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私の特別〜230302の個人的記録〜

「差はあるのです。できてしまうものなのです。命は同じではありません。」

「あなたは、あなたに近しい人の不幸を、遠い人の不幸より悲しんでいいのです。」

「あなたたちは自身に繋がるもの、自身を輝かせる物を求めた。だからこそ人類は繁栄した。」


 いきなり哲学的な切り出しになってしまったが、これは私がとあるゲームをしている中で好きになったセリフの一つである。
 人は平等、命は平等と言うが、平等であれば周りの人の全てに等しく喜び、悲しまなければいけないのではないか。平等が無いという代わりに「特別」があるからこそ、人は誰かのために喜び、怒り、悲しむ事ができるのではないか…という考え方だ。
 上記の言葉は不幸に触れているので少しマイナスな印象かもしれないが、言葉を少し変えてひっくり返せば、「あなたは、あなたに近しい人の幸福を、遠い人の幸福より幸せだと思っていいのです。」になるだろう。

 私にもそんな特別は何人も何個もあって、今日はその特別の中の一人のお誕生日だ。私の特別、川尻蓮さん、お誕生日おめでとう。
 家族でも友達でもない、アイドル一人を見つめるファンという立場だけど、それでも彼が特別である事で私の日々も少し鮮やかになっている。


 PRODUCE 101 JAPANという番組で知った彼はいつの間にか出演者、練習生という見方から私の中の特別になった。
 番組への意気込みを語る中で自分の年齢について言及し、これからさらに輝いていく存在であるはずなのに自分を賞味期限付きで語るその姿が、人として興味深さ、面白さを感じたのは今でも印象に残っている。夢と現実の狭間で葛藤しながらもここまで歩んできたのだろうか…と想いを馳せるだけで、まるで他人事とは思えないような感覚だった。年齢が近いというのもあるかも。

 そこからJO1としてデビューしてから今まで、彼は常に私の中の特別だった。蓮さんのかっこよさ、可愛さ、ダンス、歌、全て大好きだがやはり私は蓮さんの人となりが好きだし、今でも面白いと思う。

 自分の事を賞味期限という言葉で話すし、自分たちは商品という自覚があるし、常に冷静で俯瞰して物事を見ているな〜と思う事が多い。でもだからこそ、誰かや自分の事を考えて想いが大きくなって泣いてしまったりとか、ファンに向かって笑顔でこれからも楽しい未来が続くようにと言葉を紡いでくれたりとか。そんな感情が滲み出る瞬間がとても尊くて好きだ。
 これは私の思い込みかもしれないけど、以前よりも今の蓮さんの方が感情豊かに、そして想いをそのまま表してくれるようになった気がする。自分に我儘になってくれているようでそれがすごく嬉しい。これからも色んな蓮さんの姿を眺めて、言葉に耳を傾けていきたい。


 今日は蓮さんにとって1年に一回の特別な日だ。だからこそ私は、この日こそ蓮さんが世界で一番幸せで、笑って、輝かしい日になってほしいと願っている。特別な人の特別な日だからだ。
 きっと仕事で忙しいだろうけど、いつもよりは美味しいものを食べて、やりたい事をして、蓮さんにとって特別だと思う人と沢山話して一緒にいてほしい。その特別の中に、数多くのファンの姿が数えられているのではと考えるとすごくありがたい。

 蓮さんには是非とも、今日という特別な日を楽しく送ってほしい。そしてこれから歩む時間と見る景色、出会う人、得るもの、数多くある中で色んな特別を見つけてほしい。人生は旅だと聞いた事がある。その旅が少しでも美しく胸を張れる記録になる事を願う。遠いところから応援する事しかできないけど、自分の場所を自分だけの特等席だと思って、蓮さんの良いところや好きなところを話していきたい。

 最後に、もしかしたら蓮さんも聴いたかもしれないこの歌をメッセージとして貼って終わろうと思う。一介のオタクの自己満足に溢れた文章だけど、読んでいただきありがとうございました。

 


ミトラ

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