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Spitfire Audio「Spitfire Chamber Strings」の奏法をLogicのアーティキュレーションセットに割り当てる方法

欲しい奏法を読み込む

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今回はPerformance LegatoとTremoloを読み込みました。

UACC機能を使う

下の画像の赤丸で囲ったスパナマークを押す

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鍵マークから「Locked to UACC」を選択

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下の画像の赤丸にある小さな歯車を押す

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それぞれ奏法に適した番号を設定しました

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奏法と番号の一覧表

https://spitfireaudio.zendesk.com/hc/en-us/articles/115002450966-What-is-UACC-and-how-do-I-use-it-

MIDI CC32に先ほど設定した数値を入力するとその奏法が鳴ります。
例えば今回は20がPerformance Legatoで30がTremoloで設定してあります。演奏の前半はレガートで後半はトレモロにしたい場合、CC32に前半は20を入力し、後半は30を入力することになります。

一旦、動作チェック

MIDI編集画面でキーボードのAを押してオートメーション画面を出します。次にCC32を選択し、やりたい奏法の値を入力していきます。

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こんな感じになりました

アーティキュレーションセットを作る

奏法に対応する数字を覚えてCCを入力していくのは効率的とは言えません。

そんな時に役立つのがLogicのアーティキュレーションセットです。

まずインスペクタからアーティキュレーションセットを新規作成します。

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左下の+ボタンで欲しい奏法の数だけ増やし、名前をつけます。

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上の「出力」の画面ではこのように入力します。

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タイプはController、これでMIDI CCが指定されます。

セレクタは32、これはCCの番号です。

値はそれぞれ、先程設定したUACCの番号を入力します。
今回はPerformance Legatoが20、Tremoloが30です。

終わったらこの設定を保存します。保存するまで設定画面のバツボタンを押してはいけません。

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これからはこの音源を使う時にインスペクタからアーティキュレーションセットを呼び出せます。

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動作チェック

ノートを選択して左にあるアーティキュレーションからやりたい奏法を選択します。

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これにて終了です!数字を暗記し、調整しにくいCCの数値を1単位でドラッグする作業がなくなりました!

〜余談〜

キースイッチを割り当てる方法もありますが、Performance LegatoなどのKONTAKT音源左上に歯車マークがあるものは、編集がロックされてるということなのでSCSの機能とMIDI CCを使いました。

Edit button: 工具のマークがあるボタンです。ロックしてあるインストゥルメントには歯車が付きます。

KONTAKTマニュアル
https://www.native-instruments.com/fileadmin/ni_media/downloads/manuals/kontakt/KONTAKT_602_Manual_Japanese.pdf

歯車ではなく、スパナマークの奏法だけを扱う際にはキースイッチの設定ができます。

ただキースイッチにしてもアーティキュレーションセットをあらかじめ作っておいたほうが後々楽ですね。

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