異世界奴隷ハーレム

 結論をかくと古代・中世より近世(アメリカ南部)・現代(ヨーロッパ)の方が、奴隷ハーレムしている可能性がある。中世の性奴隷の元締めがキリスト教会なので組織的に隠蔽が行われた所為か資料があまり見つからない(11-13世紀頃は女性が余りまくって売春宿が沢山あるし、梅毒が広がるまでは囲いこむ必要すらなさそう)

 現代の奴隷ハーレムの例、エプスタイン島、ハリウッド(ワインスタイン他たくさん)、BBC(ジミー・サヴィル他たくさん)、ロザラム事件、カソリック教会、カルト宗教、自己啓発団体 、イスラム原理主義……。白人ないし白人の影響を受けたイスラム原理主義ばかりだね。

 本来、奴隷制を採用しているところは、家庭内奴隷として扱うから食っちゃ寝しているだけの奴隷など売り払うかどこかに捨てていた。性奴隷を囲える家は経済的に余裕のある悪趣味な金持ちぐらい。しかも(少なくとも共和政ローマでは)奴隷を殺しても罪に問われなかった。帝政ローマでも暴行、過失致死は罪に問われなかったが、奴隷に売春させると厳罰くらうことがあったようだ。奴隷を棄てるのも禁止されたようである。もっとも李氏朝鮮みたいに奴隷制国家だが娘や妻にも売春させていた国もあるわけで、結局、性奴隷は概ね売春宿に固まる様だ。

 家の外と内が分離している社会では家庭内奴隷は女主人の管轄になるので手を出すのが難しいと言うオチすらある(それでも手をだすケースは少なからずある)これはローマ人の上に女性が上に居ると言われたローマのケースなので、女性の権利が皆無な高麗と李氏朝鮮などでは分からない。中華圏の話だと金が北宋を滅ぼしたとき女性の皇族を全員性奴隷にした話があるし、貢ぎ物として性奴隷を要求している。

 それはともかく、一般的な奴隷制では奴隷同士は結婚できないが、主人が奴隷同士でくっつけていたケースが多い。法律上、産まれた子どもも奴隷になるのでその分財産が増えるかららしい。

 古代ローマの文献を調べると美少年ハーレムばかり、古代ローマでは美少女より美少年を侍らせるほうが大好きみたいねぇ。ローマでこれだと古代ギリシャは……。

 イスラム圏の場合、改宗すると奴隷から解放しないと行けないケースがある。一夫多妻でも四人までなので四人を超えると愛妾になる。ハレムは家の奥を取り仕切る場所で、必要なのは性奴隷より家事・雑用する労働力。

 アラビアン・ナイトには、自分を買い取れるだけの財産を持っている女奴隷が割といる。そもそも遊牧民族は、家の財産と個人財産が分かれていて、女性は個人財産を持っているが、男は家の財産だけでやりくりしないと行けない。しかも男には扶養義務がついて回る。この辺りは中東あたりでも大きく変わらない。もっともイスラム圏は女奴隷の記録が少ないのでよく分からない部分が多い。

 もしかして異世界より、現代で欧米の上級国民に転生したほうが(以下略)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?