本のあの匂いはKindleには出せない。

"生の本の匂いって堪らないと思います。"
ー mitsukano ー

図書館を使っていますか?私はよく使っています。時間のある時には5時間以上滞在している時もあります。それくらい本の魅力と言うのは私にとってとても大きなものです。ひと口に本といっても文庫本、ハードカバーから、漫画、アート…たくさんのものが溢れています。最近では例えばKindleのようなアプリを使った読書をする方も当たり前になりました。巷のカフェでは、多くの方がスマートフォンやタブレットを使ってネットサーフィンや読書をしているのを見かけます。非常に便利な世の中になりましたが、やっぱり生の本には勝てない、アナログな人間である限り、まだまだ越えられない高い壁があると思っています。

もちろん、ただ読むだけではなく場所も非常に重要です。集中して読みたい時、リラックスして読みたい時、物思いにふけたい時、本の世界に入り込みたい時…、その時の自分に適した環境で読むことで本の魅力は最大限に引き出されると思います。

本によって感覚が研ぎすまされる。

本の1番の魅力はその"匂い"にあるのだといえます。たくさんの種類にはたくさんのその本ならではの匂いがあります。本の内容によっても違ってきます。子供の読む童謡の本からは優しい匂いが、ビジネスなどの実用的な本からはツンとした匂いを感じます。小説では、その内容によっても全く違ってきます。アートの本からは、スパイシーな危険な香りが漂ってきませんか?
本の魅力によって、私たちはいつの間にか感覚を刺激され、研ぎ澄まされているのです。

感性を育てるには、やはり生の本をお勧めします。普段何気なく読んでいる本も場所を変えて時間を変えて向き合うことでその本の匂いを最大限感じることができるでしょう。
イメージして下さい。本が好きな人には、本に囲まれた生活が好きな方が多いですが、Kindleに囲まれた生活が好きな人はおそらくいないでしょう。
それはきっと、自然と多くの匂いや感性を研ぎすませてくれるものに囲まれていたいと言う人間の欲求に他ならないからです。

Stay safe. な毎日ですが、本もって出かけてみて下さい。Enjoy!

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