見出し画像

銘匠光学 TTArtisan 35mm f/1.4 C

画像1

 先月、ビックカメラ池袋カメラ館が閉店しました。その時の閉店セールで、X-T1の中古が安かったので、ついつい買ってしまいました。
 X-E2は使ってた時期があるので、久しぶりのフジ機です。

 ただ、当時は、純正のXF35mm F1.4 Rというレンズが、いわゆる撒餌レンズ(写りはいいけれどとてもお得な値段で購入可能なレンズ)だったのですが、価格改定で今は5万円台後半になってしまっています。

https://kakaku.com/item/K0000336433/

 せっかくボディは安く手に入れたし、メインシステムはキヤノン機なので、こちらにそこまでお金はかけられない…という事で、オールドレンズなんかも検討したのですが、定番の50mmに比べると、35mmやそれより広角は数も少なかったり、ミラーレスカメラの普及でオールドレンズでも、ちゃんとしたメーカーのものはそれなりのお値段したりもします。

 そこで、ふと目に入ったのがこの「銘匠光学 TTArtisan 35mm f/1.4 C 」でした。

http://www.stkb.jp/shopdetail/000000001521/

 なんと、新品で8910円。1万円でおつりが来ちゃいます。
 その分、当然AFは使えず、MFのみになってしまいます。とはいえ、オールドレンズを検討していたくらいですから、そこは全く気にならないので、購入してみました。

画像2

 鏡筒は金属製で、この値段にしては質感も悪くないです。
 絞りリングは、クリック感のあるタイプで、F1.4~4までは、1/2段ごとにクリック感があります。絞り羽は10枚。
 ピントリングも程よいトルク感があって、滑らかに動きます。

画像3

 鏡筒にレンズ構成が描いてあるのは、とあるレンズのパク…オマージュでしょうか。6群7枚の構成のようです。
 金属製のねじ込みキャップにも、メーカー名とレンズ名がおしゃれな字体で記載されています。
 ただ、ねじ込み式キャップは着脱が面倒なので、ツマミ式のレンズキャップに換えちゃいました^^;

画像4

 とりあえず、絞り開放でタイル壁を撮ってみました。開放の割には、四隅も破綻することなく描写できてます。

画像5

 続いてF8で。さすがに絞ると四隅までしっかり解像しますね。

画像6

 逆光にはさすがにそこまで強くない印象です。とはいえ、オールドレンズっぽい雰囲気で悪くないと思います。

画像8

 気にする人は気にする口径食。開放だと見事にレモン型ですね。F2.8くらいまで絞るとなくなります。

画像7

 1万円しないレンズなので、そこまで期待せずに買ったレンズですが、描写は悪くないし、コンパクトだし、お値段以上の価値はありそうなレンズです。

 実はもう1本、X-T1用に買ったレンズがあるのですが、それはまたの機会に。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?