マガジンのカバー画像

ときどき写真論マガジン

40
かつて写真雑誌に掲載された私の写真についての文章や、ときどき思いつくまま書いた写真展や写真集についての感想など、写真を撮っている立場で「写真」を考えてみたいと思っています。実はそ…
運営しているクリエイター

#写真を撮る

1000文字の写真論

12 コロナ禍の内と外 このコロナ禍によって、世界の政治、経済、社会、文化など広範囲に変化…

1000文字の写真論

11 できごと かつて「今日の出来事」というニュース番組がありました。「出来事」ですから、…

1000文字の写真論

10 被写体としてのモノ  写真論や写真批評を読んでいると、よく「モノ」という文字を見かけ…

1000文字の写真論

9 被写体としてのヒト  写真の発明(1939年・仏)により、それまでのブルジョア層の「肖像画」…

1000文字の写真論

8 「物語」はそこにもある 写真の講評会を行い、まず作者にその作品の簡単な説明をしていた…

1000文字の写真論

7 空間に遊ぶ 写真の要素ということで「時間」とともによく問題にされるのが「空間」です。…

1000文字の写真論

6 視点を貫く認識や思考 「視点」については前回少し触れましたが、さらに深く考えてみたいと思います。物理的な視点と、考え方としての視点がどのように融合していくかという問題です。  まず当然のことながら「カメラアングル」なり「ポジション」を意識しますと、カメラがどこにあるのかということが具体的に問われます。「高い位置」、「低く位置」、あるいは「先まで見通しがきく位置」 「手前が少しふさがっている位置」など、いくつかカメラの置かれた状況が思い浮かぶでしょう。そして、そこに

1000文字の写真論

5 写真の土壌、「時間」と「焦点」 「時間」と「焦点」。なんだか松本清張のミステリーのよ…

1000文字の写真論

4 写真の土壌、「平面」と「枠」 前回、写真の描写には「制約」があり、よく考えれば「土壌…

1000文字の写真論

3 写真の描写力  「描写力」と大きく書きますと、すぐに新製品のカメラやレンズの性能、ス…

1000文字の写真論

2 何を伝えたいのか  写真コンテストの審査で時おり「この写真は一体何をいいたいのかな?」…

1000文字の写真論

 今年「フォトコン」という雑誌に12回連載させていただいた短い記事「一千文字の写真論」の再…