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海外の人が見た日本のよいところって?

私が通っているジムに新しく外国籍市民らしき方が通い始めました。

欧米系の方なので、どうしてもジムでも目立っちゃう。なんとなーくみんなが遠巻きに彼女の動向を見ている空気が漂っていた...

のですが、10分もすると彼女の周りには話しかける人がたくさん寄ってきた!「これはこうやって使うんやで」「英語教えてはるんかいの?」とどんどん話しかける話しかける!

その話しかけていた方、どんな方だと思われますか?
男性?女性?英語のできそうな20代30代の人?

みんな、シニア女性でした。

お世話してあげたい、どんな人なのか気になる、困ってたら助けてあげたい・・・。心のおもむくままに新メンバーの外国籍市民の方に話しかけているわけです。それを私はとても微笑ましく傍観しました。(もしかしたら彼女自身はジムでがっつりエクササイズしたくて、取り巻きがうるさく感じたかもしれないけどねー。)

日本人や日本の良いところはたくさんありますが、「人に親切である、優しい」というのは外国人観光客が語る「日本に来てよかったこと」の上位に必ず入ります。それを体現しているかのように思えて、私はその光景を見れたことがとても嬉しかったのです。

このやりとりを見ていて一つ気づいたことがあります。

シニア世代が豊かに持っていて、私のような働く世代に欠如しがちなもの。それは「時間」です。彼らにはゆっくりと流れる時間があり、その時間をどう使ってもいい、という贅沢な余裕があります。この心の余裕がガイドには不可欠ですね。

通訳ガイドの業務はマルチタスクのオンパレードで、時間の余裕なんていうものはあまりないのが常。そのカオスの中でも、たった1分でも時間をお客様と共有する心の余裕があれば、さらに素晴らしいガイドが提供できるのでは、と今日の光景を見ていて感じました。私も普段から、心と時間の余裕を忘れないようにmental noteにメモっておきます。

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(写真:今日の写真は太平洋にあるニウエという小さな島でみたココナッツカニと呼ばれるカニ。正式名はUgaというようで、ココナッツを食べるらしい。こんなのがね、山の中にたくさんいてちょっと恐ろしかった・・・。)

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