私が大村愛知県知事のリコールに反対する理由

みつ

ご挨拶

初めまして。「みつ」と申します。
８月２５日より、大村愛知県知事のリコールについての署名活動が始まっていますね。以前から動きを知っていた方、ネットニュースなどで知った方、知り合いから声をかけられて知った方、いろいろだと思います。

私はこのリコール運動には「反対」の立場をとっています。

その理由と経緯をご紹介したいと思います。

私がリコール運動を知った経緯

私は、これまでの３回の愛知県知事選挙には一度も投票したことがありません（笑）。もともとは知事の支援者ではなく、政治もニュースや新聞をあまり見ないなどサボっておりました。

コロナの第一波のときも、「大村寝てろ」と思っていました。緊急事態宣言が愛知が遅れたのは知事のせいだと思い知事には怒っておりましたし、大阪の吉村知事に「医療崩壊」などと発言したことについて、すみません、と思っていました。

そんな私が愛知県知事リコールの動きがあるのを知ったのは、今年の５月末でした。折しもステイホームで時間があり、政治関連の情報をTwitterでも見ていました。その中で知事のリコールの動きを知りました。

大村知事のツイートを見に行ったところ、誹謗中傷の書き込みがわんさか！驚きました。普通の批判なら分かるんです。政治に対してとか、コロナ対策とか。しかし、度を越した、人格否定のような酷い書き込みも散見され、これはさすがにおかしいと感じました。

その中でも多かったのが、２０１９年に開催された「あいちトリエンナーレ」に関するものでした。

－ご苦労様です。
　ところで自分が住んでいる県のトップが反日思想である事がどうしても許せないのですが、どうすれば良いかご教示ください。
ー大阪府民です！反日知事よ、イラン茶々入れルナや！愛知県の日本人の事に尽力せんかい！ツッコミ入れ立ったら、反日展の白髪頭と韓国料理店でやりなはれ
－仕事してるふりすんな
恥ずかしくないのか？
半島人は恥を知らんな
－国賊であるあなたの話を聞いてくれる人っているんですか？

知事のことを、反日、半島人、国賊..等々、普通じゃない罵倒に近い言葉が並ぶんです。

また、トリエンナーレの内容についての批判も散見されました。天皇陛下の写真を燃やしている...？英霊を侮辱...？日本を侮辱？それを知事がやった？なんじゃそりゃ...？

リコールに賛成する方の主張に全く賛同できず、はてなマークだらけでした。それどころか、リコールに賛成する方は、大変に怒っておらる。少しでも反論しようものなら、日本人か？と聞かれたり、反日！左翼！パヨク！とののしられる始末。とにかく普通じゃないし、普通の会話ができない。何か大変なことが愛知で起こっているのだと感じました。

そこから、私の情報を調べる長ーーーーーーーーーーーーーーい旅が始まりました。その情報は他のページでご紹介するとします。

自分の当時の発言を振り返ると、こんなことを言っていますね。コロナ対策で人気のあった吉村知事と比較してそう思ったんだと思います。

私が知事を支持しようと思った理由

上記で述べた通りもともと知事の支持者ではなかった私ですが、調べれば調べるほど、まともにやっている方だということが分かりました。

１．あいちトリエンナーレにおける知事の対応が、法を守る公正なものであったこと

　あいちトリエンナーレにおいて、知事は、暴力的な抗議に負けず、公権力が表現に介入しないという、憲法に規定された「表現の自由」を守りました。また、検証委員会を開き、あいちトリエンナーレの問題点を検証し公に発表しました。 
　私は作品を支持しているとか作品を認めろという考えはありませんが、知事の立場として

２．コロナ対策をしっかりやっていること。

知事は新型コロナウィルスの対応をかなりやっています。患者受け入れ一人当たり４００万円の支援、防護服の購入と医療機関への配布、早くからＰＣＲ検査の重要性と医療に結び付けて対応、実際第一波の時は初めの方こそ感染者が増えたものの、他県より群を抜いて抑え込みに成功していたこと。。

第２波では県議会の合間で予算承認が得づらいせいか鈍いと感じましたが、秋冬に想定される大波に備え着々と準備を進めてくれると、第一波の動きを見ていて思います。

３．差別を許さない政治姿勢。

私が知事の発言の中で好きなものです。至極当たり前のことを言っているのですが、逆に言うと、敢えてこういうことを言わなければならないくらいに、世の中がすさんでおかしな方向に行ってしまっているということです。

４．失言は多いが、その言葉の裏に、仲間をかばう気持ちや政治家としての矜持を感じること。

知事はたびたび失言...と言うかうっかり発言をします。一瞬「何だ？」と思いますが、調べていくと、なんか理由があるんです。仲間をかばっているとか、政治家としての矜持だったりとか。

古くから知事を支援している方もそれが分かっているので、うっかり発言を「あーまたやっているな」程度にしか思わないそうです（笑）

５．全国でも知事を評価している人が多いこと。

知事は全国でも評価されています。Twitterで知事を評価する声です。

私がリコール運動に乗らない理由

逆に、私は、今愛知で起こっているリコール運動に反対だと思った理由は下記です。

１．コロナ対策でまだまだお金がかかるこの時期は適切でない

万が一リコールのための署名が集まったすると、次は住民投票、住民投票で知事の解職が決まれば選挙、と、この時期に莫大なお金がかかります。

試算によると、前回知事選で２ケタ億とか。選挙まで行くと×２です。。

コロナでまだまだいろいろやらなければいけない時期に、県としては非常に痛い支出ですね。

知事への不満があるならば、知事が任期を終えた次の選挙でよいのではないかと思いました。

２．リコール賛成派からやたら侮蔑の言葉を受けること

リコール賛成の方とTwitter上で議論になったとき、「日本人か？」「半島に帰れ」「反日」「左翼」「パヨク」といった侮蔑の言葉が返ってくることが大変に多いのです。自分たちと異なる意見の人をそうレッテル貼りし侮蔑する方が多いと感じています。

３．大村知事への誹謗中傷が尋常ではないこと

上記でほんの一例ですが紹介した通りです。明らかに知事を貶めようとして作成されたデマ情報も散見され、質が悪いものもよく見かけます。

４．リコールの根拠になる情報の信ぴょう性

リコール賛成派の方は、チラシ、YouTube、まとめサイト、保守論壇（虎ノ門ニュース、その出演者や高須氏のTwitter、フジサンケイグループ情報、週刊誌）が情報の根拠になっているようですが、それらについて事実確認をしようとすると、結構な割合で事実とは違うぞ？と思うことがあります。

中には、デマに近い情報もあります。見た人に誤解を抱かせることを意図している情報、都合のいい部分のみ切り取り加工した情報、もよく見かけます。悪意あるデマもあります。そういう情報を作っている人は、間違いを指摘しても開き直るので、悪意をもってやっていることがすぐ分かります。

主訴であるトリエンナーレにおいては、法や仕組みなどを理解せずに知事を糾弾しているケースが多いようです。

街中でチラシをもらったときに疑問に思う点があったら聞いてみるといいと思います。彼らがどういう対応をするか。

５．リコール運動立ち上げメンバーの思想背景

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「虎ノ門ニュース」などネット配信ニュースに登場するメンバーです。彼らの思想に共通するのは、「歴史修正主義」「改憲（自民党草案による）賛成」です。

彼らが立ち上げの会見をしたことで、リコールがそうした思想に基づいたものであることが分かりました。実際、リコール運動の旗振り役である高須氏は、「このリコールを改憲につなげたい」と明言しています。

リコール運動のことを知った方へ

この情報が、何かのきっかけでリコール活動を知ったけど、どうしようか決めかねている方への、何らかの情報になれば幸いです。

私の情報は、事実確認を極力行い、事実に基づいて記事にするよう努めています。

本当はどうなんだろう、ということを知りたい方に、読んでいただけますと幸いです。

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