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Get exposed to different ideas

先日は英語が1言語で1文化の言語ではないよね、というお話をしました(英語は1言語?1文化?)。

今日はその例として一つのニュースは言語が同じ(英語)でも、いろんな角度から報道しているというのを体感していただきたい日です。

「バイデン米大統領就任演説のニュース」

など、皆さんの気になっているニュースをキーワード(英語・日本語)で検索し、報道の仕方やその内容を比較してみてください。それもいろんな国のメディアで。日本が報道しているニュースも英語で覗いてみてください。

国それぞれの政治的スタンスなどによって記事のアングルが異なるのは当然あるのですが、それ以外に記事の書き方や単語のチョイスにも違いが見られます。以前にニュージーランドに住む英国人に新聞記事の違いを、母国とニュージーランドのそれと比較した質問をしたら「全く違うねー」と言われました。私は英国のBBCニュースをよく活用するのですが、たまにNew York Times (米国)の新聞に切り替えると急に語彙のチョイスが変わり、また論理の展開も違っていて、読むのにえらく時間がかかった、なんて経験があります。

同じ英語といえどもそれぞれの文化背景の違いがあればこんなに内容や考え方、アプローチが異なります。と言うことは、日本語だけで情報を入手していると、その情報が「日本人」や「日本の文化」を分かっている、というフィルターを通したものである可能性があるかもしれません(私の一意見ですが)。それは決して悪いことではなくて、同じ理解の上に立って記事が書かれていると言うこと。ただそこから一歩外に出て、じゃあ海外ではこの情報をどう伝えているんだろう、と違う角度からの見解に触れることも英語を勉強する上で、また多文化を理解する上でもとても大切なんじゃないかと私は思うのです。

今日から毎日英語ニュースのヘッドラインだけは目を通す、などだけでもExposeされるので、お薦めです。

(写真:フランス領ポリネシア ボラボラで。山に登るツアーに参加して山頂から海を見たときの絵。そこで見た海の色は一生忘れられないですね。)