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それでも世界は続くから#005

理由もないのに東京に行った。

年末に買ってから少し汚れ始めた白い靴

オンラインで誰とでも、いつでも、簡単に会話もできるしテキストでコミュニケーションも取れるんだけど、やっぱり温度感が伝わりづらいな、と思うことがある。

理由もなく、と言いながら、何人か話したい(話しておきべき)人が公私ともにいた。

関係性的には「お節介」なんだけど、貧乏暇ありフリーランスなのでお節介を押し付けに行った。

ユニクロのフリースで足元を囲うとかなり暖かい

プライベートで東京に行くとき、時間があるときは高速バスで行くことにしている。

昼バスで作業しながら向かう時間が好きだ。集中力が無いので、高速バスに拘束されているくらいがちょうど良い。

早速モバイルバッテリーが壊れたのでSAで買った忍者の充電ケーブル

この日の天気はおそらくこの暖冬ではかなり珍しい雪予報。

「長いトンネルを抜けると雪国だった。」を体験しながら、作業を進める指を止め、エンジン音が小さく響く車内で雪景色を眺めながら高速道路を進む。既に作業を止めている。

中間地点のSAがお気に入りで、お惣菜が手作りで美味しいだけでなく、外には足湯のコーナーもある。夏は冷房で、冬は寒気で冷えるバスでは、足湯はかなりありがたい。マジでHP回復する。

最近本当に、冷えが身体とモチベーションに影響してくるようになった。ただ、今まで適当に付き合っていた身体と向き合うことで、コントロールできることも増えてきたことが楽しい。

おにぎりがデカい

東京ではいろんな人とご飯に行ったり、サウナに行ったり、話したり、仕事をしたりした。どれも楽しい時間だったし、行って良かった。

東京には何回も行ってるけど、今回の東京はどこか、いつもと違う「東京」に感じた。し、会う人何人かにも「人が変わった」的なことを言われた。たぶん、本当に変わったんだと思う。

僕が住む大阪も十分都会なんだけど、東京にはやっぱり新しいものが集まっている気がする。だからなのか、街全体が「競争」に溢れていた。良い悪いじゃなくて、そう感じた。これまでは何かの予定のついでに街を歩いていたけど、今度はゆっくり観光でも来てみたい。

どこで食べても美味いもんは美味い
新宿に誰かのチェキが落ちていた。駅員に預けた。

1月はそんな日もあった。


東京で美味しいものをいっぱい食べた。

帰阪してから数日後に、親知らずを抜いた。

東京で緩んだ生活と、抜歯した痛みと貧血、痛み止めの薬の効果が諸々相まって、しばらく生活に気力が湧かない。

今日、ようやく口腔を縫いとどめていた糸を抜いた。


少し話が変わるけど、僕は「やる」と言ってしまうとできなくなる。

だから、最近はなるべくSNSでも「やる」と言わないようにしている。

ただ、前述した通り、最近は本当になんの気力も湧かない。

気力も湧かないし、口でも「やる」と言わない。

ご飯はもりもり食べている。

そう俺はまるで多肉植物。

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