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一日は長いのに振り返ると瞬間な子育て時間の謎を解く【月曜日のたねまき】

おはようございます!
三連休最後の日の月曜日。我が家は昨日の昼から長男とだんながキャンプに行ってます。次男と私は留守番〜(何でも触りたい、登りたいの一歳半連れのキャンプは大変すぎるので)
そのためいつもより少し静かで、けんかがない月曜日を過ごせそうです。


最近次男と遊んでてしみじみ感じてることを聞いてくださいませ。
それは、極短時間の遊びを繰り返すって異常に疲れるなってこと。で、それと子育ての体感時間が関わってるんじゃない?ってこと。多分どなたかがもっとうまく言ってると思うけど。

例えば赤ちゃん用の1分で読める絵本。10分かかる絵本より楽ちんじゃん、と思ったら大間違い。
ちびちびっこは面白いと思ったら延々と繰り返しを求めます。さすがに10回は読まないけど、5回は読むことになる。その繰り返しがきつい!
「だるまさんが、どてっ」とか「がたんごとん」とか「こんにちは、かぴばら」とか、あんま内容もないし。(次男が喜んだり、反応するのはもちろん可愛いけど)
10分の名作を、いい話だなぁと思いながら読む方がずっと楽しいし、時間を感じない。


ちなみに長新太の『みみずのオッサン』という絵本、すっごくいいです。子供にもうけるし、大人が読むとシュールでありつつ考えさせられる。好きすぎるので語ります。

「オッサン」という名のミミズが散歩していると、ペンキと絵具とクレヨンの工場が爆発し、街はベタベタに埋もれて動かなくなる。
ミミズのオッサンはそれをどんどん食べてきれいな泥に変えていく。
やがて緑の大地ができ、恐竜たちが歩く。それを見たオッサンは恐竜になりたいなぁと思う。「みみずのオッサンはそのままでいいよ」とおつきさまが言って、おしまい。

なんかね、こわいですよ。特にペンキにつぶされるおかあさんとおとうさんのシーン。

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「キャーッ、たすけてー、でもきれいないろねぇ」「キューッ、くるしいー、ほんとにきれいだねぇ」

人工物のきれいなものに押し潰されて死ぬ。こわいよぅ、すごいよぅ。



怖いといえば、せなけいこさんも。行って帰らぬ物語がなかなか怖い。
たとえば『ふうせんねこ』。これは1分で読めるけど面白い。

なんでもぷーぷー怒ってわがままを言ってる子ネコの顔がだんだん膨らんでいき、風船のように空に飛んでいってしまう。
「ぷーぷーねこは どこ いった
 かあさん やねで よんでいる」  でおしまい。

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よ、読んでるかあさんがつらいんですけど。

「ぷーぷー怒ってるとこの子みたいに飛んでっちゃうからね。そしたらかーちゃんずっと探しつづけて、帰ってくるのを待ち続けて、それでも会えなかったら…うっ…」
と息子に説教するはずが、ちょっと感極まってしまったことあり。


あ、つい絵本紹介しちゃったけど、話したかったのは短いことを繰り返し続けるのはつらいってことでした。すべり台を何度も何度もすべらせるとかも。

繰り返しに飽きるけど、時間は全然経たないの。達成感もないし。賽の河原感。

で、あとから振り返ると、何十回繰り返そうが、「絵本を読んだ」とか「公園に行った」とか一つの出来事になってる。それ以上思い出すものはない。

子育ての一日はうんざりするほど長いけど、気づくとあっという間ってのはここから来てるんじゃないかな。
……自分の中では大発見だったんだけど、うまく伝えられてるかな。自信ないな。



さて、次男が構ってほしくて大変なので今週はこのくらいで。
今日はキナリ読書感想文フェスに参加するので頑張って次男を昼寝させます!

昨日が読む日で、今日が書く日なんだけど、まだ読み終わっていない…。
好きな本屋さんでかっこつけて『世界は贈与でできている』を選択したせい。『くまの子ウーフ』にしとけばよかったよ、三日前の自分!いや、贈与も面白いんですけどね。

それでは風邪をひかず、よい一週間を〜!


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自分の帽子はかぶらないくせに、にーちゃんのやつは勝手にとってきてはかぶる人

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