わたしとは誰か②

最近学んでいる古神道の教えです♪(人それぞれの解釈があると思います)

先日、自我について投稿しました。今わたし達が感じている、「わたし」という自我は、対極があることで存在しうる、単なる「情報の状態」ということをお伝えしました。(これは古神道の教えではなく、私の解釈が入ってます)

以下、最近学んだこと。

今日は、物理的に存在している、「わたし」についてです。「わたし」とは誰でしょうか?

私たちは例外なく両親から生まれます。その両親もまた、それぞれの両親から生まれています。「わたし」の中にはたくさんの先祖の血が流れており、太古の昔から脈々と受け継がれています。それらの情報がDNAになっているのです。先祖を極限まで遡ると、38億年前の原始生命体を飛び越えて、137憶年前の宇宙の起源にまでたどり着くことになります。

いわば、人それぞれのDNAには、無数の先祖と宇宙の記憶がストックされていることになります。ということは、突き詰めると、私たちのDNAには、宇宙も祖先もそれらの記憶がすべて入っており、私たちの中に、神が入っているということになります。

それが、神が外側ではなく、内側に存在するということです。それぞれの記憶が、いつも「わたし」の中に存在し、「わたし」の一部として、今も影響を与え続けているのです。

一神教を否定してはいけませんが、一神教を信じすぎると、一なる神と人間を分けることになりますので、人と神は疎遠な関係になってしまいます。神道では、人それぞれに神が宿る、という考えです。外側へ探求を進めるのではなく、内側へベクトルを向ける。そして先祖を通じて神と繋がる、ということが神道の教えです。ご先祖様を大切にすることは、自分を大切にすることになります。

さて、11月23日は、勤労感謝の日です。新嘗祭という宮中行事が行われる日です。

新嘗祭というのは、いわゆる収穫祭です。記紀によると、稲穂は高天原からもたらされました。天照大神に感謝の意を捧げ、自らも食すことで、天皇が天照大神と一体となり、私たちもご先祖様と繋がり、地球と一体となる日です。古神道の教えでは、ご先祖様と繋がることで、神様と繋がることが出来、人生が変わると教えています。みなさん、今日はお米を食べましょう♪

日本人なら、ハロウィンより新嘗祭。

ではでは、今日はこの辺で。

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