あの人の名前

前にもどこかで書いたかな。これ完全に昔話なんだけど、主人と知り合う前にお付き合いしていた人がいて、私その人にお金を貸したまま別れたんですよ。

なんかね、お金を貸した時は少しでもお役に立てるんだったらって気持ちで盛り上がってたんだけど、徐々に冷め行く中、すぐに返すと言われた30万円がなかなか返ってこなくて。
まぁ貸したお金はあげたお金って思ってるから本気で返して欲しい訳じゃなかったんだけど、私もそこまで余裕のある生活じゃなかったどころか親に乞われるままに作った借金を返しながらの生活だったから。
羽振りのいい、というかここから仕事が上手くいくって話をするんだったらあのお金を少しずつでもいいから返してくれないかなと。会えない時間にだんだんとそのことが気持ちを占めていって。

まぁ別れを予感する頃は気持ちも冷めている訳で、名古屋と東京でなかなか会えないけど仕事で東京には来てるみたいってのが続いて、連絡はないけどSNSの弊害でそういうのが分かってしまうと、これ付き合ってるって言えるのかな?別れを切り出さないでいるのはお金を返して欲しいだけなのかも?みたいな気持ちになってきちゃって。

で、結局私から別れを切り出してからかその直前だったかはもう覚えてないんだけど、10万だけ振り込んでもらって別れたんですよ。

いやぁあの時は荒れたな~

思い返すと私はこの人の前に付き合ってた人たちともグダグダで、私はきっと男女の付き合いってのが上手く出来ないんだな。異性も同性も友達ってカテゴリーがちょうどいいや!って思ってしまってたんだけど、この彼とグダグダしてる時に知り合ったのが今の主人で。

まぁ知り合った時は全然友達としても見てなかったんだけど、あの時「友達」ってものにこだわらず進展させてみて良かったわ。

というこれは完全なる結果論なんだけど。

で、最近、というかここ数年、一昨年くらいからかな。
またそのお金を貸したまま別れてしまった人の名前や仕事が目に入るんですよ。

いやぁてっきりあの業界からは足を洗ったのかな?なんて思ったりもしてたんだけど、まだまだ頑張ってたのね。

ついでにインタビューが目に入ったから読んじゃったんだけど、私と付き合ってた頃って本当にどん底だったようで。
あの返してもらえなかった20万円もそのギリギリを救ったのかな、あの20万があったからこのインタビューを受けるだけの仕事につながったのかな。
なんて、そんなことを思ったり。

ただね、この人の名前や作品を目にしてしまうのって私がフォローしている人たちがRTするからで。
なんか、自分が好きで楽しく拝見している人たちがあの人のことを好きだったり尊敬しているのが気持ち悪いっていうか、返してもらえなかった20万がここで頭をもたげてくるんですよ。そしてじんわりと腹が立つ。

……そしてその腹立たしい気持ちのままこれを綴っているっていうね。

まぁ情けは人の為ならずっていうし、金は天下の回り物だし、私の楽しいを支える人たちを彼が何かしらで支えてくれてるんだったら……いや、でもやっぱり腹立たしい気持ちはなくならないな。

でもね、一年にも満たない期間だったけど、私が好きってなっただけあって魅力ある、とても才能を感じる人だったんですよ。

なので、まぁしょうがないのかな。

腹立たしい気持ちは全然なだめられないんだけど。

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