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46年前のあの日
実は今日で46歳になりました。
めでたいね。
いや、この誕生日のお祝いムードを喜べるようになったのって、実はここ数年の話で。
今にして思うと祖父母は本当に私の誕生を祝ってくれてたんだけど、どうしてもお正月の方がメインとなってしまうこのシーズン。
幼き頃はどうしたって蔑ろにされてる感のある誕生日ってのが嫌だったし、年末どうしても無理するからか昔から誕生日近辺って体調崩しててお祝いどころじゃなかったんですよね。
という今現在も喉を痛めてて声が出せない日々を過ごしてるんですけど。
でも、自分も子を持ってみると、1月2日に産んだのって母はさぞかし大変だったろうなと。
しかも聞いたところによると私の予定日って元々は元旦だったらしく。
で、最初かかってた産院はお正月三が日は病院を閉めたいから転院先を探すように言ってきたので、祖父が私を取り上げてくれた某病院の先生にお願いして出産に至ったのだとか。
という私の出生時間は明け方の4時頃だったそうで。
初孫が無事産まれたのを見届けて、祖母を残してひとり祖父は夜明け前に家路についたそうなんですけど、タクシーも捕まらず歩いて帰ったら風邪を引いたと。
というこの話も何回か聞いたな。
あと、祖母からはそれまで何人もの赤ちゃんを取り上げるのを手伝ってきたけど、あんなに小さくてお猿さんみたいな赤子は初めて見たわってのも言われたな。
まぁ今の小さく産むのが推奨されてる時代なら2,300グラム程度の子も普通なのかも知れないけど、当時は3,000グラム越えが普通だったらしくて母は肩身が狭かったのだとか。
でも、その子はすくすくと育ち、今年で46歳になったっていうんだから凄いよね。
という母からも連絡がきてたんだけど、声を聞かれると体調崩してるのがバレるのでショートメールでやり取りをし。
そうでなくてもまだ両親からのお祝いってどこか喜んで受けられないんだよな……
でも、結婚当初お正月にも仕事だった主人は転職に転職を重ね、今では年末から三が日まで完全に休める仕事に就いたのでここ数年家族3人で祝うのが普通になってくれて。
昼間は皆で動物園、夜には私リクエストのケーキをってのが定番化された感じ。
そして私はこの毎年のルーチンを心から楽しめるようになっていて。
また人生のステージが変わると年末年始の行事って変わるだろうし、それに伴って私の祝われ方も変わると思うんですよ。
でも、もう昔のような拗ねず妬まずこじらせることもないように思えるようになってきた今が実はとっても嬉しいです。
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