最近のフルーツについて

最近と言っても、十数年前からの話ですが、フルーツが甘さ重視になっています。
フルーツは甘い方が美味しいという方も多いでしょう。
しかし、俺はこの風潮が余り良いとは思っていません。
正直、最近のフルーツは美味しくないです。
最近のフルーツはどことなく、ぼんやりとした味に感じてしまうのです。

フルーツの良さとは、みずみずしさ、甘さ、酸っぱさだと思います。
甘酸っぱさこそ、フルーツの醍醐味ではないでしょうか。
しかし、何故か酸っぱさを排除するムーブメントが主流になってしまいました。
もちろん、酸っぱいだけでは美味しくありません。
しかし、酸っぱさを全て排除してしまったフルーツも美味しくないと思います。

昭和の頃に食べたイチゴやみかんは程よい酸っぱさがあって美味しかったと記憶しています。
しかし、残念なことに平成に入ってから、徐々に酸っぱさのあるフルーツが消えていきました。

なぜ、酸っぱくないフルーツが不味いのでしょうか?
それは、フルーツには水分があるからです。
どんなに甘さを高めても、水分で中和されます。
すると、薄めた砂糖水みたいな微妙な甘さになります。
それが、ぼんやりした味のフルーツが増えた原因だと考えられます。

多くの人が望んだから、こういうフルーツが増えたのかもしれません。
もしかすると、俺の方の味覚がおかしいのかもしれません。
しかし、甘酸っぱいフルーツこそが至高だと声を大にして言いたいです。
甘いだけで良いなら、餡子の入った饅頭の方が余程甘いし美味しいです。

昭和の頃に食べたような甘くも酸っぱいフルーツが復古するのを切に願っています。

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