ドライブルート 湖を巡る旅

病気をしてからできるだけ休日出勤をしないようにしているので、天気の良い休日に時々妻とドライブに出掛けています。札幌を起点にした日帰りのドライブなのですがそのルートの記録です。

今回は「湖を巡る旅」ということで、洞爺湖、支笏湖、オコタンペ湖を廻るルートです。ルートの概要は下の目次を参照してください。


道の駅「望羊中山」

札幌市内から定山渓を抜けて中山峠へ。左手に道の駅「望羊中山」への入り口が見えるのと同時に正面に端正な山の姿が見えます。「お、羊蹄山か」と思うのだけれど、実はそれは羊蹄山ではなくて、すぐにその右手に本物の羊蹄山の姿が大きく見えてきます。

天気が良ければ望羊中山から羊蹄山が綺麗に見えます。名物のあげいもを買って2階の展望台で食べるのもいいでしょう。売店も充実しています。

道の駅「ルスツ230」

中山峠を下ってしばらく走ると正面にルスツ・リゾートのスキー場の斜面が見えてきます。カーブを曲がると右手に遊園地が見えてきます。その先の左手に道の駅「ルスツ230」があります。

「ルスツ230」はキッチンカーも出ていて賑やかですね。野菜直売コーナーはよく利用させてもらっています。レストランもあります。トイレが狭いのが玉に瑕。

この道の駅を分岐点に、まっすぐに進めば洞爺湖方面へ、道の駅を出てすぐに右手に曲がれば真狩方面へ続き羊蹄山の絶景を見ることができます。羊蹄山を堪能するルートも楽しいのですが、今回はまっすぐに進んで洞爺湖方面に向かいます。

道の駅「とうや湖」

「ルスツ230」を出て道なりに走ると道の駅「とうや湖」が左手に見えてきます。道の駅には物産直売コーナーがあっていつも野菜を買っています。食事のできるコーナーもあってホタテ汁はお薦めです。道の駅のすぐ奥には洞爺湖を一望できる展望台があります。夏場に木が青々と茂ってくるとちょっと眺望の妨げになったりします。道の駅と展望台の間に芝生の広場があるのですが、その真ん中に木が一本立っていて、私は何だかその木に惹かれるんですよね。

洞爺湖

洞爺湖は湖畔を一周することができて、湖畔には様々な施設があります。そのうちのいくつかを巡りながら湖畔を半周して次の目的地に向かいます。

とうや水の駅

道の駅「とうや湖」から右手に向かいます。来た道をやや戻ると右手に洞爺湖半に降りることができます。湖畔に「とうや水の駅」があります。初めて訪れましたが比較的新しい施設なのでしょうか。物販コーナーもあります。TUSDOUというお店があって食事をすることもできます。カレーを食べました。手作り感があっておいしかったです。外に出て湖畔を散歩。

浮見堂公園

湖畔を反時計回りに走ります。しばらくすると湖畔にはやや場違いな感のある建物が見えてきます。浮見堂です。聖徳太子の像が祀られています。駐車場から波打ち際を歩きながら浮見堂に向かいます。周辺は水遊びやSUPを楽しむ人がいたりして混雑していますが、浮見堂の周りはあまり人もいなくて波の音が聞こえてきて落ち着きます。

月浦展望台

湖畔を離れて山道を登り月浦展望台に向かいます。駐車場に車を停めて徒歩で5分ほどでしょうか。鬱蒼とした木々の中を抜けると一気に視界が広がります。洞爺湖が一望できるのですが、湖面の見え方が先述の道の駅「とうや湖」の展望台や「サイロ展望台」からのそれとは違うんですよね。たぶん、湖面がより近いせいだと思うのですが、湖面がとても立体的に見えるんですよね。こんな説明じゃ理解していただけないと思いますが……。

三階滝公園

湖畔に戻りしばらく湖を左手に見ながら走ります。温泉街を抜けて洞爺湖を離れ支笏湖に向かいます。途中、国道453を離れて私の好きな三階滝に寄ります。駐車場の正面にログハウス調のカフェがあるのですが、左側の道を行くと滝に行き着きます。橋の上から見下ろすような形になるのですが、滝の反対側の風景も好きですね。滝から駐車場に戻る途中に東屋があるのですが、その横をすり抜けると滝につながる川とは別の小さな川が流れています。この風景も好きなんですよね。この場所に気付く人が少ないのか道には草が茂っていてわかりにくいのですが、そのまま歩いて行くと駐車場から滝へ向かう道路の入り口に出ます。

駐車場の滝とは反対側は公園になっています。池の上には床の一部がガラス張りになっている休憩所もあって、鯉が泳いでいるのを見ることができます。トーテムポールの先には穏やかな川が滝の方に向かって流れていきます。駐車場から道路を横断するとレストランがあって、ソフトクリームなどを食べることもできます。

支笏湖

三階滝公園から国道453号に戻り車を走らせると左手に湖面が見えてきます。支笏湖です。

モラップキャンプ場

キャンプをするわけでないのですが、ここからの支笏湖の風景が好きなんですよね。駐車場に車を停めて歩いて湖畔まで。5月に行ったときには人も少なくて静かだったのですが、先日行ってみたらキャンプ場にも人が溢れ、湖畔にはボートが並び、ちょっと騒々しかったです。

支笏湖ビジターセンター

モラップキャンプ場からしばらく車を走らせると左手に支笏湖有料駐車場があります。近くにはビジターセンターもあって、それなりに面白いのですが、あまりに観光地化されているのであまり寄りません。というわけで支笏湖ビジターセンターには寄らずに通過します。

風不死岳ビューポイント

支笏湖畔を走っているといくつかパーキングがあって、そこからの景色も良いんです。この風不死岳ビューポイントもそのひとつです。外輪山がとても綺麗に見えます。この先に「ポロピナイ展望台」があるのですが、例によって夏場は鬱蒼とした木々に眺望を遮られます。湖畔のパーキングの方が良い景色を楽しめるかも知れませんね。

オコタンペ湖

北海道三大秘湖のひとつだそうで、これまでも何度か行ってみようとしたのですが、通行止めになっていて叶いませんでした。今回が初訪問です。オコタンペ湖展望駐車場に車を停めます。鬱蒼と茂った木々の隙間からわずかに湖面らしいものが見えるのですが、それが湖であると認識できるほどの視界がありません。数十メートル歩いて見ると木々の密度が低いところがあり、そこから湖面が見えました。でも、湖の形がわかるほどではありません。それ以上先に進んでも湖から離れていくばかりで、その先は通行止めとのことで引き返すことにしました。たぶん、湖畔まで降りることはできないんでしょうね。残念。

さて、湖を巡る旅も終わりです。国道453号線に戻って札幌に戻ります。札幌芸術の森、真駒内公園の前を通り、豊平川沿いを北上します。ゆっくりと廻っておよそ9時間のドライブでした。

オプション

このルートの近隣の候補地です。うまくルートに取り込むこともできますが、かなり時間がかかることを覚悟しなければなりません。

有珠山・昭和新山

洞爺湖温泉の山側に洞爺湖ビジターセンター・火山科学館があります。そこから金比羅火口展望台などに歩いて行くことができます。有珠山の噴火の跡が生々しいです。また、昭和新山の麓からロープウェイで有珠山山頂まで登ることができます。この界隈は時間をかけようと思えばいくらでも時間をかけられそうです。元ルートの月浦展望台から洞爺湖半に戻って湖畔に沿って走ると右手に洞爺湖ビジターセンター・火山科学館があり、さらに進んで道道703号に入る昭和新山パークサービスセンターに到着します。再び湖畔に戻り、元ルートの三階滝公園に向かいます。

道の駅「とようら」

ルートからはちょっとはずれますが、お気に入りの道の駅です。豊浦町出身の元WBCフライ級世界チャンピオン内藤大助選手にちなんだ「ホタテフライ級」や「いちごソフトクリーム」ははずせません。道の駅「とうや湖」からまっすぐまたは「とうや水の駅」「浮見堂」から国道230号に戻り、途中から山を越えて道道97号に入ります。国道37号との合流点に道の駅「とようら」があります。

道の駅「あぷた」

道の駅「とようら」から国道37号線を行くと右手に道の駅「あぷた」があります。見晴らしが良く虻田漁港と内浦湾を見渡すことができます。食事もできます。

有珠善光寺

道の駅「あぷた」からすぐに有珠善光寺があります。境内はとても広く(道に迷いそうになりました)、季節ごとの花が咲き、石割り桜などの巨木があちこちにあります。

道の駅「そうべつ情報館i」

善光寺から国道37号線を行き伊達市街の手前で国道453号線に入ります。まっすぐに進むと壮瞥町に入り、右手に道の駅「そうべつ情報館i」があります。壮瞥は果樹園がたくさんあるのですが、道の駅で果物や野菜などを買うことができます。また、火山や防災について学ぶことのできるコーナーもあります。ここで元ルートの月浦展望台と三階滝公園の間に入ることになります。

白扇の滝

元ルートのオコタンペ湖を出て国道453号線に戻り、恵庭峠を越えてしばらく走ると、国道453号から離れ右折して白扇の滝に向かいます。白扇の滝は恵庭渓谷に含まれるいくつかの滝のひとつです。左手の駐車場に車を停めて、坂を下りると滝が見えます。左奥に向かって小道を進むと滝に最も近い展望台に行くことができます。ここから国道453号線に戻らずにまっすぐ先にまで進んで恵庭市街まで出るというのもいいですね。


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