なろう系の笑劇的な数学
作者も編集も算数が出来ない案件。
短辺3cm 4cmの直角三角形の長編を求めると言う問題。答えは5cm
いや3000年前にはあるから、ナーロッパでもあるだろ。算数できない原始人しかいないのか(原始人に失礼なので謝罪する)
三平方の定理は、ピタゴラスの定理と言われるが、中国でも3000年前にはあったらしく文官の必修だった。「九章算術」と言う書である。
A=3cm B=4cm C=5cmとしたとき漢字では勾、股、弦と行っていたようだ。このテキストには、Aの二乗とBの二乗を足して、ルートするとCになると書いてあるのだ。
ではこの世界はどうやって問題を解いているのだろう。ここが最大のお笑いポイント
いやここまで分かっているなら三平方の定理がみちびきだせるのだけど。この図形は辺の長さA+Bの四角形の面積から底辺A、高さBの三角形4つの面積を引いて、ルートした数字が答えになる。つまり、この図形が書けてもルートを知らないと解けない。さらにここから以下の式が誘導できる。
$${ (A+B)^2 - 4\dfrac{AB}{2} = C^2 \\ }$$
$${ A^2 + 2AB + B^2 - 2AB = C^2 \\ }$$
$${ A^2 + B^2 = C^2 \\ }$$
図形からそのまま三平方の定理が出てくる。異世界人より作者と編集が頭が悪すぎる案件だった。
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