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【大西洋横断クルーズ2024年4月】大西洋を船で渡っちゃうお話。世は大航海時代かも。

こんにちは、世界一周中のたかふみ@mitany367です!
2023年10月より世界一周の旅に出発し半年が経ちました。
この半年間というと、日本からアメリカに入ってそこから中南米を旅してきました。念願の南極大陸へ上陸もできて大変充実した旅ができています。

南極へ行った際のnoteはこちら!!!https://note.com/mitany367/n/n9b915ee322de

そしていよいよ、中南米の旅を終え次の大陸に移動しようと思い、色々考えていた時にある方にお会いしました。

その方と次のヨーロッパ旅について相談している時に、
「太平洋横断クルーズオススメだよ。しかもそんなに割高じゃないよ」

なんだそれ!!!!!!!

アメリカ大陸からヨーロッパまでは普通飛行機で飛んで行くものだと考えていた中で、そんな話をされとても興味を持ちました。
昔からクルーズ旅行というものに興味はあったものの乗船するのは初めて。

確かに、どの道アメリカからヨーロッパに飛行機で飛ぶとお金はかかるわけで、その分を差し引いても、これはコスパいいなと。
しかも、太平洋を船で渡るなんて、なんかお洒落だし、ロマンがあるなと。

ということで、太平洋をクルーズ船で横断してきました!!!

今回のnoteは、そんなクルーズ旅のお話です。
最後に実際の費用も公開しています。


1.乗船した船(Celebrity Cruises)

今回、大西洋横断で乗船した船は何個かある、クルーズ会社の中でも豪華な「Celebrity Cruises(セレブリティ・クルーズ)」社の「Celebrity Equinox(セレブリティ・イクイノックス)」と呼ばれる船でした。

セレブリティ・イクイノックス

セレブリティ・イクイノックスについてはこちら。
総トン数:122,000 トン
全長:317m
全幅:37m
乗客定員数:2852人
乗員定員数:1290人

なんともこの規模の大きさには驚きです。
巨大リゾートホテルがそのまま海の上に浮いているような感じ。

クルーズ船内

セレブリティクルーズでは、乗船前に専用のアプリをダウンロードします。アプリでログインをすると、客室やダイニングの情報、船内イベントの情報、乗船しているお客さん同士で使えるチャット機能などが使えます。
 
ネットのない状態だったので、船内でのやりとり使えるチャット機能は役に立ちました。

セレブリティークルーズ アプリ

クルーズ船には、違う会社が運行している船もあるようですが、船内のアクティビティが違ったり、ご飯のレベルが違ったりするようですね。
今回私たちが乗船した、セレブリティ・クルーズは比較的年齢層は高めで高級感のある船。そしてなんといっても他の船に比べてご飯が美味しいようです。

2.クルーズのルートと日数

乗船期間:2024年4月11日 〜 2024年4月23日 
乗船日数:12日泊
出発地:フォート・ローダーデル(アメリカ フロリダ州)
到着地:リスボン(ポルトガル)
船のルート:下の図

ルート図

上のものが、今回のクルーズのルート図で、アメリカのフォート・ローダーデルを出港し、途中でバミューダ諸島、ポント・デルガーダ(ポルトガル)、レイショエンス(ポルトガル・ポルト)に寄港し、12日間をかけて最終地はポルトガルのリスボンとなります。

3.乗船当日の流れ

乗船当日は、フォート・ローダーデル空港から乗船場所のポート・エバーグレーズ(Port Everglades)へ向かいました。
 
ポート・エバーグレーズへの行き方を調べていても、公共のバスでいく方法などが出て来ず、また空港で行き方を聞いてもタクシーかウーバーで行くしかないと言われました。
おそらく、ポート・エバーグレーズまで公共交通機関で行く方法はないのだろう。 

ということで、私たちはフォート・ローダーデル空港からはウーバーで向かうことにしました。
フォート・ローダーデル空港にはライドシェア専用の乗り場があるのでそこから乗車します。わかりやすく便利ですよね。
ポート・エバーグレーズまでは車で15分ほどの距離です。
この距離でウーバーの値段は、16.92$(約2500円)でした。
 
セレブリティクルーズの乗り場は、ターミナル25なのでそこまで連れていてもらいます。

ポート・エバーグレーズの敷地に入る際にパスポートのチェックが一度ありました。

ターミナルに着いてからは、人の流れにそって進めば大丈夫です。
手荷物のチェックを通り、係の人にアプリで乗船券を見せてパスポートをチェックして、顔の写真を撮ってもらえばそれで完了。
スタッフの数も多く、あっという間に乗船手続きは完了しました。

よく空港とかにあるイミグレーションの様な厳格な出国管理があるわけでもなく、あっさりと出国できてしまいました。

フォートローダーデル セレブリティークルーズターミナル
荷物検査
いざ乗船

〈私たちの失敗談〉
預け荷物なのですが、おそらくターミナルに入る前に預けるべきだったのですが、私たちは気がつかずそのまま建物に入ってしまい、船内に自分で運ぶことになりました。
ターミナルに入る前に荷物は預けましょう。

4.船内紹介

・客室

今回は Inside Stateroom と呼ばれる、船内の真ん中にある部屋で、窓がない部屋に滞在しました。
セレブリティ・イクイノックスで準備される部屋としては一番低価格帯の部屋です。

一番低価格帯と言っても部屋の設備は十分で、ベッドも広々、ソファーもあり快適に過ごせます。
たまに、他の部屋のベッドメイキングしているときにちらっと中が見えるのですが、バルコニー付きの部屋は外の光も入り、バルコニーにも出られるのを考えるといつかはこのような部屋で優雅に過ごしたいなと欲が出ますよね。

Inside Stateroom
バスルーム

ベットメイキングは、朝と夕方の2回入りいつでも部屋は快適に保たれています。
夕方のベットメイキングの後には枕元にいつもチョコレートが置かれており、小腹が空いたときに良い間食となりました。

・レストラン

私たちは基本的に無料で使えるダイニングスペースを利用していました。
ビュッフェ形式のダイニングのOceanview Cafeとコース形式のMain Restaurantを利用していました。

私たちは、朝と昼ごはんはOceanview Caféを利用し、夜ご飯はその日の気分でどちらを利用するかで決めていました。
結局、半分半分くらいの利用でしたね。
(基本的には、ディナーはMain Restaurantを利用している方が多かったです。)

【Oceanview Cafe】
こちらは、乗船中に1番よく行ったビュッフェ形式のダイニングです。
 
ビュッフェ形式のダイニングで、サラダーバー、チーズ・ハム、パスタなどは毎日ありますが、それ以外は毎日違ったメニューが出てくるので飽きずに楽しめます。

デザートコーナーも充実しており、ついつい食べすぎちゃう毎日でした。

また、日替わりで各国のメニューが提供されており、楽しみにしていました。メキシカン・インドカレーなどなど。
1日だけですが、日本食風の日もあり、その日は味噌汁や、ラーメン風なものがありました。あくまでも日本料理風な味でしたが。

Oceanview Cafe
ついつい食べ過ぎちゃう
充実のビュッフェ
ハム&チーズ
ケーキも日替わり

こちらでは、フルーツジュースやコーヒーは常設されているので、いつでも飲み放題ですが、お酒やコーラなどのジュースは有料で販売されています。
ウエイターに注文すれば自分のカードに、自動で請求が蓄積されていくようでその場で支払う必要はありません。

船内のスタッフは、いろいろな国の方達がいました。
アジア系だと多くいたのは、やはりフィリピン。その他にもインド・バングラデシュ、インドネシアの人たちが多かったですね。
その中でも、Oceanview Cafeのディナータイムにステーキを焼いてるバングラデッシュのお兄さんとは、何日か連続でステーキを注文していたら覚えてくれたのか、行くたびに、「タカ!ミディアムのステーキ1枚でいいかー?」って聞いてくれました。

船内スタッフと仲良くなるのもクルーズ船の楽しみ方なのかもしれませんね。

【Main Restaurant】
こちらでは、コース形式の食事ができます。部屋ごとに席と時間が決まっているので、行くと同じウェイターさんが話しかけてくれます。席と時間はアプリ内で確認できます。

Main Restaurant
豪華なレストラン
美味しかったステーキ

Main Restaurantでは、スマートカジュアルな服装となっていました。
その他にも乗船中に2回ほど、イブニングシック(Evening Chic)の日が指定されており、その日は、ドレスアップをしてディナーにいく日がありました。

イブニングシック(Evening Chic)とは

セレブリティクルーズではイブニングシックという独自のドレスコードを設定しています。目安はスマートカジュアルよりドレスアップしてフォーマルよりかしこまらない服装です。思い思いの服装でおしゃれをお楽しみください。
女性のファッション:カクテルドレス、スカート、パンツ、またはデザイナージーンズにエレガントなトップスを合わせます。
男性のファッション:パンツまたはデザイナージーンズに長袖シャツ、ボタンダウンシャツ、またはセーターを合わせます。

バックパッカーで世界一周の私たちは、クルーズに乗れるような服装がなかったので、乗船前に襟付きのシャツを準備しました。

基本的には昼間はラフな格好をしていますが、夜になると各々お洒落を楽しんでいるようでした。

・船内施設

クルーズ船は16階建てでとても巨大です。1階には入れず、16階はデッキのみですが、その他は客室、プール、ジム、シアター、カジノなどが各階に準備されています。

〈プール〉
プールは14階にあり、室内プールと屋外プールの2箇所ありました。
室内プールは温水で、室外プールは冷水のプールでした。天気が良い日にはプールサイドでチルっている人が多くなります。

屋外プール
屋内プール

〈カジノ〉
カジノは4階にあり、昼間はあまり人を見かけませんでしたが、夜になると連日賑わっていました。
船内カードに5USドル分だけスロットマシーンで遊べるクレジットが入っていたので、それだけ使ってみましたが一瞬で終わりました。

カジノ

〈ギャラリー〉
絵画が飾られており、船内イベントでオークションをやっていました。

絵画
ギャラリー

〈ショッピング〉
船内にはショッピングのできるお店が数店並んでおり、セレブリーティークルーズショップや、時計、お酒、洋服などさまざまなショップがありました。

ショップ街
セレブリティークルーズショップ

〈ジム〉
ランニングマシンの先には、一面に広がる海。その海を眺めながらトレーニングすることができます。
昼間の時間帯は全てのランニングマシンが埋まるほどの利用率。

ジム

〈サウナ〉
ジムに併設して、サウナ室がありました。
男女それぞれ別でサウナ室があります。
シャワーも3部屋あり、ジム→サウナ→シャワーの流れで過ごしていました。

サウナ

〈シアター〉
毎日夜7時〜、9時〜の2回、シアターでショーが行われます。

クルーズスタッフ紹介
ショースタンディングオベーション

〈卓球・バスケットボール〉
15階に卓球台が2台、先頭側にバスケットボールコートがあります。
食後の運動には卓球がちょうど良い。

卓球台
バスケットボールコート

〈カードルーム〉
トランプカードや各種カードゲーム、ボードゲーム、パズルが備え付けられていました。

カードルーム

5.船内での過ごし方

船内には、朝から晩まで何かが行われています。船内でのアクティビティはアプリ内でも確認ができますが、部屋に毎日ニュースレターが届くので、これを見ながら「今日は何しようかな?」と考えることができます。

毎日届くニュースレター

・プールサイドでのんびり

朝ごはんを食べた後は、コーヒーを片手にプールサイドのシートに腰掛け優雅に過ごします。天気が良いは外のシートで過ごし、肌寒い日は室内で過ごしたりと、快適に過ごせます。
日課は、頭の体操として、スマホアプリに入れていた数独を1日1つやるというのをやっていました。

屋内プール

・ショー

毎日夜7時と9時に4階のシアターでショータイム(Celebrity Show Time)がありました。
なかなか海外のエンタメに触れることもないなと思い毎日見に行きました。

ショーの内容としては、音楽・ミュージカル・コメディーなど様々。
さすがセレブリティークルーズで催されるショーなだけあって、どれも素晴らしい内容でした。

しかし我々がその中で感じたこととしては、
まず、乗船している方の大多数は、アメリカ・カナダ・イギリスの方なので当たり前にショーは全て英語。そして、セレブリティークルーズは乗船している方の多くが60歳以上で、ショーの中で出てくる音楽などは、その方達をターゲットとしていました。私たちには馴染みがない曲ばかりで難しい。

5日目には、コメディーショーでこれがまた難しかったのです。
私たちも多少の英語は聞き取れる方だと感じていましたが、このコメディーショーの話すスピードはとても早く、また海外のお笑いというか、ギャグの部分をつかみ取るのが難しかったです。
周りのマダム達は大爆笑の中、私たちはポカーンっとしてしまっていました。
まだまだ英語を学ぶ必要があるなと。海外のこういう内容がしっかり分かるようにしたいなと。

ショー

・ジム、サウナ

船内で優雅な生活をして、ご飯も好きなだけ食べていたら体が怠けてしまうと思い、私たちはほぼ毎日ジムに行きました。
ジムではランニングマシンで30分ほど走り、その後筋トレをし、終わったらそのままサウナに行くというルーティン。
夕方の4時ごろから、ジムに行きサウナまで終わってシャワーを浴びて、7時からのショーを見に行くというのが毎日の流れでした。

ランニングマシンで、ランニングしていると海の中で何か動いているものを発見。なんとイルカの群れを見ることができました。
残念ながら写真に撮れたのは、この微妙な尾ビレのみ。

イルカの尾ビレ

ジムは利用者も多く、皆さん健康的に過ごしているのだと感じました。
サウナも同じく利用者が多く、サウナ内での他の国の方達と少しお話する時間はなかなか楽しかったですね。
サウナで出会ってからは、船内ですれ違う時は挨拶したり、少しお話ししたり。サウナきっかけで仲良くなれるのも良いですよね。

・カードルーム

こちらには、トランプカードや各種カードゲーム、ボードゲーム、パズルが備え付けられていました。
せっかく時間があるのでと、今までの人生の中でもやった記憶のないジグソーパズルに挑んでみました。そのパズルのピース数は500ピース。

朝ごはんを食べてから何気なく始めて、そのまま昼がすぎて・・
途中から、周りのマダムたちも数人、助けてあげるわ!っと自然と仲間に加わりました。
そしてなんとか晩御飯前には完成させることができました。
なんという達成感でしょう!!苦労して達成できる喜びは良いですよね。
(もうしばらくパズルはやらなくていいや。)

パズル完成

・時差について

出発地のマイアミと、到着地のリスボンには時差が5時間あります。
これをどのように調整するのか最初は疑問に思っていました。

すると、3日目の朝になると船内時計が1時間早まりました。
「なるほど、このように徐々に時間を早めていくのだと。」

この後も、2〜3日ごとに1時間早まり5時間の時差を調整しました。
(時差の発生する日は、アプリで確認や、ディナーやショーの時に翌日の情報を教えてくれます。)

時間調整の日は朝起きると1時間早まっており、1日が23時間となるので何か損した気持ちになりました。

6.寄港地での過ごし方

クルーズ船で港に着くと、現地で参加できるアクティビティツアーが準備されています。これらのツアーは追加費用が必要です。なので、寄港地についた際は、クルーズ会社経由でアクティビティに参加するもよし、個人で手配するもよし、アクティビティ無しでゆっくりするもよし、時間の過ごし方は様々です。
 
今回のクルーズでは以下の3箇所に寄港しました。
・バミューダ諸島(King’s Wharf,Bermuda)
・ポンタ・デルガーダ(Ponta Delgada,Portugal)
・ポルト(Leixoes,Portugal)
 
どこの寄港地でも同じだったのですが、下船するときにゲートで船内のカードをスキャンし、それだけで下船手続きは完了です。
観光してきた後に再び乗船する際は、港のターミナルでカードと身分証明書(パスポート)のチェクがあり、そこを通過しフェリーに乗り込みます。
その後は、下船時と同じようにカードをスキャンし、セキュリティチェックを通過すると船内に戻ることができます。
 
寄港地での下船・乗船のプロセスはとても効率化されておりスムーズに行き来することができました。

・バミューダ諸島(King’s Wharf,Bermuda)

バミューダ諸島には乗船4日目に寄港しました。
朝の8時に船が到着し、そこから8時半過ぎには下船が開始しました。

船内でも申し込みのできるツアーがあるのですが、基本的にはお安くないので自分たちで散策をすることにしました。天気にも恵まれ、島から眺める海はとても透き通っていて綺麗でした。

私たちは港から歩ける距離の散策しかしていませんが、大多数はダウンタウンのある、ハミルトン(Hamilton)まで、フェリーで往復していました。
ハミルトンに行った方に後から聞いた話ですが、下船したのが日曜日で、ダウンタウンまで行っても全然お店が空いてなかったそうです。「港の近くを散策するだけで十分だったよ」とおっしゃっていました。
海外の日曜日は、お休みの店が多いので要注意ですね。

バミューダ諸島の海
めっちゃ透き通っている
綺麗だな〜

港の近くには、お土産屋さんもいくつかあります。
私たちは、各地から日本にポストカードを送っているので、バミューダでもポストカードを購入し、お土産屋さんで切手を買って日本へ送付しました。
どれくらいで日本に届くでしょうかね。

クルーズターミナル付近のお土産屋さん

あと、不思議なことに、ここバミューダ諸島はイギリス領なのに、通貨はUSドルでした。
イギリスよりアメリカの方が近くて、アメリカからくる人たちの方が多いんのでしょうかね。

港に戻ってくると、朝到着した時にはいなかったのですが、別のクルーズ船が一隻停泊していました。
こちらは、ノルウェージャンクルーズ(Norwegian)の船でした。
降りてくる乗客を見ていると、若い人やファミリーが多めでした。やはり、クルーズによって客層は違うようですね。

停泊中のノルウェージャンクルーズ

・ポンタ・デルガーダ(Ponta Delgada,Portugal)

ポンタ・デルガーダには乗船9日目に寄港しました。
ポンタ・デルガーダはポルトガルの島です。

ここでは、クルーズ船内で出会った日本人お二人とご一緒させてもらい、レンタカーを借りて島内を巡ることにしました。
そのうちのお一人は世界200カ国(国連加盟国+自治領含む)旅した強者でした。

借りた車は4人乗りの小型車(MT車)だったので、MT免許保持の方に運転してもらいました。

レンタカーAT車

船内で巡った箇所はこちら。

ポンタ・デルガーダの北西端近くにあるエリアこには大小いくつものカルデラ(火山活動によってできた円形の陥没地形)があり、自然観光スポットとして人気です。
カルデラに水がたまった湖が3つあり、周囲は格好のハイキングやサイクリングコースとなっています。

自力ではいけない場所を効率よくいろいろ回れたのでよかったです!

カルデラ湖

・ポルト(Leixoes,Portugal)

ポルトには乗船12日目、下船前日に寄港しました。
ポルトはポルトガル第二の都市。人気な観光地ですよね。

フェリーターミナルから中心地までは少し離れているのですが、そこはさすがクルーズ船ということで、市内までの無料送迎バスが出ていました。ありがたい。

ポルトといえば街の中心部を流れる川に架かる橋(ドン・ルイス1世橋)が有名ですよね。そこから眺める街の景色はまるで、「魔女の宅急便」の世界観のようです。実際ここはモチーフになった場所ではないと言われていますが。

ドン・ルイス1世橋からの眺め

その他にも、ポルトガル伝統の装飾タイル(アズレージョ)で彩られた建物の外壁はとても綺麗なものでした。
その中でも、一番おすすめはPorto-sao bento駅です。駅構内の壁一面にアズレージョで描かれたものはとても綺麗でした。

Porto-sao bento駅のアズレージョ


そして、ポルトガルで楽しみにしていたのは、なんといってもエッグタルト!ここポルトガルでは、パステル・デ・ナタ(PASTEL DE NATA)と言われているようです。

今回ポルトで私たちが食べたのはこちらの2箇所。

①Manteigaria
周りサクサクで中身がとろーり味わい深かったです。

Manteigaria
パステル・デ・ナタ

②Fábrica da Nata
中のカスタードがとろっとしてて美味しかったです!

Fábrica da Nata
輝いている

この後リスボンでも何店舗かで食べたのですが、一番好きだったのはこの時食べた、①のMANTEIGARIAのエッグタルトでした。
MANTEIGARIはポルトでもリスボンにも店舗があるので、ポルトガルに行った際は是非食べてみてください!

7.下船当日の流れ

下船当日の流れは、下船2日前に部屋に届く、ニュースレターで案内が来ます。その際に下船する順番のグループを確認します。
大きな荷物は、下船前日に荷物をまとめ、タグを荷物につけて外に出します。夜のうちに集荷してくれ、下船時にターミナルへ降りると、そこへ並べてくれています。

荷物タグ

下船当日。夜明け前の朝6時ごろにリスボンへ到着です。
アナウンスがあり、下船グループの順番ごとに下船していきます。
私たちは、港からの送迎を申し込んでいなかったので、港で解散でしたが、港から空港までの送迎のオプションサービスもありました。

リスボンの到着場所はこちら。

・下船時の注意事項

ここで、私たちも何も気にしていなかったのですが、クルーズ船から下船時には、パスポートを提示しての入国審査がありませんでした。おそらく、クルーズ船での手続きでヨーロッパ(シェンゲン域)への入国が完了しているものだと思っていました。

その後、しばらくヨーロッパを旅する上で問題が生じました。

簡潔に書くと、スペインのアルヘシラスから、陸路でジブラルタル(イギリス領のためシェンゲン域外)へ遊びに行こうとした際、出国ゲートで、シェンゲン領域内への入国スタンプがないとの指摘を受けました。
入国のスタンプがないと出国はできるが、次再びシェンゲンに入国する際に入れないかもと言われました。

その時は、荷物も全部スペイン側に置いてきており身軽で出国しようとしていたため、戻れなくなると困るのでジブラルタルへ行くのは諦めました。

いろいろ調べたりしましたが、同じ事象が出てこず。その後にスペインからモロッコに行く予定だったので、どうしようかと悩みましたが、そのままモロッコへ行きました。

結果・・・、何事もなく船でスペインから出国、そして再度飛行機でスペインへ入国ができました。
何事もなくてよかったー。入国弾かれたらどうしようかびびってました。

ということで、クルーズ船でシェンゲン域に入国し、その後もシェンゲン内を旅する際は、【パスポートのスタンプをもらうこと】に注意しましょう。

夜明け前のリスボン
朝日のセレブリティークルーズ

8.大西洋横断クルーズの予約方法

・今回利用した旅行代理店(CruiseCheap.com)

今回も南極の時と同様にラストミニッツのチケットを利用しました。
利用したサイトはCruiseCheap.comというサイトです。

Cruise Cheap.comのサイトはこちら。
https://www.cruisecheap.com/

「ラストミニッツ」とはその言葉の通り「最後の数分間」という意味ですが、クルーズツアーでは「売れ残りのセールチケット」を指します。
クルーズツアーは飛行機の予約と違って満室での運航を前提としているため、予約の時期が早ければ早いほど高くなります。
 
出発の1ヶ月ほど前に、サイトを見ているとちょうど良さそうなツアーがあると思い、申し込みました。

申し込みの時に気をつけないといけないことなのですが、表示価格には税金・諸経費・チップ費用が含まれていません。
私たち日本人にとってはチップは馴染みがありませんが、しっかり費用としてかかってきます。
上記を含めたトータル費用についてはこのあと紹介します。

9.今回クルーズでの費用

今回、私たちが12泊のクルーズで実際にかかった費用をご紹介します!!!
こちらの金額は、上記のラストミニッツで申し込みを行った際の金額となります。

・実際にかかった費用

それでは、早速いきますドンッ!!!

クルーズ運賃:549USドル(¥81,307)
税金・諸経費:198.53USドル(¥29,402)

クルーズ費用1人当たり747.52USドル(¥110,708)
(※クルーズ申し込み時のレート1$=¥148.1)

クルーズ船には、クルーズ運賃の他に、港湾税と政府関連諸税がかかってきます。詳しいことは省きます。

その他にも、チップの支払いが必要となります。
チップは船内で手渡しをする必要はなく、一律で1日18US$と決まっています。(この金額はクルーズ船の種類によって異なります。)

そして、こちらのチップの支払いは、クルーズ申し込み時に、先払いをすることが可能です。

チップ前払い:216USドル(¥31,990)

以上、全てを含んで、
合計費用1人当たり963.52USドル(¥142,696)となりました。

1日当たりで考えると、1日80.3US$(¥11,891)となります。

この金額で、アメリカ大陸からヨーロッパ大陸へ大陸移動もでき、預け荷物代もかからず、船内でリラックスして、美味しいご飯を食べまくり、エンターテイメントにも触れることができるなんて、なんてコスパが良いんでしょうか。

アメリカから出港時

10.まとめ

豪華客船と言われているクルーズ船に乗船したのは今回が初めてだったのですが、この優雅に時間が流れていく感じや、美味しいご飯が毎日食べ放題、部屋が毎日綺麗になるといった環境下で過ごしていると、あっという間の
12日間でした。

なんといっても、世界一周旅行中の大変なことである先の予定を考えなくても良いっていう環境で、のびのびとできたので心も体も休まりました。

今回のクルーズを終えた後に、またクルーズ船乗りたい!どこか行きたい場所のルートでクルーズ船運行していないかなと、探すことが多々あります。それくらいクルーズ船での旅は最高でした。

また、今の年齢でこのようなクルーズ旅行の世界があるのだと知ることができたのも大きな学びになりました。

クルーズ船での旅をおすすめします!
一番のおすすめは世界一周のルートにクルーズ船での大陸横断を組み込むのが最適解なのではないかと思います!

クルーズ旅最高だよ!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

良い旅を〜

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