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AIを利用した開発の費用感公開!ChatGPT組み込みなどの開発相場最新版!

みなさんこんにちは!ネッコスの井口です!
最近はChatGPTを活用した開発の相談もたまにいただき、そしてこれからもっとそういった件は増えてくるんじゃないかなと思います。

そこで今回は、ネッコスでChatGPTなどのAIを活用した開発を行う場合にどれぐらいのものになるか、やりたい事と費用感についてザックリとですが開発相場をお伝えできればと思います!

ちなみにこの費用感はランニングを含んでおらず、APIの利用料金やその他ランニングコストについては別になっていますのでご注意ください。

ChatGPT組み込み開発:通常モデルのAPI利用

まず最初はChatGPTのモデルをそのままに組み込んで、通常のAPIを利用したシステム開発の相場観になります。

既存のシステムに組み込んでAIアシスタントにするにしても、新規でそういったサービスのためのシステムを組む場合でも、CghatGPTのAPIを組み込みする場合の費用感は

200万円~

といった相場観になります。

新規で組む場合にはそこにシステム開発費用も乗ってきます。
用途としては、簡単な受け答えができるとか自動で返答やライティングを行うなどの簡単なAIの利用法を、プロンプトをシステム上から渡して、それに追加してユーザー側から必要な追加情報を入力してもらいそれに応答するような形になると思います。

自動で口コミやレビューに返信をする、コードのチェックを行うなどのサービスへの用途が考えられます。

ChatGPT組み込み開発:カスタマイズされたモデルのAPI利用

次にファインチューニングでカスタマイズしたモデルの組み込み利用についてです。
社内利用や自動応答などをする場合にはこのケースが多いのではないかと思います。

このケースの場合はファインチューニングの費用も含めると

400万円~

といった費用感になります。

ファインチューニング用のデータ量とそれを正しく用途に合わせて引き出すための部分が大きいので、カスタマイズされたモデルについては最低限これぐらいの費用感と考えられます。

用途としてはやはり自動応答カスタマーサービスや社内業務のアシスタントサービス、CRMなどのデータ分析などすでにある自社データを利用したシステムの開発になると思います。

AI組み込み開発:専用モデルの開発

そしてAIを利用した開発の中には、専用のAIモデルを作成して開発をするケースもあります。なかなか大変なので大企業とかでなければそこまで考えないかもしれませんが、専門性が高くなればなるほど必要になります。

このケースの場合はAIモデルの開発だけで

1500万円~

という相場観になります。
もちろんそこに活用するシステムやAPIの作成などを含めると場合によっては億を超える大事業になることも考えられます。

学習させたいデータの用意から、実際の学習させてモデルを作る作業、出来上がったモデルを確認して評価する作業など数多くの工程と専門知識が必要になってきます。

それにAI学習(ディープラーニング)のためにはGPUの性能が高い特殊なPCが必要になってきます、なのでAIモデルの開発を考えている場合は、一般的なシステム開発会社ではなくAI開発に特化した専門の開発会社を選ぶべきです。

Vertex AI組み込み開発:通常モデルのAPI利用

さて、世間ではChatGPTばかりが有名ですがGoogleが提供しているVertex AIは、モデルの開発、学習からモデル利用まで一まとめにできるプラットフォームです。

さらには他のGoogleCloudサービスも連携して利用できるのでAI開発利用については今後Azureと並んで、もしくは差別化されて広がっていくんじゃないかと思います。

そのVertex AIを利用した組み込み開発の費用感については

200万円~

と既存のモデル利用で組み込みをする場合大きく変わりません。

また、同時に画像やコードなどのモデルも利用できるので、様々なアプリケーションの作成が考えられるでしょう。こういった幅広い用途でもあるため、少々開発費用については高くなってきそうです。

日本語のドキュメントも現状では不足しているのもありますしね。

Vertex AI組み込み開発:専用モデルのAPI利用

同様にVertex AIを利用して専用モデルを作成し、そこからのAPI組み込み開発については費用感はどれほどになるでしょうか?

0から専用モデルを作成するのは変わらず、ただしプラットフォームは整えられているので通常のモデル開発よりはほんの少しだけ費用が抑えられます。

1200万円~

とはいえ、やはり0からモデルを作るとなると多大な時間や費用が掛かってきます。よほどのことでなければ、ファインチューニングもしくはデータ読み込みによって活用するほうが無難だと言えます。

また、Vertex AIを利用する学習費用も必要だったりもしくは利用できる専門的な開発会社を探さなければいけなかったりといろいろと現段階では大変だと思います。

まとめ

さて、開発会社の立場としてAI、ChatGPTなどのシステム組み込みの費用感について書いてみましたが今後より多くの会社がChatGPTを組み込んだサービスなどを提供してくると思います。

国内の利用企業は7%と言われていますが、この先のAIの躍進に取り残されないようにアンテナをできるだけ張っていきたいと思います。

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