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ブレイクアウトについて

今回は私がトレードにおいてブレイクアウトする優位性が高いのかどうか見ているポイントがあるので一部ご紹介します。



ブレイクアウトする優位性が高い時にはいくつかの条件があります。
私が検証の中で見つけた条件は5つでした。その5つの条件が全て揃った時抜ける可能性が高いと見ています。今回はその条件のうち2つをご紹介したいと思います。


8/9 ドル円1時間足

上記の画像は8/9のドル円1H足です。私はチャートを見ていなくてエントリーはしていないのですが、エントリーされた方もいたかと思います。
1HMAは収束から拡散に向かう局面であり、4HMAの3波、日足MAとも乖離があるので大きく伸びる可能性もありそうな局面でした。しかしこういった局面でも伸びない時は多々あります。伸びない原因は様々ありますが、今回はブレイクアウトしやすい形という点だけに注目してみていきます。

ブレイクアウトしやすい条件①

ではまず過去のブレイクアウトしたチャートを見ていきます。

6月 ドル円1時間足

こちらは今年の6月のドル円チャートです。先ほどの8/9のチャートと似ていますが、こちらは上にブレイクアウトしています。何が違うのでしょうか?
まずブレイクアウトしやすい条件の一つに1HMAの支えまたは抑えがあります。こちらのチャートは1HMAに綺麗に支えられながら上抜けしています。


8/9 ドル円1時間足

こちらは8/9のチャートです。1HMAとロウソク足に少し乖離があります。下からMAが受けてきてはいますがあまりきちんと支えられている感じはしません。上抜けできず下落してきてしまいました。

ブレイクアウトしやすい条件②


8/9 ドル円15分足

条件の二つ目15分MAが1HMAに対して収束から拡散している事です。上記の画像は先ほどの8/9のドル円15分足チャートです。一見15分MAが収束から拡散に向かっているように見えますが、まだ収束が甘く少し乖離がある状態です。


6月 ドル円15分足

こちらは先ほどの6月のドル円の15分足チャートです。
15分MAと1HMAの乖離は少なめで、15分MAが1HMAに綺麗に収束から拡散に向かいながら上抜けしています。

他の過去チャートもいくつか見ていきます。

過去チャート例①

1時間足チャート例①

上記の画像は2ヶ所エントリーができそうなポイントがあります。
①のポイントは1HMAを下抜けるポイントで直近安値で下げ止まっています。逆に②のポイントは1HMAに抑えられながら高値を切り下げ直近の安値をブレイクアウトしていきました。①のような1HMAによる抑えもなく伸びていく時は、伸びたところで少しでも決済してしまうのがベストかと思います。

では15分足チャートも見てみます。
まず上記の画像の中の①のポイントの15分足チャートです。


①のポイントの15分足チャート

綺麗なWトップになってはいますが、1HMAと15分MAの位置関係が逆になっています。

続いて②のポイントの15分足チャートです。

②のポイントの15分足チャート

こちらはMA同士の位置関係が逆になることなく、綺麗に15分MAが1HMAに収束から拡散していきながら直近安値を下抜けしています。

過去チャート例②


1時間足チャート例②

①のポイントと②のポイントは似たような形をしていてどちらもWボトムで1HMAを抜けるポイントです。
①のポイントはWボトム抜けで上昇後、1HMAにワンクッションをつけ、1HMAに支えられながら上昇し直近高値を上抜けしました。

②のポイントは直近高値を上抜けしましたが、1HMAには支えられることなく急落した局面です。ブレイクアウト後も伸びるのか伸びないのかは上位足の環境などにもよるのでそれはまた別のお話です。

過去チャート例③


1時間足チャート例③

1時間足で大きなWトップを形成して下落してきた局面です。Wトップ下抜け後の下げではまだ1HMAに抑えられていません。直近安値で下げ止まり、1HMAに戻りをつけてきました。その後1HMAに抑えられるように高値を切り下げ直近安値を下抜けました。


15分足チャート例③

先ほどのチャートの15分足です。15分MAが1HMAに収束から拡散に向かいながら直近安値を下抜けしています。

過去チャート例④


1時間足チャート例④

相場に絶対はないのでこのように1HMAに支えられてはいないけどそのままブレイクアウトして大きく上昇する場合ももちろんあります。

過去チャート例⑤

1時間足チャート例⑤

こちらも1HMAに支えられる事なくそのまま直近高値を上抜けし、上昇した局面です。あくまでも1HMAの支えや抑えがあった方がブレイクアウトする優位性が高いというだけなので1HMAの支えや抑えがなくてもこのようにブレイクアウトすることはあります。

過去チャート例⑥


1時間足チャート例⑥

こちらは1HMAに抑えられるように小さなWトップを形成し、そのまま直近安値を下抜けた局面です。

以上、ここ半年くらいの過去チャートを参考にいくつか例を出してみました。なぜ1HMAの支えや抑えがあるとブレイクアウトしやすいかというと1HMAに対するグランビル3波になるからです。


過去の1時間足チャート
グランビル3波

検証方法

最後に検証方法についてです。
どのように検証したのかというと、ブレイクアウトする局面、しない局面の画像をたくさん集めました。

こんな感じ。

データの一部

とにかくたくさんのチャートをこのように集めて見ていきました。
そしてそこから気になった条件を見つけ出し、表にしてまとめました。

こんな感じ。

データの一部

こうして表にまとめるとブレイクアウトする時には特徴がいくつかあることがよく分かりました。

最後に

今回ご紹介した条件以外にもいくつか条件はあります。
あくまでもこれは私の検証結果、手法の一部であり、賢人手法とはあまり関係のない部分なのでこういうところを見てるのかぁ~くらいの気持ちで参考程度に見てもらえたらと思います。
ブレイクアウトする時はここを見て!と言いたいのではなく、行き詰まっている方達が少しでも何かに気づけるきっかけになればいいなと思って書いています。気になる方はご自身で検証してみると何か気づけるきっかけになるかもしれません。何でも自分で検証してみるのが一番の近道だと思います。

今回は以上です。
久々の更新になってしまい申し訳ありません。
なんとか時間を見つけ急いで書いたので変なところもあるかもしれませんが多めに見てください。
ありがとうございました。

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