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関西有数のパワースポット「奈良・寶山寺」でおみくじリセマラに挑んだ話

フリーランス、かつ自宅に引きこもって制作仕事をしていると、時折こんなバカデカ感情に飲み込まれることがある。

「もうやだ!モニター見たくない!家出してやる!」

ということで先日、遅めの初詣(三回目)に奈良県は生駒山 寶山寺(宝山寺)へおみくじリセマラをしに行ってきました。

お出かけ前にエネルギー補給のバナナ(ピンボケ)

おみくじリセマラとは・・・
おみくじリセットマラソンの略。大吉が出るまでおみくじを引き続けること。「運は自分で掴むもの」という固い決意の表れ。

個人的に初詣は何回でも行っていい派、かつおみくじは何回でも引いていい派なので、「凶を引いて一年の始まりをブルーに過ごすくらいなら大吉引いてハッピーに過ごそうや☆」精神で毎年おみくじに挑んでいます。

ある意味あんまり信じていません。でも「験を担ぐ」行いは大事にしています。

なぜ宝山寺に?

家から原付で山を越えて宝山寺に向かいます

宝山寺は関西でも有数のパワースポットで、撮影でお世話になっているコンサルのお姉さんに昨年オススメされました。

しかし、ここ数年、私は年始に京都の車折神社へガチお詣りをしており、「さすがにガチお詣りの二股はな〜」と思いながら、とりあえず前回分のお守りをお返ししに車折神社へ行ったんです。

そして、挨拶がてら自動販売機のおみくじを、その次に受付で販売されているおみくじを購入した結果がこちら。

1回目
2回目

2024年始まってんなあ!!!!

おそらく私の浮気心がバレたのでしょう。別れる口実を突きつけられたかのように5分のうちにダブル凶。両頬にビンタをくらった面持ちで車折神社を後にし、新たな希望を胸に抱いて、オススメされていた宝山寺でのおみくじリセマラを固く誓った次第です。

そんなこんなで自宅から原付でダラダラ走ること約1時間ちょい。

自宅でデジタルデバイス漬けになっていると、こうして原付で走っているだけでデジタルデトックスになって気持ち良いものです。

そんな清々しい気持ちとは裏腹に、家を出る頃には温かい日差しが部屋に差していたような天気も、現地に近づくにつれ太陽が厚い雲に覆われ、だんだんと崩れてきました。清々しさを越えて凍てついた空気。

そして到着、生駒山。

15:40頃なのにこの薄暗さ。冷たい風が頬をさします。

ちょっとわかりにくいですが、右側の街には日が差しています。冬の日陰は寒いんだよお。ましてやここは標高約650m。東京タワーの約2倍の高い場所。そんな場所に原付で来ちまったのか。

寒すぎたので自販機で缶コーヒーを買って、飲まずにダウンのポケットの中で手を温めました。エメマン大好き。

本来は飲食店やお土産屋さんで賑わっているだろう道も、時期外れかつ時間帯外れなこともあり、人っこ一人見当たりません。寒さに拍車がかかります。

そして・・・

宝山寺に到着

振り返ると、そこには灯籠立ち並ぶ階段が。冬の山のピンとした空気も相まって、霊験あらたかなパワーが漂っているような気がします。少しずつ気分も上がってきました。

山に構えられたお寺ということもあり、鳥居を潜った後も階段続き。

少し階段を登ると蝋燭とお線香をあげる場があったので、特に理由はありませんがやってみました。そういやお詣りの方法調べてなかった。

蝋燭とお線香の金額がそれぞれ違い、人もいないので釣り銭用の小銭が置かれていました。こういったところに、人を信じる心や地域住民のお人柄を感じますね。

それにしてもずっと人がいない。寂しい。

また階段を登り、門を潜ると大きな岩肌が見えてきました。おそらくこれが、弥勒菩薩が安置されている般若窟でしょう。写真では伝わりづらいですが、大きな存在感に自然の力を感じます。境内には少し人がいました。

さてさて、普通に観光していましたが本来のカス目的である「おみくじリセマラ」の決行に移ります。

まずはその発動条件を説明しましょう。

★発動条件は以下のいずれかを満たすこと★
①箱に手を突っ込むタイプの無人販売形式
②機械で出てくる自動販売機形式
③受付の人が「そういうノリ」に理解がある

なぜこの3つのいずれかを条件にしているかというと、単純にいい歳した大人が一人でおみくじをリセマラしているところを見られるのが恥ずかしいからです。

基本は①か②が好ましく、人伝に受け取る③のような形式でも、例えば学生さんの巫女アルバイトが販売しているような場ならある程度ノリをわかってくれたりします。(過去に友人とおみくじリセマラをして、二人同時に大吉を引いたときに一緒に拍手をしてくれた巫女さんを俺は忘れない)

逆に、条件が厳しいのは以下のような形。

受付での販売、かつ受付の人が真面目そう、もしくは「そういうノリ」がわからなそうな人

そして、宝山寺のおみくじは受付型、かつ受付は真面目そうなおじいちゃんでした。

この時点でリセマラ不可能の確定演出。

おみくじチャンスは一度きりとなりました。

文句を言っても仕方ありません。むしろ文句を言う資格など私にはないのです。

正々堂々おじいちゃんと勝負です。

決闘(デュエル)!



さ、3回目ぇ・・・。


うん。おいしい。むしろ旨みさえある展開。逆に凄い確率やし実質的にラッキーなはず。(早口)

これを引いた瞬間「絶対にnoteに書いて供養してやる」って決めました。

あと一回凶を引いて「凶四連星」を作ればぷよぷよ的に全て消えてくれないかとも考えましたが、さすがに心が折れそうなので断念。

中身も読まずに紐に縛り、お賽銭をし、護摩木を納め、一番でかいお守りを買って帰路へ。信じてないけどね。信じてないけど、一応でっかいやつ買っときました。



以上です。

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