メジャーと計算式の違い

Power BIには「列の作成」と「メジャーの作成」という機能があります。これらは何が違うんだ？と思う人が多いと思います。
PowerBIでは、取り込まれたデータに対し、計算式や条件式を追加することができます。この追加するものを「列」や「メジャー」と呼びます。列とメジャーには以下のような違いがあります。

- 計算列　テーブルに計算後の新しい列が必要というときに使います。１レコードに対する値を計算します。
- メジャー テーブルや、特定行のフィルターで、集計等を行うときについ買います。テーブル全体への計算を行います。

メジャーは集計関数を使う必要があるため、DIVIDE関数の中身でSUM関数を指定する必要がありますが、新しいメジャーは表に関して計算式を追加するので、データ列を指定するのみです。

例
利益率＝利益÷売上で計算したいとします。

データビューで、新しい列を追加して計算した場合、一見よさそうな数字ですが、レポートビューで見ると、各行の利益率が合計されてしまい、おかしい数字になっています。

レポートビューで新しいメジャーを追加して計算した場合、レポートの集計単位に合わせて、利益率が計算されるようになります。

ざっくりですが、自分の理解としては計算式は１レコードごとの計算としてテーブルの１列として追加したい場合に使い、集計単位に合わせて計算させる場合がメジャーだと感じました。ここはまだ所感のレベルです。