アイアム鬱コンテンツ
適応障害を発症してワロタのがおおよそ3か月程前の出来事。
決してディープではないが、足首あたりが浸る程度の温度感で『鬱コンテンツ』と呼ばれるようなモノを上記のように賞味していたら、うっかり自分が鬱コンテンツになりかけていました。
紆余曲折を経て獲得した手触りの悪いロングバケーションの最中、積んでいたゲームを崩すかとSteamのライブラリを覗いたところ、比較的層の浅いところで”OMORI”と目が合いました。
いま遊べばひとしおの没入感が得られるだろうなという背徳と、そもそもパンチが効いている(と聞き及ぶ)作品は食指が動かないなという素直な感想がやや鬩ぎあい、無難に後者が勝利を収めたのが少し前のこと。
買ってそろそろ一年が経つのに、いつの間にやらswitch版がリリースされ、インディーゲームのオブザイヤー賞が贈与され……。
ところで冒頭から自分の症状を鬱コンテンツ呼ばわりしておいてなんですが、今日は『うつ病と適応障害は混同しないよう注意が必要である』ということだけ覚えて帰ってください。
うつ状態が、ストレス等々に反応して発症すると『適応障害』、そういった明確なトリガーが無いのに発症する場合は『うつ病』なんだとか。
当事者になって初めてこの差異を知り、まあまあスケールがデカい怪我の功名だなという感があります。
ちなみに私の適応障害の原因は明らかに仕事でした。
幸いにも気の置けない間柄の上司がいて、一も二もなく休職期間に転がり込んだら立ちどころに諸症状が改善。先述のサイト下部にあるスライドの通りで、我ながら単純だなと思ったものです。
しかしながらあまりに快調だったために速やかに復職をキメたところ、症状が酷く悪化して本当に痛い目に遭うことに。こればかりはガチの反省ポイントで、もし同様のケースを身近に観測したら絶対に三か月は休ませようと胸に刻みました。
このような経緯から、ストレスとかいう巨悪の圧倒的パワーを文字通り身に染みて感じたのでした。
こいつの対処法なら世にはごまんと流布しているわけですが、だったら世間の人々はこんなに疲弊しているわけがないよなと、心療内科に電話をかけてもなかなか繋がらない経験がある人間なら皆嘆息するわけです。
しかしながらこの『文章としてアウトプットする』やり方は、少なくとも自分にとって一定の効果を持つことを知っているので、いま現在みたく長期休暇の空白に耐えられなくなったらまた何らかを書き綴り、健康の一助にしてゆきたい。
とまれ世の中のオタクは大体鬱コンテンツが好きみたいなところあると思いますが、実際にうつ状態を味わった人間は限られるわけで。上記の記事もそういう人間が書いたとなると幾ばくの箔がつくよな!とゆくゆくは冗談にできるよう、心身の快癒に励みたい次第であります。
まあ時系列は逆だけれど……。
P.S
急にお前まで鬱コンテンツになるんじゃあないよ。
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