今の生活を維持するにはどうする?

1)物価の上昇と同程度の利率幅の稼ぎアップを目指す
2)物価の上昇と同程度の利率幅に資本をアップさせる

が、一般のサラリーパーソンや引退したほとんどの人にそれは無理だろ

ここで人は他人と比べてしまう

そこが陥る罠なんだ

フィナンシャルアドバイザーなんかが言う
「これからは投資が必要です」と。

確かにそれはそれで一理どころか二理も三理もある。

ところが考えてくれ
今までお金の勉強をしてこなかった素人が、ちょっと教えてもらったり、アドバイス受けた内容で投資をしたとする。うまくいけばまだ良い。
上手くいかなかった時どうする?
投資は、誰がなんと言おうが「自己責任」なんだよ
騙されようが、増えなかろうが、最終的に判断したのは自分自身。
それも圧倒的な「欲」で。相手の口が上手いなんてのは関係ない。そりゃそうだ。それが相手の仕事なんだから。

が、投資初心者はその切り替えが絶対にできない。
どうしても、「恨みつらみ」に心を支配されてしまう。
短い人生において、そんな負な部分に心を支配されている時間が俺はとっても嫌だ

投資はまず、「心の特訓」をしなくてはいけない
どんな結果が出ようが、人のせいにしてはいけない
その気構えがないまま美味しい話に乗っかるべきではない。

投資ができない方、起業できない方、副業できない方は、それよりも、気の合う人間とのんびりと楽しめる環境を作って、派手な暮らしを望まない、余計な欲をかかない生き方を選択するべきだ。

投資には、負けた時に人のせいにしない心の強さが必要だし
企業には、圧倒的な覚悟と失敗した時の責任が必要だし
副業には、実行力と継続力が必要だ

それを持てない人は絶対にその選択を取るべきではない。

俺の周りにも有閑マダムがいる
お婆さんなんだが、旦那さんが会社をやっていて大金持ちだったが、もちろん愛人がいて、本宅にはあまり帰ってこなかった。そのまま先日亡くなった。働いたことがないことが自慢のマダムは旦那が残したタワマンに一人で住んでいる。周りにいる友人知人をランクで分け、学歴で人を判別する。慶應が一番お気に入りみたい。可哀想だなって思う。人をランクで分ける人ってきっと分けられる人なんだな。それはあなたがすごいのではなく、あなたの旦那や、家柄がすごかっただけ。そこを自慢するってことはあなたはもうそこを越えられてないので自慢しちゃうんだろう。比較するとキリがない。じゃ、天皇陛下を越えれるんですか?ってなる。

もう一人のクソババアも、ワンランク上の会ってのをやっている。もう、笑えてくる。自分たちがワンランク上だと思っている時点でクソだわ。

二人に言えるのは一人で寂しそうに暮らしているってこと
今の生活を維持するために必死で金蔓を探しているってこと
誰もいないから周りを揃えて自分もすごいだろっていう虎の威を借る狐作戦。

お金は道具です
上手に使って初めて意味をなす

自分のためではなく
人のために

金で自分が変えられることのないよう
鍛えるべきは「心」

本来は教育で教えるべきなんですが、国は絶対にやらない
国は国民はバカでいて欲しい
黙って黙々働いて税金を払って欲しい

だから自分で学ぶしかない
もしくは尊敬できる人と出会えるかだ

今大切な人と会える時間を無限とは思わず、その一瞬間一瞬間を最後かの如く
俺はそこにお金を使う。



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