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【雑記】金融危機は予測できるのか?:令和3年9月22日(水)

恒大集団のデフォルト(社債の利払いができない)が迫りつつある、ということで世界的に株価が下落しました。


中国国内から見れば、リーマン・ショックとバブル崩壊が同時にやってきたような状況だと思います。
では、これは世界的な金融ショックにつながるのでしょうか?

金融ショックとは…、

①不安になって株などの金融商品を売る→②相場が下がって損切りせざるを得なくなる→③損失が出たので海外資産や貯金を切り崩さざるを得なくなる→④以下、ループ…

という状態が起きることです。

実は恒大集団の話題の前にも、コングロマリットの海航集団が経営破綻、国策半導体企業である紫光集団が破綻…など、すでに中国を代表する企業グループの経営破綻が連発されている状態です。

そういえば、4月に起きたアルケゴス問題、覚えておいででしょうか?
要するに投資会社のアルケゴスが強制ロスカットされ、お金を預けていた名だたる証券会社が大損害を被った話です。

- クレディ・スイス・グループ 約44億スイスフラン(約5,200億)
- 野村ホールディングス 約20億ドル(約2,200億)
- モルガン・スタンレー 約9.1億ドル(約1,000億円)
- 三菱UFJ証券ホールディングス 約3億ドル(約310億円)

しかし、この問題は衝撃を呼んだわりに、すぐに話は落ち着いてしまいました。

さて、ここでご理解いただきたいのは、常に爆弾は、ばら撒かれているということです。
では、どれが爆発するのか?
そして、それをどのように予測すればよいのでしょうか。


話は変わりますが…、
2016年、トランプ当選の前後で、株が急落、急騰したことを覚えておられるでしょうか。

投資家で有名なウォーレン・バフェット(投資会社はバークシャー・ハサウェイ)は、民主党クリントンを支持していました。ですから、金融街を敵に回したトランプが大統領になれば、株は暴落すると予想されたわけです。
ところが、トランプが大統領になると、バフェットは、1兆円規模で大量に株を買い増ししました。
これが、いわゆるトランプ・ラリーと言われる、アメリカ株の上昇、NYダウ最高記録更新の基礎になりました。

ちなみに2020年、日本の安部さんが辞任した際に、例えばみんな大好きor大嫌いな「ひろゆき」は、株は下がると言いました。
すると結局、ウォーレン・バフェットが日本の総合総社株を買い支えたので、株価は維持されています。

*これから株を始めようという方は、間違っても「ひろゆき」の話を参考にしてはいけません。
*ご存知の方も多いと思いますが、「ひろゆき」は、あくまでも世間への問題提起や話題作りのために、おかしな発言しているだけです。

まあ、安部さんが辞めても、菅総理さんは継承すると言ってましたし、あと麻生・黒田体制はそのままなので、大きな変化がなかったというのもあります。

つまり、ばら撒かれた爆弾が、金融ショックとなるか、ならないかを見極める際に、まず政治家や有名人の動きを押さえておかなければならない、ということは確かだと思います。

最後にすみません。
やはりこうした話は素人なので、金融ショックが具体的に、どのようなタイミングで起きるのかはやっぱりわかりません。

*以上

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