タロット、大アルカナカードについて
タロットカードには大アルカナ22枚と小アルカナ52枚の2種類があります。
カードそれぞれの意味の説明はまた別のページでするとして、ここでは大まかにこちらのことを書いていきます。
また、最後に筆者がタロット占いをしている時に心がけていることも書いていきますね。
大アルカナカードとは
タロットカードといえばこの大アルカナカード。
イラストなどでもよく使われるので、見たことがある方も多いでしょう。
でもこれって何を象徴して作られたかご存知でしょうか。
これは22枚で「人間の成長」を表現したものなのです。
0の愚者.赤ちゃんとして生まれ、まだ何者でもない状態から、時に戦車のようにがむしゃらに進み、思いがけない災難にあいながらも(塔)希望を失わず(星)前に進み、そのステージを終え(世界)またより上のステージで赤ちゃんから成長をしていく・・・
そんなイメージです。
学校の卒業と入学みたいなものですね。
最高学年になって卒業して、またつぎのレベルの所で1年生から学び直す。
人生もそんなものだと、タロットカードの作者、アーサー・エドワード・ウェイトは言いたいのかもしれません。
辛いことがあるかもしれません。
でもその分嬉しいこともあります。
それらはすべて、あなたが成長し、人としてのレベルをあげていく為に必要なことなのです。
大アルカナカード正位置の捉え方
タロットカードには「正位置」と「逆位置」があります
最初に正位置から意味を見ていきますね
正位置ですが、これは素直にカードが持つ意味そのもののことだと捉えてください。
出たら嬉しい女帝のカードを例に見ていきましょう。
(例)女帝のカードの正位置
芳醇や受容、愛と実りの象徴のカードです
女性らしい魅力が花開いたり、気持ちのままに振る舞っても受け入れてもらえる恋愛など、女性なら誰しも喜ぶ意味を持つカードです。
恋愛面でこれが出ると最強ですね。
仕事でみても、やってきたことが実ったり、企画が受け入れられたりなどいいことが起こりそうな予感。
このように「正位置」は、カードが持っている意味を存分に味わうと良いと思っています。
大アルカナカード逆位置の捉え方
では次に、逆位置の考えてみましょう。
多くの人は、タロットカードの逆位置をこう考えています
逆位置=正位置とは逆の意味
「逆」ですからそう思いますよね。
近いのですが、私は逆位置をこう考えています。
逆位置=正位置の意味が過剰もしくは足りない
タロットカードの生みの親ウェイト氏はこう考えていたふしがあります。
「バランスが取れていることがヨシ」
つまり良いことであっても、多すぎたり少なすぎたりすることは良くないということなのですね。
中国の菜根譚という書物でも「中庸」ということが1番良いのだということが貫かれていますから、古今東西知識人の考えることは一緒なのかもしれません。
では先程の「女帝」を例に取ってみましょう。
(例)女帝逆位置
愛と芳醇の象徴・女帝も行き過ぎるとよく有りません。
愛が過剰すぎてストーカーになったり、嫉妬や束縛になったりします
ビッチになってしまう可能性もあります・・。
また「足りない」ということで考えてみたら、優しさがいまひとつ足りていないなどということが考えられます。
こうした今一つな意味を前向きに捉えるにはどうしたらいいのかなどは、今後のカードの解釈ごとに説明していきますね。
タロットカード大アルカナカードについて まとめ
ここまでお読みいただきましてありがとうございます。
ではまとめますね
タロットカード大アルカナカードは人間の一生を表現したものである
大アルカナカードの正位置はカードの持つ意味をそのまま解釈する
大アルカナカードの逆位置は正位置の意味が過剰もしくは少ない(バランスを欠いている状態)
あまり良い結果が出なくても、カードがココを直したらいいよと言ってくれているのだと思って、前向きに考えていきましょう!
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