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『LINEツール導入』VS『LINE独自開発』メリットデメリットを徹底比較!

こんにちは、ネッコス代表の井口です!

弊社ではラインミニアプリなどの開発を行っておりますが、今回はフルスクラッチで独自開発を行ってツールにする場合と
LINE向け既存ツールを導入するケース、自分が求めているのにはどちらがあっているのか?
ツールにしてもフルスクラッチにしても、それぞれ得手不得手な部分がありまたそれを利用する理由、というものもありますよね
ケースによってどちらにどうメリットがあるのかどちらを導入する方がいいのか?

悩んでいるときにヒントになるメリットデメリットについてお話ししたいと思います!

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まずはフルスクラッチ開発について

独自開発とツールのメリットデメリット比較をする前に、簡単にフルスクラッチ開発とはなんぞや?について解説したいと思います
そんなの知ってるぜぐへへって方は読み飛ばしちゃってください

フルスクラッチとは、既存のものを一切流用せずにまったく新規に開発すること。もとは模型の分野で使われていた和製英語で、ITの分野では既存のコードを一切使わずにゼロからソフトウェアを開発することを指す。
出典元:「IT用語辞典 e-Words」

はい、というわけでいきなり解説というより答えを書いちゃっていますが自社独自のツールを作るために全く新しいものを1から作る、完全に専用ツールを作成するって感じになります
ほかにもパッケージ開発とかハーフスクラッチ開発と呼ぶある程度他で作成して使用したシステムを流用しつつ必要な部分だけ開発してつけていく形なんかもあります

LINE公式アカウントをより良く使うために

さて、いよいよ本題ですがツールの導入にしてもLIFFアプリなどの開発にしてもLINE公式アカウントの活用、もしくはよりいいサービスの提供のために導入を考えるケースが多いですよね
そのために新しい機能、新しい見せ方、新しい管理方法が必要になってくると言う形で
どうにかしようという感じで、まずはどっちを利用するか?というのを調べ始めると思うんですよね。

そして、そのタイミングは公式アカウント自体の手ごたえが上がってきたときに
さらに先に進むためにやってみたいと思うウェブマーケターの方にとって時間と手間暇をかければ何とかなりそうだけど…的な機能を
時間の代わりに費用をかけて解決したい、もしくは今後も発展させていきたいという希望というか野望のために活用していくものだと思います!

さて、その中で現状すでに機能がはっきりしていて既存の機能を追加する形か、やりたいことが優先でそれを実行するために新しい機能を開発するか、というところが『LINEツール導入』VS『LINEフルスクラッチ開発』の焦点になってくるでしょう
それでは早速それぞれのメリット・デメリットについて私の知っている範囲で解説していきたいと思います!

『LINEツール導入』のメリットデメリット

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既存のLINEツールの導入メリット、デメリットについてですが簡単には

■LINEツール導入のメリット
・新規開発の手間がなく短期間で導入できる
・イニシャルコストが抑えやすい
・やりたい事が決まっていると機能を探しやすい
・実績や実例があるのでイメージがしやすい

■LINEツール導入のデメリット
・ランニングコストが定期的にかかる
・WEBフックの設定が少なくCRM連携などで制限が多い
・ツールで出来ること以上のスケーラビリティが低い
・新規で拡張する際追加でツール導入では共存、対応できないケースがある
・セット価格の中に不要な機能も入ってしまう
・アカウント規模が上がった場合ランニングコストが増加する場合がある

こういったところがLINEツール導入のメリット、デメリットになると思います。
簡単に言えば導入までがスピーディだけど先を考えると拡張性が低い、もしくは機能追加のたびに都度費用をかけて選定しないといけないというのがわかりやすいツールのメリットデメリットになります。

『LINE独自開発』のメリットデメリット

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LINEアプリやAPIを利用したフルスクラッチ、ハーフスクラッチでの独自開発のメリット、デメリットについてですが

■LINE独自開発のメリット
・最初から必要機能を盛り込めるので長期的にみるとランニングコストを抑えていける
・多くの機能があるので必要なもの、使いたいものを好きに選んで最低限のコストで必要なものを実装できる
・スケーラビリティ対応が柔軟に行える、必要になった機能の拡充がしやすい
・CRM連携やMAツール等を内包したシステム開発ができる
・既存コンテンツを生かしたLINE内コンテンツを用意できる
・他社とサービスの差別化をすることができる

■LINEフルスクラッチ開発のデメリット
・カスタマイズされた開発が必要なので期間が多少かかる
・開発先行なので機能の盛り込み具合によってイニシャルコストは上がりやすい
・具体的な希望がないと仕様を決めるのに時間がかかる
・新規開発の場合あらかじめイメージできるデモなどがない場合がある

こういったところがLINE独自開発のメリット、デメリットになると思います

拡張性や機能選択の幅、また自由にやりたいことを目指せる分時間と費用が掛かってしまうところがまずは試してみたい、実装スピードを重視したい場合ネックになりますね

ただイニシャルの費用や優先したい機能などでフェーズを分けて対応することもできる拡張性があるので中~長期の計画には盛り込みやすく、必要なものを用意しやすくなっています

『LINEツール導入』VS『LINE独自開発』、それぞれのメリデメは折衷できる?

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例えば、すでにツールを導入していてそれをよりブラッシュアップしていきたい場合にツール側でその機能が不足しているケースでしたら
現状あるツールと連動可能なアプリ開発、といったご提案をしたり
まずはそこをフェーズ1にして先のフェーズで現在使用しているツールと同等の機能をアプリ側につける、といった形で移行を行う事もフルスクラッチ開発なら可能ですので
最終的にフルスクラッチで独自開発を行う場合それぞれのメリット・デメリットを折衷をすることもできます

特に今後長く運用を行っていきたい、よりユーザビリティやLTV、ランニングコストの肥大化などを懸念するケースでは早めに柔軟性を上げていける方が後々のコスト削減にも有用だと思います

もちろん今悩んでいてまずは機能を試したいケースであればスピーディに利用できるツールの方に軍配は上がりますので、そこはケースbyケースで柔軟に考えていくことをお勧めします

『LINEツール導入』VS『LINE独自開発』のまとめ

長々とメリットデメリットについて解説させていただきましたが、どちらも最後にまとめた事が一番だと思っています

スピーディに必要な機能を利用してみたい、イニシャルコスト面を下げて試したいケースならLINEツール導入

中長期での運用、開発や機能追加などの柔軟性を考えている、最終的なランニングコストを抑えたいケースならLINE独自開発

ただしツール導入→独自開発のケースであれば拡充は比較的可能

アカウント運用の方向性によってどういう形で機能を増やしていくのがいいか、メリットデメリットを参考に考えてみていただけると嬉しいです!

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