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名古屋にてしみじみ欲 【月曜日のたねまき】

こんばんは!
梅雨真っ最中、じっとりした重い気持ちがまとわりついて中々noteに向かえずにいました。
でも書きたい。書かないときつい。
梅雨のちょっとした晴れ間のような、ふと湧き上がったやる気でなんとか書いてみます。


今日は子供らを見送ったあと、だんなに全てを託して(カレーだけ作り置きして)、名古屋行きの新幹線に飛び乗りました。
そして今も名古屋にいます。

祖父の手術にどうしても立ち会いが必要で、という話だったのに、コロナのせいか前日になって立ち会い不可と判明。
結局手術後にちらりと面会するだけの人になってしまったのだけれど、行ってよかった。

一年ほど会えてなかった祖父は、それでも私の知っている祖父のままだった。
予想以上に苦しい手術だったらしいのに、この病院のヘリポートができた時に一枚かんでいたという自慢話をスマートかつ饒舌に語っていた。
元気でよかった。

頼まれて、自販機の飲み物を買いにいく。ナタデココ入りドリンクが好きとは知らなかった。かわいい。
少し肩をもんで、おじいちゃん孝行したつもりにさせてもらった。明日なにごともなく退院できますように。

面会が終わり、祖父母の家に。
昨日から祖父は入院しているので、おばあちゃんひとりできっと不安だろう。心配な気持ちで祖母に再会。

が、案外平気そう。手術なんてどうせまな板の鯉でどうしようもできないんだから、と達観していた。
手術は9時からだったけど、おばあちゃんは10時まで眠っていたのだそう。(これは祖父には秘密)と言いつつ、多分明日会ってすぐおばあちゃんはばらしちゃう。正直過ぎる正直者。

夕ご飯はおばあちゃんのリクエストでカレーを作った。我が家に作ったカレーは子供らちゃんと食べたかな。どうでもいいけど2日連続カレー作るって初めてかも。
カレーと一緒に、出来合いの切り干し大根と甘い黒豆も食べた。案外悪くない組み合わせだった。

久々に会えたおばあちゃんと何かしみじみ話したかった。子供らもいなくて静かで、こんな機会そうそうない!
でもしみじみする話のタネを思いつかず、鶴瓶の家族に乾杯を共にだらだら観た。

10年前、高校からの友達と二人旅した時も、しみじみ話したくて私焦ってたな。
旅館で布団並べて寝そべって
「なんかしみじみした話をしてよ!」って無茶振りしたら
「あるところに、シジミの、シミとジミがいました」と友人は語ってくれた。しみじみとした語り口調で。

友人よ、ありがとう。
あの時から私の世界には、シジミのシミとジミが暮らしているよ。

しみじみするの、むずかしいな。

明日昼過ぎまでの祖父母といられる時間を大切にしたい。あわよくば三人でしみじみしたい。


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