「失敗は糧となるよう心掛けた」【『僕だけがいない街』名言】
三部けいによるループ系サスペンスの名作、『僕だけがいない街』より、犯人の名言。
※犯人と書いたことがネタバレにはなっていないのでご安心を!
「正しい努力」が最近のブームらしい
どんなことも試行回数を重ねていけば成長するし、失敗の数だけ何事も上手になっていくというのは間違ってはいないと思う。
一方で最近は、「頭を使わずにする努力は意味ない」みたいなこともよく聞くようになりました。
これらはまぁ正しいことだし、「頭を使う」というのは絶対に必要なことだと思います。
ただ、「ただ数をこなしていてもダメ」とわかっていても、正しい努力って結構難易度高いんですよね。
これらの「正しい努力をしろ」を、一歩踏み込んで、より実用的に落とし込んだのが、この犯人の言葉だと思います。
失敗をポジティブに捉え、振り返る
今回の名言で言われているのは、「失敗」してしまうのは仕方ないとして、ならば、その失敗から最大限学べるようにしよう、という心構えなんですよね。
この名言の素晴らしいところは、失敗して落ち込んだメンタルにも効く、ってことだと思います。
失敗して落ち込むよりも「糧になるよう」心がけるというポジティブな捉え方。
「正しい努力」は間違いなく大正義ですが、日常の要所要所でより使い勝手が良い呪文は、こちら「失敗は糧になるよう心掛けた」なのではないでしょうか。
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