はやくさなぎになってね！ 【月曜日のたねまき】

こんばんは！月曜日の深夜です。
２週間このたねまきを更新せず、今週ももういっか辞めちゃおうかと怠惰な気分だったのですが、やっぱり少しでも書いておきます。

子供らの卒園とか入園とか子供会がどうのとか、新しい環境に突入せざるを得ない状況で、具体的な問題がまだ起きてるわけじゃないのに勝手に神経をすり減らしております。
ひとり脳内で困った状況をシュミレーションしては、すりこぎでゴマをするように自分の神経をごりごりしてしまう悪癖。私をごりごりしても香り高いすりごまができるわけでもないのにね。

土曜日から実家に帰省しています。
母といっぱい話せて楽しい！ お互いあれこれ話したり見せたいものがいっぱいで寝るのが遅くなってしまう。
相手の話を聴いてそこに連なる話題が次々浮かび上がってきて、話してみて、相手からの反応や回答でまた新しい局面に飛び移る感じ、めちゃ楽しい。頭と心が動いている。
もっといろんなことを学び、体験して、もっと豊かな人になりたいなぁ。

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今日お昼は近所の河原でちょっとしたお花見をしました。母と弟と私と長男、次男。
出掛けるぎりぎりで、日焼け止めやら眉毛を描いていたら、庭で待っている長男が苛立って何か叫んでいた。はいはいわかった、もう行くから、と生返事。私は昼過ぎに美容院の予約をとっていて時間があまりなく焦っていた。

支度を終えて急いで河原へ歩きだしたら、すぐに長男がへそを曲げて動かない。
いつも不機嫌で厄介な長男にうんざりしていたので弟に任せて先に進んだ。（ひとりだとこうはいかないので他の人がいてくれるってありがたい）
どう説得したのか少ししてのろのろやってきた。
それでもおそろしく不機嫌で、ひとり黙って地面に絵を描いている。かわいい絵だねというと怒って蹴ってくる。

もう放っておこう、とおにぎりをぱくぱく。でもひとりでもこういう奴がいるとなにも面白くない。桜よりも長男ばかりいらいら見てしまう。

にーちゃん想いの次男が見かねておにぎりを渡しに行ったが受け取ってもらえず…

ひとまずお昼を食べ終え（長男は何も食べず）、美容院に向かうまであと10分。腹を括って長男に向かい合う。
何が不満か聞くと、見せたいものがあったのに先に行ってしまったのがいけなかったらしい。
あとでいいじゃんと言っても納得せず。私が生返事をしたのが悪かったようだ。
結局それを見に戻ることにした。道の途中かと思ったら、家の庭まで戻った。

用意してあった不透明のビニール袋を持つと長男は縁側で立ち上がった。袋に手を突っ込んで、何かを握りしめ、投げる。

ピンクの早乙女椿の花びらだった。庭に散ったそれを密かに集めていて、それで花吹雪を見せたかったらしい。
桜と違い重みのある花びらはひらひら風に舞うことはないが、花咲か爺さんよろしく花を蒔く姿は愛しいものだった。（花咲か爺さんがまくのは灰か）
いらいらせずにもっとお互いうまく過ごしたいと切実に思う。
ごきげんになった長男とまた河原に戻り、美容院はちゃんと間に合った。

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夕方、弟が自身の家に帰るとき、子供らが名残惜しんだ。べたべたくっつかれ引き止められ満更でもない弟に、次男が言った。
「はやくさなぎになってね」
このなんの脈絡もないセリフは、実は前回の弟との別れの際に次男からとびだしたものだ。それでウケたのでまた言ったらしい。にやにやしている。
「なんだよあっちゃん、じゃあ今はおれはイモムシなの？」
弟からそう聞かれ、3歳の彼は「そう！」と自信満々に答える。
「じゃああっちゃんもイモムシなの？」に対し
「あっちゃんは、ひと！」とマジレスされ、弟はへなへなになって面白かった。

弟よ、早くさなぎになってね！
（蝶まではさらに遠いのか…いつか人になれるのか…）

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さて火曜日にすっかり踏み込んでいたのでこの辺で終わります。
ちょっとした日記でした。