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第15回 MN杯【スタートチャージ5/勝利リュウセイ禁止ほか独自制限あり】開催後レポート

はじめに

ミツ(ウシミツドキ)です。
2/17の21時から、デュエル・マスターズ プレイスの非公認大会〈第15回 MN杯【スタートチャージ5/勝利リュウセイ禁止ほか独自制限あり】〉を開催しておりました。
この記事は第15回MN杯の開催後レポートとなります。




大会結果

参加者数は棄権者除き8名。スイスドローBO1形式で、全16試合が行われました。

第15回の優勝を勝ち取ったのは、【5cコントロール([水自然]軸 ザ=デッドマングッドスタッフ)】を使用された「ヨッシー」選手です。改めて、優勝おめでとうございます!

優勝者デッキリスト

他の参加者のデッキタイプ内訳は以下の通りとなります。

【[自然]軸 極真龍魂】
【[光火]軸 ボルフェウス・ヘヴン】
【[光自然]軸 星域ライゾウ】
(準優勝)
【[水自然]軸 キリコ³】(3位)
【[火自然]軸 サードカリグラーティ】
【[光火自然]軸 ミステリー・キューブ入りグッドスタッフ】
【[水火自然]軸 ドラゴンフレンド・カチュア】

優勝を果たしたのは【ザ=デッドマングッドスタッフ】。《フェアリー・シャワー》や《フェアリー・ミラクル》で安定してマナブーストして優秀な大型獣でコントロールすることを軸とする【ビッグマナ】系のデッキですが、《龍覇 ザ=デッドマン》のコスト軽減能力、《始原塊 ジュダイナ》のマナ召喚を駆使することで、さらに柔軟かつ素早く動けるように発展しています。《ブラッサム・シャワー》の起用も特徴的。
キーカードに設定されている《邪帝類強欲目 カリグラーティ》は《ミラクル》から繋がる5打点5ドローであり、マナ加速で減った手札を補充して10マナ圏に繋げつつ、その巨体で相手に圧をかけてくれる新弾の超強力なドラゴンです。《ジュダイナ》がない時の《デッドマン》は展開に手札を消費するため、その点でも非常に噛み合っています。

準優勝は【星域ライゾウ】。LMN殿堂カード《超天星バルガライゾウ》が、《母なる星域》《無頼妖精ワイルド・リリィ》《蒼狼の始祖アマテラス》のセットを引っ提げて帰ってきました。足回りはほぼ【エンペラー・キリコ】。
《リリィ》、《星域》、マナに置けるドラゴン2枚が手札に揃っていれば2ターン目に《ライゾウ》が走り出す、脅威の安定感と相性のよさを見せてくれました。

3位入賞は【キリコ³】。こちらも《星域》を使うデッキですが、当大会では《勝利のリュウセイ・カイザー》が禁止指定を受けていることもあり、なんと《コマンダー・イノセント》が進化元として採用されていました。《リリィ》で進化獣をサーチできることもあり、《甲型龍帝式 キリコ³》を含むメインデッキの3種、そして最初からマナゾーンに置いてある《アルカディアス》《パラディン》《バロム》《「ふたつ牙」》を銀の弾丸的に射出する、【ダーウィン】の流れを汲むような見事な構築でした。

次回は24弾環境の後半となります。
今大会では想像通りの《デッドブラッキオ》だけでなく、《星域》に《キリコ³》《真・龍覇 ヘブンズロージア》、主催者にとってノーマークであった《カリグラーティ》と《龍覇龍 デッドマン=THE END》までも登場し、予想以上に様々なデッキが活躍しました。
今回現れたデッキがさらに洗練されるのか、まったく新しいデッキがさらに現れるのか、または過去のカードが反撃してくるか、いよいよ予想がつかず非常に楽しみです。


MN殿堂(禁止・制限)について

スタートチャージ5という特殊な環境下でのデュエルを楽しんでいただくため、「MN殿堂」と称し、全4種の禁止・制限ルールを施行いたします。


リミテッドMN殿堂

L(リミテッド)MN殿堂に指定されたカードは、デッキに2枚までしか採用できません。

新たにLMN殿堂に指定されるカードはありません。
詳細は第12回開催後レポートをご確認ください。


MNオーバー殿堂

MNO(オーバー)殿堂に指定されたカードは、デッキに1枚までしか採用できません。

今回、それぞれ優勝・準優勝を果たした【デッドマングッドスタッフ】と【星域ライゾウ】の弱体化を図り、MN殿堂改訂を行います。
まず、《フェアリー・ミラクル》は、無条件での2ブーストが可能でありながらコストの軽さという圧倒的なアドバンテージを持っています。カードプールの拡大により、その性能は看過し得ないものとなったと判断いたしました。詳細は「MNプレミアム殿堂」の項をご参照ください。
しかしながら、単に《ミラクル》を規制するだけでは、同様に低コストの2マナブーストカードを持つ【ドラゴン】系デッキでは簡単にリペアが可能であり、効果があまり大きくないことが予想されます。
そこで、《ミラクル》の規制の効果をより強めることを目的とし、今大会では一切使用されていませんが、特例として《龍の呼び声》をMNO殿堂に指定します。

第16回以降は、デッキに1枚までしか採用できません。


【デッドマングッドスタッフ】では、潤沢なマナブーストから重量級クリーチャーを召喚することが主要な戦略となります。
中核である《龍覇 ザ=デッドマン》は、マナゾーンに5文明が揃っている時に限り、自分の6コスト以上のカードの使用コストを5色5コストに変更する能力を持ち、スタートチャージ5においてはマナ回収・ランデスを行わない限りこの効果は常時発動しています。そのため、10マナからの重量級カードを用いた2アクションや《始原塊 ジュダイナ》を介したマナ召喚が非常に容易となっています。この能力が、同速以降のデッキに対し、看過できないほどに大きなアドバンテージとして働いているものと判断いたしました。
《デッドマン》を用いる非ビッグマナデッキには【薫風武装】がありますが、こちらは《侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》の呼び出し役として《恐・龍覇 サソリスレイジ》を獲得したため、影響は小さいものと考えられます。
以上の理由から、《龍覇 ザ=デッドマン》を、MNO殿堂に指定します。

第16回以降は、デッキに1枚までしか採用できません。


《超天星バルガライゾウ》は、第6回大会以降、LMN殿堂に指定されていました。サーチ手段が《闘竜鬼ジャック・ライドウ》などの他に能力のないカードしか存在せず、サーチを挟んだ場合最速の2ターン召喚ができなくなるため、2枚制限でも十分に効果を発揮すると判断したからです。
しかしながら、今弾で登場した《母なる星域》は、《無頼妖精ワイルド・リリィ》を用いることで、サーチを挟みつつ《ライゾウ》の2ターン着地を可能としました。これは《ライゾウ》のLMN殿堂指定の意義を失わせる強力なコンボであります。
《星域》《リリィ》に《蒼狼の始祖アマテラス》を加えたセットのうちどれかを規制することも考慮しましたが、【キリコ³】や《聖霊王イカズチ》系デッキ、【グレイトフル・ライフ】といった進化獣偏重のコンボデッキへの影響が大きいため、デッキの核である《ライゾウ》の規制をさらに強めるべきだと結論付けました。
《超天星バルガライゾウ》のLMN殿堂指定を解除し、MNO殿堂に再指定します。

第16回以降は、デッキに1枚までしか採用できません。


今弾で登場した《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》は、スタートチャージ5においてはその多色マナ武装5が常時発動するため、非常に使いやすい防御カードとして今大会でも活躍しました。ドラゴン獣であるという点も、非ドラゴンデッキで《龍世界 ドラゴ大王》を、呪文主軸のデッキで《偽りの王 ナンバーナイン》等呪文ロックを突破する手段として、環境との見事な噛み合いを見せました。
これは同時に、防御においてコマンド・ドラゴンの占める比重が大きくなったことをも意味します。【ビッグマナ】系デッキのフィニッシャーのひとつ《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》は、登場時の全バウンスにより非コマンド・非ドラゴン系デッキにも効力を発揮し、さらにエターナル・Ωによる場持ちの良さをも兼ね備えていたことから、以前よりアンケートでMN殿堂候補に挙がっていました。今回、《デッドブラッキオ》の登場によりコマンド・ドラゴン使用デッキの範囲が大幅に広がったため、《VAN》の効力もまた拡大し、単なるメタカードではない、ほぼすべてのデッキに刺さるフィニッシャー・ロックカードへと変貌したものと判断いたしました。
《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》をMNO殿堂に指定します。

第16回以降は、デッキに1枚までしか採用できません。


MNプレミアム殿堂

MNP(プレミアム)殿堂に指定されたカードは、デッキに1枚も採用できません。

今回活躍した両デッキで、《フェアリー・ミラクル》が初動マナ加速として採用されていました。
スタートチャージ5では、《ミラクル》は3コストでありながら確実に2ブーストできる優秀なマナ加速であり、6→9ムーブの柱として活躍していました。1ターン目に2枚使うことで11マナ圏へのジャンプアップを行えるほか、《アマテラス》の登場時能力でも詠唱可能であり、事実上の8枚体制も容易でした。公式には「使用非推奨カード」の1枚にも加えられています。当大会では、長い間6コストの3ブーストカードが健在であったこともあり、これまで《ミラクル》を活用できていたのは【エンペラー・キリコ】などごく少数のデッキに限られていたため、無制限カードとして扱っておりました。
【デッドマングッドスタッフ】では、素早いマナ加速で重量級カードに繋ぎ相手の動きを止めつつ、マナに送ったカードを《ジュダイナ》や《ブラッサム・シャワー》で適宜使用していき、さらに強力なロックを築き上げる動きの要となっています。連打で11マナ圏にジャンプする以外にも、《フェアリー・シャワー》から繋ぐことで、手札消費を抑えつつ3マナブーストを行うことが可能です。
【星域ライゾウ】では、《リリィ》との同時使用により《ライゾウ》のマナ進化GVの進化元を山札から供給しつつ、マナ減少をカバーする役目を担います。また《アマテラス》を経由しても発動できることから、《ライゾウ》の手打ちプランにも寄与します。
こうした活躍から、そのコストの低さは当大会が想定していたよりも大きなアドバンテージであり、このまま放置しておくのは危険であると判断しました。
MNO殿堂に指定することも考慮しましたが、《アマテラス》を経由して撃てること、直近に《奇跡の面 ボアロジー》や《連唱 フェアリー・ダブルライフ》が実装されたため6→9ムーブを軸とする純粋な【ビッグマナ】系デッキのリペア自体は比較的容易であろうことから、禁止ではなくわざわざ1枚制限にする理由はないと結論付けました。
以上の理由から、《フェアリー・ミラクル》を、MNP殿堂に指定します。

第16回以降は、デッキに1枚も採用できません。


MNコンビ殿堂

MNコンビ殿堂に指定された組み合わせは、同時にデッキに採用することができなくなります。

今回、新たにMNコンビ殿堂に指定される組み合わせはありません。


MN殿堂解除

環境やカードプールの変化を鑑みて、制限が緩和、もしくは解除される場合があります。

今回、新たにMN殿堂を解除されるカードはありません。


MN殿堂まとめ


次回開催(第16回 MN杯)について

開催日時

エントリー開始は3/2の0:00、開催は3/16の21:00を予定しております。

大会形式

スイスドローで開催いたします。
今回同様、参加者数が8名以下であるならBO3、9名以上ならBO1となります。


お知らせ

ルーム設定について

直近のアップデートにより、ルームマッチで先攻・後攻の指定ができるようになりました。
そこで、第16回大会以降は、BO3での開催である場合、ルームのオーナーには「デュエルの敗者が次回は先攻」に設定していただくよう定めます。
設定が行われずに試合が進行した場合、トナメルの機能で主催者をお呼びください。失格などのペナルティをオーナーに課すことはありませんが、既に行われたデュエルの勝敗および先攻・後攻がわかるスクリーンショットをご送信いただければ、先攻・後攻を指定しての再戦を1戦だけ許可する場合があります。例えば、1戦目で勝ち、2戦目で負け、3戦目で後攻となった場合は再戦を許可します。その際、再戦の勝敗を3戦目の結果として扱います。1戦目で負け、2戦目でランダム決定により先攻となったうえで負けた場合は、再戦を許可しません。2戦以上の再戦については、大会の円滑な進行のため、大変申し訳ございませんが応じる予定はありません。
以上の内容は、一部文章を変更した上で、次回大会の大会詳細の「対戦方法」の項に追記する予定です。実際に行う対応についても、今後、皆様のご意見を参考に調整を行います。


Discordサーバー

現在、スタートチャージ5の対戦・デッキ構築相談などを目的としたDiscordサーバーを運営しております。
Twitterやnoteの投稿など告知事項の共有も行っております。
よければご参加ください。


おわりに

第15回開催後レポートは以上となります。
MN杯は今後もスタートチャージ5を気軽に楽しめる場として開催を続けてまいります。
皆様のご参加をお待ちしております!

  MN杯主催者 ウシミツドキ

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