2020年パンデミックのコロナが厄介な点について

2020年も残りわずかですね。
冬も深まって来て、コロナ(Covid-19)への多くの人の態度も二極化が進んで来てる様に見えます。どっちなんだよ?とかよくわからなくて悩んでる人なんかもいるかもしれないので僕がまとめられる部分を書き起こしておきます。

・ただの風邪なの?
「ただの風邪」とい言い分も重症化しない枠かつ後遺症がない枠に入れば、それはごもっともだとは言える。そして現状では確率としてはそれは基本的には(後期高齢者等を除いて眺めれば)低い。なので低リスク群にいて我慢ならん!ってなってる(そして、リスクテイカーとかギャンブル気質と言われる様なタイプの)人には「ただの風邪」として認知したいし認知されるのは仕方のない事だとも思います。そして個人的な対応としては厳重に予防したい人たちに迷惑をかけない行動であるなら「ただの風邪」として扱う行動でもいいかと思われます。しかし予防したい人達に絡まないゾーニングは現状では大前提でしょう。症状が出てなければ後遺症じゃないだろ、みたいな言い分もちらほら流れていたりしますが、無症状というのは表面的な話で無自覚なだけや精密検査をすればダメージがわかる事が起きているので、全体に無症状ではなく「表面的に無症状」であるはずです。
・病院や介護施設として風邪として扱えない部分
ただし、今のところ決定的に「ただの風邪」とは違うポイントがあります。それが今回のコロナの発症や感染力発揮のタイムラグです。普通の風邪やインフルなら症状が出てる人に注意して距離をとったりすればいいわけです、ウイルスによる感染症状と感染力のあるリスクの時期がほぼ重なっているとされているから。個人としてはそれがどうした?って話で済みますが、医療機関などからするとこの差は非常に大きく、そして厄介です。
症状と感染力が並行している感染症であれば医療従事者達は眼前の状況に合わせて逐次対応を判断出来ます。残念ながらここが現在(2020年)流行っているコロナウイルスの症状は違います。感染力は発症する頃を中心にしつつそれより前から高まります。なので、病院などで症状が出ていないからと実は感染力を持っている人に対応していれば院内感染は免れようがありません。そして院内感染になってしまえば、病気や怪我で入院している人や通院する人など基礎体力が低くなっている人たちを巻き込む事になります。そんなわけで医療者側の目線から見れば「指定感染症」という枠を外しても「ただの風邪」として対応する事はまず出来ないはずです。だから指定をはずしたところで医療側の対応の負荷はそんなに変わらないでしょう。
罹患者の個人にとってはただの風邪だとしても医療従事者側にとっては「ただの風邪」としては当分扱えないわけです。医療側に「ただの風邪」だと押し付けるのは現状脅迫以外の何物でもないと考えます。

感染済みだから私もう余裕だし
英米を筆頭にワクチンの接種も始まっていますが、市中感染を抑える集団免疫レベルがどの程度で達成されるかは予測はあれど不確かです。やってみないとわからない。そして、感染して治った人やワクチンでの抗体による免疫力もどれだけ有効かも未知数です。再感染も少ないけど確認されているのも事実。だから、感染完治済みだからと無敵の人ぶった行動も出来れば避けた方がいいと思われます。同時に無敵の人なふるまいが増えればまだ感染してない低リスクグループの人達の中にも自由にしてる人がいるから俺も私もと気持ちとして影響してしまったりもします。

どうしたらいいの?
予防として出来る行動はTVやネットなどのメディアを問わず言われている、手洗い、うがい、消毒。人と一緒にいる時のマスクの装着や換気など、もう耳が痛いほど、目に染みるほど見聞きしている基本ルーチンしかありません。空気感染がない以上は、他人と接触しなければほぼほぼリスクはなくなるでしょう。まだ感染していない人は重症化や後遺症ガチャに当たらない様にやはり感染リスクは避ける(そもそもガチャを回す行為をしなければガチャに当たる事はないから)、感染済みの人はさらなる感染を避ける為に(感染を重ねる事でダメージの蓄積等で重症化し易くなるなんて話もあったりする様ですし)やはり当面は予防的行動をするに越した事はないはずです。それが何より早くフツーの日常を取り戻す近道です。時間差とかタイムラグと言う様な言葉で表される部分が今回のコロナの厄介さです。そしてそのラグは僕たち人間のほとんどの人の身体性の範囲を超えているので心身共に感覚が追い付きません。急がば回れ、いい日本語があるじゃないですか。解明が進んで「ただの風邪」みたいなモノに出来る時までしばし頑張りましょう。頑張ると言っても無理に我慢をするのではなく、必要な助けは助けを求めてちゃんと声もあげていきましょう。

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