見出し画像

【実地レポート】横浜GP Autumn 対戦レポ【シャドバエボルヴ】

はじめに

こんにちは!MITOみとと申します。普段は関東圏でシャドウバースエボルヴを楽しんでいます。この挨拶もおなじみになってきたように感じます。
さて、今回はエボルヴの大型イベント、「Shadowverse EVOLVE Grand Prix 2022 横浜 Autumn」に出場したため、その実地レポートを書きたいと思います。僕が使用したデッキの簡単な紹介も含みます。よろしかったら最後まで読んでいただけると嬉しいです。

当サイトに使用しているカード画像は、Shadowverse EVOLVE公式サイト(https://shadowverse-evolve.com/)より、ガイドラインに従って転載しております。該当画像の再利用(転載・配布等)は禁止しております。© Cygames, Inc. ©bushiroad All Rights Reserved.

デジタルコンテンツのガイドライン

参加動機

二回目となる横浜での開催。関東圏の大型イベントに参加しない理由はありません。今回からGPの開催規模が大幅に拡大され、2000人規模の開催となりました。それに伴い、対戦回数は予選だけでも最大16回戦となり、タフネスが求められる大会でもありました。そこで今大会は大型大会慣れをするために、できるだけDay1を完走することを目標に設定しました。

使用リスト

今大会で使用したリストは≪ミッドレンジバレットロイヤル≫です。基本構築は≪ミッドレンジロイヤル≫と変わりません。筆者の主な変更点だけピックアップして解説できればと思います。

デッキコンセプト

デッキのコンセプトとして、≪レオニダス≫に頼らないことを意識しました。その理由としては以下の通りです。

  • ≪レオニダス≫を置くターンが実は少ない

  • ≪レオニダスの遺志≫に対するメタカードがTier1のドラゴン対策で入りやすい

  • 他の勝ちプランが思った以上に強力

現在、≪7cm採用型ウマ娘≫の登場により、≪レオニダスの遺志≫による強盤面の押しつけは有効性を失いつつあります。そうなると、≪レオニダスの遺志≫設置からの【疾走】による速攻戦術が必要ですが、そのタイミングを作るチャンスは多くないと考えました。
よって、別のリーサルプランとして6,7ターン目に5点ずつの【疾走】を押し付け、ナリタブライアンのバーンによってリーサルを取るプランをメインにすることにしました。このプランを通すには、序盤の面展開は欠かせないため、それを意識した構築にしました。

採用カード解説(一部抜粋)

≪ニンジャエッグ≫<2>

ロイヤルクラスのスタンダードデッキ≪怨讐刀鬼≫にも同梱されている、ベーシックな1コストフォロワーです。1コストの標準スタッツと言えば≪ゴブリン≫が代表ですが、≪ニンジャエッグ≫も同等のスタッツを持っています。
≪ゴブリン≫でなく、このカードを採用する理由はロイヤルによるクラス適正にあります。≪レオニダスの遺志≫条件下では、1/5/5【突進】という非常に強力なカードとなることが分かりやすい例です。
≪クイックブレーダー≫より序盤で役に立つと考え、2枠入れ替えました。

≪歴戦のランサー≫<2>

こちらもスタンダードデッキに含まれるカードです。標準スタッツから攻撃力が1落ちていますが、その代わりに【守護】を持っています。
≪ルミナスナイト≫との入れ替えを行った理由として、≪ベルエンジェル≫の不採用によって足りなくなった【守護】フォロワーであること、体力の高さを評価しました。
しかしながら、デッキの攻撃性能を少し下げていた面もあったため、今後の採用はもう一度検討したいカードです。

≪フェンサー≫<2>

このデッキで一番最後に採用されたカードです(横浜GP前日)。そのため筆者も十分な評価を下せずにいます。
他のフォロワーに1/1バフを付与する効果は、想定以上の効果を発揮しました。例えば、≪ヴァンガード・レイサム≫にバフを付与することでドラゴンの典型的な強ムーブである≪ドラゴンウォーリア≫の2面処理を等価交換まで持ち込むことができるようになりました。また、このデッキに最大投入されている≪白銀の騎士・エミリア≫によって4/4+3/3を同時展開することができ、≪フローラルフェンサー≫と同等の点数を押し付けることが可能になります。
ウマ娘環境において、≪フローラルフェンサー≫は前環境ほどの威力を発揮できなくなっていますが、同スタッツである≪白銀の騎士・エミリア≫と≪フェンサー≫の4/4+3/3を同時処理ができる方法は少なく、相手に確実に打点を通すことができます。
後半に行くほど役割が少なくなるため2枚採用。バレットパーツの≪ノーヴィストルーパー≫と枠を分け合う結果となりました。

≪白銀の騎士・エミリア≫<3>

前環境では徐々にデッキから外れていったこのカードですが、ウマ娘環境ではフレキシブルな1枚として採用しました。≪ウマ娘≫の台頭により、ロイヤル特有の盤面フォロワーの交戦トレードによる優位形勢が難しくなり、クイックタイミングを挟まない処理の需要が高まりました。≪白銀の騎士・エミリア≫はロイヤルの1つの壁である4点ラインを1枚で達成することができるカードです。また、こちらが優勢な時は3コスト以下のフォロワーを追加展開できるという攻撃的な効果を使用できるため、腐りにくいカードとしても優秀です。
使い道が多いため3枚採用。このカードのバリューを上げるために3コストを厚めに採用してもいいかもしれません。

≪ダークエンジェル・オリヴィエ≫<2>

使い勝手の良いニュートラルフォロワー。どのデッキにも入ってもおかしくないカードです。
1枚でできることが非常に多く、ロイヤルでは主にリソースの確保とEP取得を担います。そのため、先攻時にめっぽう強く、5ターン目≪ダークエンジェル・オリヴィエ≫→6PP+EPによるEフォロワーという勝ちプランが決まるとイージーウィンが狙えます。
逆に後攻時は設置できるタイミングが少なく、3枚採用だと重複時に困るため2枚採用となりました。

≪トウカイテイオー≫<3-2>

一言でいうとでっかい≪疾風怒濤≫です。5コストで面処理をしながら4/4フォロワーを立てる動きが中々に強力で、盤面の処理と同時に補強もできる器用さを持っています。
また、進化によって【疾走】を得るため、フィニッシャーパーツとしての役割も持っています。先述した6PP+EPによるダメージの押しつけは≪レヴィオンセイバー・アルベール≫を用いることが主流でしたが、【守護】によって阻止されることが欠点でした。≪トウカイテイオー≫の採用により、【守護】を剥がしながらダメージを与えることが可能となりました。
2つの役割を最大限に運用するため3-2採用。6PP+EP→7PPの連続疾走も視野に入れてEVOLVEも2枚採用としました。

≪ツバキ≫<1>

筆者が性能面で最も好きなフォロワーの1枚です。攻防を選択できる汎用性の高さ、進化不要な要求の低さから1枚採用しました。
9PPで≪宝杖の司令官≫から5点を捻出することができるため、リーサルパターンの増加に貢献しました。
2枚採用で運用していましたが、ミラーマッチにおける≪アレキサンダー≫の重要性から枠を分け合うこととなりました。

≪ナリタブライアン≫<2>

ロイヤル待望の大型フィニッシャーです。盤面を無視して5点を飛ばすバーン能力は非常に強力で、明確なゴールを設定してくれることになりました。
正直3枚入れたいですが、重すぎるカードなので2枚採用です。

対戦成績

凡例:対戦相手、先後選択者、先後、勝敗 の順で記載

1回戦:対ウマ自先勝ち
2回戦:対ウマ自先勝ち
3回戦:対ウマ相後負け
4回戦:対エルフ相後勝ち
5回戦:対ウマ自先負け
6回戦:対ウマ相後負け
7回戦:対アグロメア相後負け
8回戦:不戦勝
9回戦:対ロイ相先勝ち

5,6回戦はウマ娘の≪アグネスタキオン≫と≪ダイワスカーレット≫、≪ウオッカ≫を2回ずつ展開され、何も言えず敗北しました。あの動きの再現性についてはもう少し検討したいと思います。
3回戦はサーチのミスが原因です。アドバンスブレーダーではなく、ナリタブライアンをサーチすれば勝っていたような気がします。
戦闘継続のサーチをして負けることが多かったため、今後の練度上げの糧にしていきたいと思います。
4回戦のエルフは、7ターン目に≪ダークエンジェル・オリヴィエ≫によるセルフハンデスを選択したことがターニングポイントでした。このハンデスによって相手はローズクイーンというリーサルウェポンを失い、耐久勝ちすることが出来ました。また、序盤に≪レオニダス≫をサーチすることで、相手の安易な攻撃アクトを抑制する動きは筆者の中でベストバウトでした。

振り返り

デッキはかなり仕上がっていただけに、自分のサーチの練度を強く感じつ結果となりました。そもそも、ドラゴンを倒すためのチューンアップをしていたのに、≪ウマ娘≫にしか当たらない状況にしんどさを感じてしまいました。3回戦を勝ち、Winnerサイドへ行くことが出来ればドラゴンと当たれていたのかなぁ…というたられば論を言ってしまうあたり、もう少しデッキとちゃんと向き合ってあげる必要があったのだろうと思います。

余談

Day1のドロップタイミングは3-3(6回戦終了時)だったのですが、リベンジ大会に出場できないタイミングだったので、最後まで完走することを選択しました。対戦成績からもわかる通り、ドロップタイミングを過ぎてから闇鍋感が爆増しました。Winnerサイドから中途半端に落ちると強デッキの鎬を削る戦いに落ちてしまうため、できるだけ序盤Loserサイドに行かないようにすることは思った以上に重要なようです。今後の勉強になりました。


Day2のSunday Cupは超絶おふざけで≪スカルフェインビショップ≫を使ったのですが、≪ウマ娘≫に意外と刺さるという訳の分からない結果となりました。≪神域の守護者≫による無限トラが思った以上に厄介で、尚且つ≪スカルフェイン≫のAoEが相手の盤面を焼き尽くしていました。なぜなのか…w

なぜ≪神魔裁判所≫が2枚採用なのかって?
おうちになかったからです…w

≪スカルフェインビショップ≫を使って良かったことは、≪ウマ娘≫の意外な弱点に気づけたことです。≪ウマ娘≫が4点除去の手段を≪おどれ・騒げ・フェスれ!≫に依存しているということが分かり、≪アグネスタキオン≫の再利用を伴わないと処理が追いつかないことが多いようです。このことが今後の≪ウマ娘≫対策に使えるのではないかと期待しています。


Day2はオープン8にも参加しました。これが中々面白い(笑)
構築戦とはまた違った楽しみ方ができ、初めましての人ともとても楽しくプレイできたので良かったです。
普段はフォーカスが当たらないカードの強さを実感できるいい機会となりました。個人的に≪[共に同じ道を!] 桐生院葵≫が構築に入る可能性を感じました。出走フォロワーをもれなく進化フォロワースタッツにするシステム性能と1/3という絶妙なスタッツ、【守護】と条件付きキャントリップという≪ベルエンジェル≫が強いなら弱い訳ないわコレ…と今まで気づかないのが不思議なくらいです。先入観って恐ろしいですね。

参考までに今回使用したオープン8のデッキを掲載しときます。≪トウカイテイオー≫が上下揃ったとき、思わず卓の全員でテンションが上がりましたw

今後もやるならオープン8の保存様式が欲しいです…
ブシロードさんよろしくお願いします…w

おわりに

見事にウマドラ環境となってしまった今大会でしたが、他のクラスでのDay2報告も耳にしています。次の名古屋GPで環境に一石を投じたいですね…!
驚きだったのは、≪エイラビショップ≫のDay2進出報告があったことです。店舗予選まで≪エイラビショップ≫を使っていたため純粋に嬉しい一方で、そこまで詰め切れなかった悔しさも感じています(もちろん嬉しさの方が大きいです。いなしさん、おめでとうございます!)。
Twitterでも活動していきますので、そちらもチェックしてもらえると嬉しいです。
今後ともよろしくお願いします!それでは!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?