進捗状況

noteさんからこんな表示をされてしまった。神様仏様note様から定期収入が得られなかったら私としては死活問題なので、色々と調査は(あっちこっちに手を出しているせいで)終わってないのだが、こうも更新頻度が遅いと正確さよりも頻度の方が大事じゃないかとまた優柔不断にも悩むことになる。ぐだぐだ言わんとさっさと何でもいいからネタを投下するべきだろう。ということで進捗状況の報告な更新をしようと思う。最近不調続きで、なかなかスッキリする結論が出せていないが仕方ない。

手始めに、最近Facebookは全く更新していなかったが、久々にナイスな長文投稿をしたので、自己紹介も含めて転載しようと思う。

最近Facebookは全く更新していなかった。 けれど、実名での投稿を避けることが自分を隠しているような気がしてならなかったので、久々に投稿してみようと思う。 ここ数年、例の感染症騒ぎを機に、医学を200年遡った。誰も彼もが例の注射を待望...

Posted by 中島允丈 on Monday, July 31, 2023

ここ数年、例の感染症騒ぎを機に、医学を200年遡った。誰も彼もが例の注射を待望する世の中を見ながら、予防って何だ?何で病気の対策がオーダーメイドじゃなくて画一的なんだ?と。生活する風土も食生活も浴びる放射線も、普段暴露する病原体も、健康状態も遺伝も何もかも条件の異なる各国の人間に対する対策が同じってどういうことだ?と、その疑問が湧いた時点で「WHO仕事してんのか」と思った。

おおそうだ。私は今仕事などしていない。いや、仕事はしているが労働をしていない。お陰で自転車操業のようなジリ貧生活をする一方で、何の金銭的利益もない発信をし続けている。後世の為だなどと綺麗なことを言いながら、その実、私の動機は「天才が天才と正当に評価されない現実が気に喰わない」の一点だ。努力が報われる社会を誰もが夢想しつつ、実態は天才が蔑ろにされており、つまり自分達が他人の努力を正当に評価できていない。こんな悲しい綺麗ごとがあるだろうか?

だから人前に立ち、語られぬ天才の言葉を正確さを大事にして発信してきた。私自身には何の資格も権威もないが、一定数話を聞いてくれる人がいたのは純粋に嬉しかった。

今ご厚意で居候の身となって何とか生き長らえている寄生虫のような生活をしている私に言えたことではないかもしれないが、以前から思っていたのは、「依存を自白して生きる者と、詐欺で自立する者」はどちらが人間的だろうか?

そうは言うものの、罪悪感がないわけではない。だからせめてもの罪滅ぼしのつもりで人前に立って発信活動をしてきた。「センモンカ」様方が私を納得させる発信を欠片もしてこないからだ。

では私はこの数年何を調べ、発信し続けてきたか。端的に、例の注射に対する論争は人類の歴史と共にあり、現代の論争と何ら変わりない内容が、明文化されている限りで数百年単位、実際は恐らく数千年単位で続いており、「科学の進歩」を謳いつつ微塵も成長のない分野であって、これは医学ですらない、もはや黒魔術の領域だと悟るに至ったということだ。

反ワクチン主義が何故毎度馬鹿にされるのか?それは80年代の医学史研究に端を発すると考える。要するにこの時代の研究は、その目的自体が「人類の理性の勝利」を謳うものばかりで、何故反対派が誕生するのか、その社会的文脈の考察が手付かずのまま現代に至り、その半端な歴史教育を受けた連中が今権威に居座っているからである。従って反ワクチン主義を「反知性主義」(※これが誤用で、本来の意味ならむしろ相手側を賞賛すことになることすら気付かない連中ではあるが)と罵る層こそ、ある意味近代教育の犠牲者とも言える。

参考:長谷部圭人. (2022, October 5). 18世紀フランスにおける種痘論争の始動ー1723-1754年の展開を中心にー. 総合人文科学研究センター研究誌「WASEDA RILAS JOURNAL No.10」(2022年10月) ? 早稲田大学 総合人文科学研究センター, 135-147.

この騒動が注射を打たせたいが為の騒動なのは疑いない。そこには打たせたい側の独自の論理があり、ここの考察は宗教が絡むと同時に、部分的真実の集合たる陰謀論を慎重に紐解かねばならないと悟った。狂人の考えることなど知らんと言いたい所だが、何かしら結論を出さないと人は納得しないだろう。陰謀論で良く言われる単純な優性思想だとは思わない。

とある研究者のフォロワーさんの言葉もあり、この文献に記載の「技術」を全人類に対して実験する為、というのが暫定の見解だ。

Hajj, K., Whitehead, K. Tools for translation: non-viral materials for therapeutic mRNA delivery. Nat Rev Mater 2, 17056 (2017).

ワクチンが有益か無益かなど議論するだけ無駄だ。何故って「アレルギー」という言葉がそもそも何の研究から生まれているか、それを遡るだけでこんなものチェックメイトだ。この単純な話を誰もしない時点でセンモンカなど誰も信用などできない。

Wikipedia contributors. (2022, April 3). クレメンス・フォン・ピルケ. In Wikipedia. Retrieved 06:39, July 31, 2023, from

https://ja.wikipedia.org/w/index.php...

Igea, J. M. (2013). The history of the idea of allergy. Allergy: European Journal of Allergy and Clinical Immunology, 68(, 966-973. https://doi.org/10.1111/all.12174

Silverstein, A. M. (2000). Clemens Freiherr von Pirquet: Explaining immune complex disease in 1906. Nature Immunology 2000 1:6, 1(6), 453?455.

さて、こういうことを言うと、大多数から(前述の近代教育との相乗効果で)「公衆衛生の脅威」「殺人行為」だと批判されることだろう(※そもそもワクチンが公衆衛生の政策に組み込まれていること自体に疑問があるのだが、いつからワクチン接種は公衆衛生の役目になったんだ?創始者であろうジョン・シモンはむしろワクチンの問題点を指摘している)

Lambert, R. J. (1962). I. A Victorian National Health Service: State Vaccination, 1855?71. The Historical Journal, 5(1), 1?. doi:10.1017/s0018246x00000029

だから反ワクチン主義者には、その責任の一端に感染症の原因の考察、及びその対策の提案が含まれると考える。

しかし、巷の代替療法家はここに理論を持ち合わせない。持ち合わせているように見えたとしても、それは先人の功績の歪曲の産物である。とある独立研究者の言葉を引用するなら

>「病原体が疫学、ゲノム、実験、写真、ワクチン関連等々…膨大な科学的データの正確な解釈になり得ないなら、これらのデータの解釈に代替案が要求されることになる。が、しかし、ここで彼らは沈黙することになる…」

この騒動で登場した(※ように思わされている。実際は30年代からいる)のが、「ウイルスは存在しない」という一派だ。この一派は大きく3つの立場に分かれる。

1.「ウイルス」なる存在そのものが嘘
2.ある特定の時期から別の生体内物質と混同し始めた
3.コロナウイルスだけが存在しない

この騒動に疑問を呈する方々が崇拝するトマス・コーワンという海外の医師がいるが、重要なのはコーワンは②の立場ということだ。それは著書「The Contagion Myth」(2020)の第五章で、共に活動するステファン・ランカ氏への言及を見れば分かる。何故って、ランカ氏自身が、院生の頃に海水から自由活性ウイルスを「分離」した人物だからだ。要は彼らの主張とは、「最近のウイルス学者はランカと同じ手法で分離していない」とイチャモンつけているだけに過ぎない。①を主張しているのは更に極一部となり、日本なら崎谷医師くらいだろう。

私も一時その考えに染まったし、5Gによる電磁波過敏症=COVID-19だと考えていた。しかし、どうにもそれ単体では説明がつかない。相関は説明できても因果にはならない。それは、一般に電磁波過敏症と関連する疾患一覧とCOVID-19に直接的な繋がりが見えない為だ。※元々SARS-CoV2への感受性を持つ人物が、電磁波暴露によりウイルス増殖が促進されるという関係性なら得心がいく。

https://www.malacards.org/search/results?query=%22electromagnetic+hypersensitivity%22&pageSize=25

従って、病原体理論を否定する派閥は、現代の理論の代替を満たしうる理論を提案しない。勿論私は病原体の存在単体で疾患が惹起されるとは考えていない(=コロナウイルスだけで誰もがコロナになると考えていない。他全ての感染症然り)。病原体と呼ばれる存在が疾患に関与することは事実だが、その暴露単体では発症条件を満たさない。

これを考察するには、この騒動を機に知名度を上げたアントワーヌ・ベシャンという19世紀仏の科学者の研究が重要となるが、代替療法家の都合のいい要約だけが独り歩きし、誰も本人の言葉を見ようともしない。結果、ベシャンの研究と言葉は歪曲されて伝わっている。私はコーワン・カウフマン・ランカ、そして崎谷を絶対に許さない。

参考:Ayoade S. Elucidation of the postulates of the germ terrain duality theory with a specific reference to semantics and the distinction between diseased and damaged tissue. MOJ Womens Health. 2019;8(2):199. DOI: 10.15406/mojwh.2019.08.00236

もしベシャンがタイムマシンで現代を訪れれば、彼は自身を地形理論家ではなく、病原体理論家と呼ぶだろう。ベシャンとパスツールの唯一の違いは、病原体が如何に、何故そのようなことをするのかについての理論の差である。

ベシャンの理論を(解読できた範囲で)要約すると、生体内の悪環境により、病原体による異常な発酵現象(代謝の偏り)が生じ、その病原体の作用を取り除こうとする免疫反応が発熱を中心とした「病気」である。

つまり、病原体の作用で起こることは「栄養学的な不足・過剰」であり、断じて病原体が無害などとは言っていない。それは、ウイルスが感染後にまずやることが、宿主細胞の代謝のハイジャックであることからも言える。※言い換えれば、疾患の因果関係の証明原則であるコッホ原則はウイルス単体では満たせない。疾患は生体側の免疫反応で起こるからだ。

Sumbria D, Berber E, Mathayan M and Rouse BT (2021) Virus Infections and Host Metabolism—Can We Manage the Interactions? Front. Immunol. 11:594963. doi: 10.3389/fimmu.2020.594963

※余談だが、ここから、私は歴史上の日本の脚気の流行が精白米の過剰摂取によるV.B1欠乏説に疑いを持った。森鴎外は部分的に正しいと考えている。

要約すると、

1.病原体はまず、生体内に繁殖の好条件となる培地を発見して殺到する
※ルドルフ・ウィルヒョーも晩年「もし人生をやり直せるなら、病原体は病的組織の原因ではなく、病的組織を自然な住処として求めていることの証明に捧げたい」と遺した。
2.殺到した部位で繁殖し、代謝の異常を起こす
3.宿主の免疫系が正常であれば排除される

この内、真なる疾患の予防で追究すべきは、

①で病原体が殺到する生体側の生理学的条件の特定
②の病原体が餌とする栄養成分の特定
③の免疫反応が過剰になる人間側の遺伝子の特定

と考えるのが妥当なはずだ。ウイルス疾患の考察の大部分は、人 間 側 に あ る重症化の条件の特定である。

「ウイルス感染症の重症度を決めるのは宿主側の遺伝子」だと1930年代から言われているにも関わらず、巷の専門家は漠然とした疫学の話や、小難しい免疫学用語の濫用しかしない。そんな話に、庶民が生活に応用できる実用的な話が期待できるのか不思議で仕方なかった。以下のような論文に、センモンカ様方が言及しない時点で、有益さが一切期待できないことは明白だと思った。

McCaddon, A., & Regland, B. (2021). COVID-19: A methyl-group assault?. Medical hypotheses, 149, 110543.
https://doi.org/10.1016/j.mehy.2021.110543

Ponti, G., Pastorino, L., Manfredini, M., Ozben, T., Oliva, G., Kaleci, S., Iannella, R., & Tomasi, A. (2021). COVID-19 spreading across world correlates with C677T allele of the methylenetetrahydrofolate reductase (MTHFR) gene prevalence. Journal of clinical laboratory analysis, 35(7), e23798. https://doi.org/10.1002/jcla.23798

「世界中に流行するコロナはMTHFRのC677T対立遺伝子の有病率と相関する」
:とある異常遺伝子を持つ地域とコロナ死者数の相関85%

※だからアーミッシュにも一定数死者がいる

Zhang, Y., Guo, R., Kim, S. H., Shah, H., Zhang, S., Liang, J. H., Fang, Y., Gentili, M., Leary, C. N. O., Elledge, S. J., Hung, D. T., Mootha, V. K., & Gewurz, B. E. (2021). SARS-CoV-2 hijacks folate and one-carbon metabolism for viral replication. Nature communications, 12(1), 1676.

「コロナウイルスは、その複製において葉酸と一炭素代謝経路をハイジャックする」
:コロナさんは感染細胞の葉酸を吸い尽くす

私は「コロナは風邪派」ではない。「大半が風邪で済むような遺伝と食文化に恵まれただけ派」である。そして「全てのワクチンは血清病を起こし、感染症対策と銘打っておきながら、実際は泣きっ面に蜂でしかない」だ。

心理学に、誰にでも当て嵌まる抽象的な言葉が自分事のように錯覚する現象を指すバーナム効果という言葉があるが、これは似非占い師の手口の常套手段のはずだ。言い換えれば、本当の専門家とは、経験的に蓄積した膨大なパターンに応じて状況最適化された提案をする人物のはずである。従って感染症対策と全体主義は決定的に相反する。

しかし、現在進行形で悲惨な被害を出し続けているワクチンに対し、賛成反対いずれの立場であっても、専門家の言論とは人間をマスと捉えることが前提であり、最終的な結論は「全体最適化」でしかない。その違和感を誰も指摘せず、個人崇拝に走る世間の動きが堪らなく気持ち悪かった。何だかんだ誰も科学をしていないと。

今渦中のとある専門家様が「致死率を考慮すれば、多少の犠牲には目を瞑るべきだ」だと言っていた。過去の天然痘ワクチンに対しての言及でである。1980年に「撲滅」宣言がされた天然痘に対するワクチンの貢献は誰も否定しきれないのが結局の所、研究者の限界だ。

※彼らの言う「撲滅」とは、「自然な天然痘ウイルス」を余す所なく遺伝子変異させることだと考えている。

ここまで駄文を並べたが、結局庶民は興味がないだろう。

誰の役にも立たないし、誰を幸福にするでもない探究である。私は医者ではないので治療の助言はできないし、つまり本当の意味で対策を提案することはできない。あくまで天才が天才と認識されず、正当な評価が得られていない、その評価ができない大多数の世間が気に喰わないだけだ。私がやろうとやるまいと世間は変わらない。それでも、そんな不毛な探究を続けている。極少数の応援の目がある限り。


さて、ここからが購読者様用フェーズとなる。

最近の私のトピックは

・PUFAフリー批判
・日露戦争脚気流行の考察~森鴎外は正しい~
・北里柴三郎の闇
・クールー病の真実
・アントワーヌ・ベシャン/クレメンス・ピルケetc歴史に隠れた人物
・COVID-19考察
・その他免疫学的な話

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