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【備忘録】エルフの森を探索するための羅針盤―エボルヴフォロワー編【シャドバエボルヴ】

はじめに

明けましておめでとうございます!MITOみとです。シャドウバースエボルヴ2年目の年、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
僕は、今年もシャドウバースエボルヴに関するノートを趣味として書き続けていきたいと思います。


さて、記念すべき新年の記事はエルフに関するものを書きます。なぜエルフに注目したかというと、シャドバ福袋のボックスで≪コスモスファング≫が出て爆死 新年初めのボックス購入で≪コスモスファング≫を引き当てたからです!
実際のところ、エルフは第3弾環境初期に≪童話エルフ≫が大きな注目を集めたものの、≪白銀エルフ≫の方がデッキとしての完成度が高く研究が逆戻りしてしまいました。そのため、新カードの研究が(自分の中で)進んでいないと考え、筆を執ることにしました。

とはいえ、こちらはエルフの森初心者。エルフの知識は以前に書いた初note「なぜエルフは弱いのか?」で止まっているため、一度整理の意味も込めて備忘録を書いていくことにします。まずはエボルヴの重要システムである進化フォロワーについてまとめます。

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ウォーターフェアリー

採用実績:テンポエルフ(1期~2期前半)

実はスタンダードデッキ限定収録

エルフのカードプールで最も軽コストなEフォロワー。ラストワードによってエルフの基本戦術に関わる≪フェアリー≫をEXエリアに生成します。
最初期のテンポエルフにおいて、1ターン目の安定行動の1つとして重宝されました。エボルヴによって2ターン目の行動を約束してくれる部分が序盤のドローソースが乏しいテンポエルフとして優秀でした。エボルヴしなくても、1コストというコンボパーツとしての取り回しの良さも当時としては重要だったようです。
2弾環境で後述する≪クリスタリア・リリー≫や≪クリスタリアプリンセス・ティア≫といった強力なEフォロワーが登場し、比較的リーサル関与率の低いEフォロワーであるこのカードは採用されなくなっていきました。

アーチャー

採用実績:テンポエルフ(1期~2期)

ロイヤル相手には非常に強力でした

エルフでは珍しいシステムフォロワー。このカード自体の攻撃性能は低いため、他のカードと組み合わせて使います。採用されていたテンポエルフは、≪フェアリー≫や≪フェアリーウィスプ≫などの小型妖精フォロワーの多数展開を基本戦術とするため、その性質とシステム効果がよくかみ合っている良カードです。
しかしながら、単体の解決能力が低いこと、1弾環境のTier1であるドラゴン相手には有効でなかったことから、採用枚数は2-1枚にとどまっていました。
現環境では≪ヒーローロイヤル≫や≪ウマ娘≫といった、標準スタッツを横並べする構築に処理が追い付かないため、確定除去を内蔵するEフォロワーにその枠を譲っています。環境に4点除去が豊富になり、場残り性能が落ちたことも採用されなくなった原因でしょう。

ブロッサムウルフ・スレイド

採用実績:現状無し

かわいいね

エルフ初の進化条件付きEフォロワー。自身の場のカードをバウンスしたターンに進化することができます。進化することができれば、追加コスト無しで標準スタッツ+1ドローと(ウマ娘を除く)標準的な2コストEフォロワーより強力です。
しかしながら、大抵の場合バウンス効果を用いるターンには他のEフォロワーがアクティブになっており、そちらの方が強力であるため、進化効果はおまけ程度と考えてよいでしょう。
貧弱なスタッツのため採用されている構築は現段階でありませんが、このカードの本質は≪コスモスファング≫のギミックパーツ適正にあるように思います。詳しくは≪コスモスファング≫の項で解説します。
筆者はエントリーデッキをこのカードのためだけに購入しました。

ガーベラベアー

採用実績:現状無し

専用カードのフラワーブリーズが貧弱すぎる…

バウンス効果と強い相互作用があるシステムEフォロワーです。エルフの貧弱な回復性能を強化してくれます。
進化時効果でデッキから≪フラワーブリーズ≫を直接サーチします。指定カードをサーチしつつ、2コストEフォロワーの標準スタッツを維持している点は優秀と言えるでしょう。エルフがデッキに触る手段はこのカードが初めてでした。
しかし、肝心の≪フラワーブリーズ≫が何とも言えない性能であり、競合に≪エンシェントエルフ≫が存在することもあって既存の構築では採用されていません。≪コスモスファング≫のギミックパーツとしても≪ブロッサムウルフ・スレイド≫の方が優秀であるため、残念ながらしばらく出番はないように思えます。
筆者はエントリーデッキを(ry

グランドアーチャー・セルウィン

採用実績:現状無し(2期に2-1採用?)

【コンボ_4】はあまりにも重い

実装当初は条件付きでアミュレットも破壊できるいぶし銀の活躍をしていましたが、≪マチカネタンホイザ≫というほぼ上位互換のアミュレットカードが実装されてしまったためほとんど日の目を見ることはありませんでした。
進化しても出走≪マチカネタンホイザ≫と同スタッツなの欠陥過ぎませんかね…w

リノセウス

採用実績:コントロールエルフ(ウマ娘期、りもえぼランクマッチ1位)

益虫でしょうか?
それともG?

アプリ勢ならお馴染みの虫です。エボルヴ初のエラッタカードだったりします。【疾走】効果が進化前提となったため、アプリよりはマイルドな性能に落ち着いています。
2弾環境以降に実装された優秀な2コスト帯Eフォロワーに枠を譲っていましたが、【2】のチョイス効果と突進効果を用いた複数除去要員として≪コントロールエルフ≫に再就職しました。
余談ですが、採用された≪コントロールエルフ≫は≪リノセウス≫がエルフの苦手な軽めの複数除去を補っている良構築となっています。
詳細はこずかたさんの構築をご覧ください。

エンシェントエルフ

採用実績:ほぼすべてのデッキタイプで採用(1期~3期現在)

エルフ1弾における未来のカード

言わずと知れた強力Eフォロワー。最速3ターン目で5/5の【守護】が立ち、そのスタッツの高さとコストの軽さから多くのドラゴンを破壊してきました。スタッツ上昇にはバウンス効果を要求しますが、エルフにおいてバウンスはむしろ能動的に使用したい効果であるため、全くデメリットになっていません。序盤の≪収穫祭≫や≪森の音楽隊≫によるリソース確保、中盤の≪クリスタリアプリンセス・ティア≫の再利用などが最たる活用例でしょうか。
ほぼすべてのデッキにおいて最大採用の3-2採用ですが、筆者は中盤における除去性能の低さから2回進化を使うシーンがあるのかを最近になって疑問視しています。

クリスタリアプリンセス・ティア

採用実績:テンポエルフ(2期~ウマ娘期前半)、白銀エルフ(ウマ娘期後半~3期現在)、童話エルフ(3期現在)

Eフォロワーではなく、コンボパーツとしても優秀
地味に手に入りにくいトークン第2位

エルフの盤面展開を支えるEフォロワーです。本体のスタッツは非常に貧弱ですが、【コンボ_3】達成時に生成するトークン≪クリスタリア・イヴ≫のスタッツも含めて計算すると「3/7/7【突進】の分割フォロワー」という化け物スタッツとなり、如何に強力なフォロワーかを実感できます。
進化して除去として使うことはもちろん優秀ですが、≪クリスタリア・イヴ≫が非進化フォロワーの4/4スタッツ持ちで≪烈火の魔弾≫の除去範囲を抜けることができるため、進化せずに盤面展開のコンボパーツとして使うことも多いです。そのため3-1採用という珍しい採用形態が主流となっています。
特に、≪ローズガーデンキーパー≫の進化時コンボ効果も同時に満たす1+3+2+1(E)=7PPの動きが強力です。

クリスタリア・リリー

採用実績:ほぼすべてのデッキタイプで採用(2期~3期現在)

ナイトメアの天敵

最強の単体除去Eフォロワーです。相手のフォロワーをデッキボトムに追放する唯一無二の効果を持ち、その性質から厄介なラストワード持ちの除去、墓場供給の阻害を行うことができます。実装当初は≪ミッドレンジロイヤル≫の≪レオニダス≫や、≪コントロールナイトメア≫の≪カムラ≫に対するカウンターメタとして採用されました。
≪ウマ娘≫に対しても≪ライスシャワー≫の回収を阻害するという活躍が期待できますが、≪ウマ娘≫はデッキを触る頻度が高いため、他の例よりは有効ではありません。
進化時効果があまりにも強力であるため、本体のスタッツは控えめで、複数除去を苦手としています。他のカードと併せて使っていきたいカードです。
一時期≪ローズクイーン≫をデッキ下に送ってしまう可能性を危惧する声がありましたが、今ではその声も見なくなったように思います。詳しくはデモコン理論にて。
現状ほぼすべての構築に最大採用されています。場合によっては3-3採用も検討できるカードです。

エルフプリンセスメイジ

採用実績:テンポエルフ(1期~ウマ娘期前半)

PRカードがとても綺麗でおススメです
現状唯一の0コストトークン

EXゾーンに≪フェアリーウィスプ≫を生成する珍しいフォロワーです。このカード以外には≪エルフバード≫があります。≪フェアリーウィスプ≫は中々生成できません。
主な採用は≪テンポエルフ≫。重要なシステムアミュレット≪ティターニアの妖精郷≫条件下では4/4、2/2、2/2の≪フローラルフェンサー≫もびっくりのパワーカードに変身します。盤面押しが強かった要因の1枚です。
3-2採用が主流でしたが、盤面に干渉できない点が響いて採用は下火になりがちです。妖精軸のデッキが復権すれば十分採用圏内です。

ローズガーデンキーパー

採用実績:白銀エルフ(ウマ娘期後半~3期現在)

最初期はエルフプリンセスメイジの採用が優先されていました。

最初期には採用されなかった標準3コストEフォロワー。環境の変遷とともに無条件の単体除去が評価されていきました。
同様の効果を持つ≪エイシンフラッシュ≫が常に比較対象に挙がります。≪烈火の魔弾≫に対する耐性と【コンボ_3】によるキャントリップ性能を天秤にかけることになるでしょう。最近採用されている≪白銀エルフ≫は手札の枚数が攻撃力に直結するデッキであるため、こちらが優先して採用されます。
前述した≪クリスタリアプリンセス・ティア≫を絡めた盤面形成が強力。最速進化以外はできるだけコンボ効果を起動させたいところです。
採用枚数は3-2採用が一般的。進化前がバニラのEフォロワーは2-1採用だとデッキのパワーを下げてしまう印象が強いです。

サイレンススズカ

採用実績:白銀エルフ(ウマ娘期後半~3期現在)、童話エルフ(3期現在)

エルフのフォルテと言われていたがそんなことはない

エルフの中では珍しい、単体で完結しているEフォロワーです。進化時効果のデッキトップへのバウンスは≪クリスタリア・リリー≫の除去性能と同様にラストワード持ちに対して非常に強力です。また、このカードは【疾走】もっているため、相手がクイックを構えているとき以外はそのまま5点の瞬間火力となる非常に攻撃的なフォロワーです。
その高い攻撃性能は、≪白銀エルフ≫におけるフィニッシャーである≪白銀の矢≫のリーサル圏内へ踏み込むことに大きく貢献できます。
その一方で体力面は非常に貧弱で、≪エンジェルスナイプ≫一発で沈んでしまう脆さがあります。当然ながら盤面形成能力は低いため、≪サイレンススズカ≫を使えば次ターンに勝利できるというタイミングに使うといいでしょう。
3-2採用が一般的な印象です。結構進化しないで投げることも多いらしいです。

コスモスファング

採用実績:現状無し

巷で性癖を狂わせるポケモン

アニメ発の切り札Eフォロワー。進化条件に自陣のバウンスを要求しており、≪エンシェントエルフ≫とは異なりバウンスが必須となります。一見厳しめの条件ですが、ファンファーレ能力で≪ブロッサムウルフ・スレイド≫や≪ガーベラベアー≫をサーチするとそのまま進化条件を満たすことができます。これを実装せずに発売されたエントリーデッキって本当に何だったんですかね…?
進化時効果は≪ローズガーデンキーパー≫と同じバウンスですが、Eフォロワーに対しては破壊効果になります。当然、競合は≪ローズガーデンキーパー≫と≪エイシンフラッシュ≫になりますが、5コストEフォロワー相当のスタッツと≪ブロッサムウルフ・スレイド≫も含めた盤面形成能力、ファンファーレだけでキャントリップが可能など、差別化できる要素は多いように思えます。
採用が控えられている理由は構築の強制力が原因でしょうか。このカードを採用する以上、サーチ対象の獣フォロワーを投入する必要があり、現状の獣フォロワーが軒並み弱いという残念な実情がある気がします。来季の象さんサーチに期待がかかります。
単純に4枚目の≪ローズガーデンキーパー≫として2-1採用が現環境で考えられる限界でしょうか?それなら≪クリスタリア・リリーE≫の枚数を増やせと言われそうですが…w

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございます。
自分が使ったことのあるEフォロワーを一通りまとめてみましたが、結構数があって驚きました。エルフの森はまだ未開の地なので、これから開拓していきたいです…
先住民族の方、アドバイスがあればぜひ教えてください。よろしくお願いします!
最後になりましたが、今年もどうぞよろしくお願いします。

参考文献

白銀エルフの基本構築

↑の構築での実績記事

MITOのエルフの森開拓記録

MITOのnoteまとめモーメント(現在停止中)


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