【攻略】会計初心者がfreeeを使うときにまず知っておくべきこととは?
freeeはクラウド型会計ソフトの筆頭に挙げられるソフトですが、ソフト特有の考え方や用語があったりするので、何も知らないでそのまま使うと挫折してしまうということがよくあります。
この記事を読むと、freeeを使って迷子になって挫折する要素を減らすことが出来ると思います。
私は会計業界でもう15年程仕事してきましたが、勤務時代はあまり本格的にfreeeを学ぶ時間がなく、「既存の会計ソフトとは違い過ぎて使いづらい」と感じていましたが、独立にあたりfreeeを本格的に勉強するようになって、段々とfreeeの良さもよくわかるようになりました。
では、freeeを使うにあたってどのような前提知識があるとよいのでしょうか?
ご紹介していきます。
その前に、言っておきたいのが、
そもそもfreeeは他の会計ソフトとは全く違うソフトだということです。
今では当たり前にその認識になっている方もおられると思いますが、改めてお伝えしておきます。
会計事務所で勤務してたりして、既存の会計ソフトに慣れ過ぎてその前提で使うと全く良さがわからないと思います。
では、そのfreeeの良さを実感するための大事なことを3つお伝えしていきます。
1,「情報の取得」と「取引の登録」
通常の会計ソフトでは、直接仕訳を入力したりcsvなどをインポートすることにより仕訳を作成します。
作成すると直で会計(試算表や総勘定元帳、仕訳日記帳)に反映されますが、freeeでは「情報の取得」と「取引の登録」という2段階にわけて仕訳の処理に進みます。
図にしたものが以下です。
ですので、情報を取得してfreeeに情報がある段階では、まだ何も起きません。ここから、取引を登録して仕訳が作成されます。
ポイント1:freeeで仕訳を作成する際には「情報の取得」と「取引の登録」の2ステップがある。
2,仕訳の登録方法
仕訳の登録方法には、大きく分類すると以下の2種類があります。
①請求書、領収書以外から仕訳を作成する方法
②エビデンスから仕訳を作成する方法
①については、請求書、領収書以外の手入力やエクセルインポートなどによって仕訳を作成(登録)します。
請求書や領収書などのエビデンスがない状態で仕訳を登録してますので、エビデンスの処理については、後から紐づけるか、紐づけないで別で管理するかの2つに分けられます。
②については、エビデンス(請求書や領収書PDF等)から仕訳を作成(登録)する方法です。
エビデンスから仕訳を作成してますので、仕訳が登録されるのと同時にエビデンスの紐づけが完了してます。
ポイント2:仕訳の登録方法は大きく分けて2つある。
①エビデンス以外から仕訳を登録
②エビデンスから仕訳を登録
ポイント3:①については、あとからエビデンスを紐づけることが出来る。
また、紐づけないという運用方法もある。
3.口座勘定という独特の概念
freeeには口座勘定というものがあります。
口座ときくと「銀行口座」を連想するかもしれません。
しかし、freeeではそうではありません。
freeeでの「口座」には「預金口座」も含まれますが、それだけではないです。通帳の口座だけでなく、クレジットカードや現金なども「口座」勘定を使用します。
口座は大きく4つのカテゴリに分かれます。
銀行口座
クレジットカード
決済サービス・電子マネー
現金・その他
現金以外で共通しているのが、API連携できるということでしょう。
API連携が出来ると、仕訳の登録ルールを作成していくことが出来て、次回からの会計処理がスムーズになります。
ポイント4:freeeには口座勘定というものがある。
口座勘定は、預金口座以外のクレジットカードなどAPI連携出来るものも含まれる。
以上、freeeを使うにあたっておさえておくべきことを3つ紹介してきました。
まとめ
1.「情報の取得」と「取引の登録」
ポイント1:freeeで仕訳を作成する際には「情報の取得」と「取引の登録」の2ステップがある。
2,仕訳の登録方法
ポイント2:仕訳の登録方法は大きく分けて2つある。
①エビデンス以外から仕訳を登録
②エビデンスから仕訳を登録
ポイント3:①については、あとからエビデンスを紐づけることが出来る。
また、紐づけないという運用方法もある。
3.口座勘定という独特の概念
ポイント4:freeeには口座勘定というものがある。
口座勘定は、預金口座以外のクレジットカードなどAPI連携出来るものも含まれる。
参考URL
https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/12626311833753-2-2-%E5%8F%A3%E5%BA%A7-%E3%81%A8%E3%81%AF
最後までご覧頂きありがとうございました。
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