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2022節分の思い出

うちの息子は大変に怖がりで。
毎年、鬼の来るこの節分イベントが大の苦手。

しかも知恵もついてきたのか特に何も教えてもいないのに2月3日は園に鬼が来る日だと覚えてしまっていたらしく、朝からビビり倒してピルピルしながら登園したのだとか。

ってもうお昼頃に主人からこの話が送られてきた時は「何それ可愛い!」って悶えたんだけど、本人は必死だったんだろうね。
主人からは「だから帰ったら優しくしてあげてください」って話が締め括られてて。
お迎えの時に担任の方からは「鬼が来るってタイミングが分かってからはもうクラスの何人かが泣き出しちゃって(息子も勿論その中の一人)、いざ鬼がきた!ってなったら息子君はパニックで叫びながら怒りだしちゃいまして、それはもう猛烈に怒りながら必死に(豆に見立てた)ボールを投げつけてたんですよ」と笑いを堪えながらご報告頂きまして。
で、その話をされてる間、当の息子は恥ずかしいのか私たちに背を向け壁に向かいながら項垂れていたという(笑)

でも、節分の鬼を怖がるのなんていつまでなんだろうな。
きっとあっという間にこういうイベントにすーんとした態度を取るようになっちゃうんでしょうね。

でもその怖がり息子は珍しく帰り道も妙に言葉少なで。
いつもは大声で歌ったり何かしらお喋りしながら帰るのが常なのに、トイレでも我慢してるのかと思ったら「家に帰って鬼が居たらどうしよう……」って(笑)

思い返してみると、去年もその前の年も毎年そう言っては帰宅早々豆まきしてたんだった。

なので今年もスーパーに立ち寄って殻付きの落花生を買い。
(以前は大豆の炒り豆にしたこともあったんだけど、撒いたのを拾って食べるのに抵抗があって私がダメだったし、何より粒が小さいから後で片付けるのも落花生の方が見付けやすくて楽)
今年はもうマンションのエントランスで「豆の準備して!」って言われて、エレベーターを降りる前から両手に落花生を数個ずつ握り締め。
最近は一人走って部屋の前まで行ってしまってたのがこれまた珍しくずっと私の隣を歩き、玄関を開ける私に「大丈夫?鬼は居ない?」って中を確認させ「大丈夫、鬼は居なそうだよ」って声に恐る恐る入り、「ははちゃん、早く全部の電気つけて!」って指令に従い電気をつける側から手も洗わずに落花生を撒き投げ散らかされ。
全ての部屋に投げ終えてもリビングと寝室には更に念入りに撒き直し。

ということまでしたら落ち着いたみたいなので荷物をおろして手を洗い、私はトイレと玄関以外の落花生を拾い集め。
でもあの「これだけ撒いたらもう大丈夫だよ」って言ってあげた時のホッとした顔。
あれ写真に撮っておきたかったな。

といった感じでやっと落ち着いたので息子は年の数だけの6粒を。
私は46粒……と言いたいところだけどそんなに食べられないので20粒以上からは息子に少し手伝ってもらう感じで、一緒にピーナッツを食べての豆撒きを終えたのでした。

そのあと、カニカマ入れる?玉子焼きは?って質問を全て拒絶し、彼の大好きなキュウリ巻きを一緒に作り。
それを何となくの北北西の方角に向かって食べきり、巻ききれなかったスティック状のキュウリは即席で作ってあげたお味噌マヨネーズで食べきり。
あと、その後で帰ってきた主人にはシュウマイ恵方まんと、ちちちゃん用にと取っておいた息子特製のキュウリ巻きを食べてもらい。
私たちがお風呂に入っているときに追加で何か食べていたようだったけど、そんな感じで我が家の無病息災、家内安全を願う行事は幕を閉じたのでした。

……でも、何だかんだ慌ただしくて節分の日に飲もうと思って取っておいた厄除けビールを飲みそびれちゃったのよね……

なのでビールの話はまた今度の時にでも。

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